フィギュアスケート

フィギュアルール改正で男子シングルに影響大も羽生結弦は余裕

2018年6月11日

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国際スケート連盟(ISU)の総会が6月4~8日にスペインのセビリアで開催され、今秋に開幕するシーズンから適用されるフィギュアスケートのルール改正が決定した。

既に伝えられていたものもあるが、主なルール変更点は以下の通りで(2018年6月9日付毎日新聞の記事などに基づく)、特に男子シングルに与える影響が大きいとみられている。

・男子フリー・スケーティングの演技時間を現行の4分30秒から女子と同じ4分に短縮。

・男子フリーのジャンプの数を現行の8本から7本に減らす。

・ジャンプの基礎点を軒並み引き下げ(例:トリプルアクセルは8.50点から8.00点に)。

・出来栄え評価(GOE)を現行の7段階(-3~+3)から11段階(-5~+5)に増やす。(それぞれ基礎点の10%、20%、30%、40%、50%がマイナスまたはプラスされる)

・フリーのジャンプの制限について、現行の「3回転以上のジャンプを2度跳べるのは2種類まで」に、さらに「そのうち4回転ジャンプを2度跳べるのは1種類のみ」を追加。

・演技後半のジャンプの基礎点1.1倍の適用について、現行の後半全てのジャンプから、ショート・プログラムは最後の1本、フリーは最後の3本のみとする。

・コレオシークエンスの基礎点を現行の2.0点から3.0点に引き上げる。

ジャンプのルール変更は、特に4回転やトリプルアクセルといった難度の高いジャンプが重視されている男子シングルへの影響が大きく、今後はジャンプを綺麗に成功させる選手が一段と有利になる。

GOEの幅が広がったことで、たとえばトリプルアクセルは現行では最高でも基礎点+GOEで11.50点となっているが、変更後は最高で12.00点を獲得できる。

一方、ジャンプの失敗は致命的減点につながりやすくなる。たとえば、4回転で転倒すると4~5点しか獲得できなくなり、それよりも3回転で加点を得たほうが高い得点となる。

羽生結弦選手には大きな問題とならず

ソチ・平昌五輪を制覇した羽生結弦選手は、6月8日に都内で行われたJOCスポーツ賞表彰式に出席し、特別栄誉賞を受賞した。

ISUのルール改正について、羽生選手は「フリーの構成は既に練っていた。それを練り直し、完全に自分の能力を最大限に引き出せる状態で試合に臨みたい」「さらにいい質の、きれいなジャンプを目指してしっかり練習していきたい」と述べた(日刊スポーツの2018年6月9日付「羽生『フリー構成練り直し』ルール改正は問題なし」を参照)。特に不安や問題が示唆されてはいない。

羽生選手は元々ジャンプを美しく成功させて高評価を得てきたため、他の高難度4回転ジャンプへの挑戦を売りにしてきた選手に比べれば、今回のルール変更による悪影響は相対的に少ないだろうとみられていた。

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