フィギュアスケート

グランプリシリーズ出場者決定、羽生結弦はフィンランドとロシア/ フィギュアの音楽

2018年6月29日

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国際スケート連盟(ISU)が2018年6月28日に2018年(2018-2019シーズン)のISUグランプリ(GP)シリーズの出場選手を発表し、日本から派遣される選手も明らかになった(下表参照)。

ソチ・平昌五輪2連覇の羽生結弦選手は、中国大会を中国が辞退して代替開催となる第3戦のフィンランド大会(11月2~4日にヘルシンキで開催)と、第5戦のロシア大会(11月16~18日にモスクワで開催)にエントリーされた。

羽生選手はこれまでは日本大会であるNHK杯に出て集客に貢献してきた。しかし、今年はその役目を宇野昌磨選手らが継承し、羽生選手はフィンランド大会を盛り上げることになる。

宇野選手は第2戦のカナダ大会(10月26~28日にラバルで開催)とNHK杯(11月9~11日に広島県立総合体育館で開催)に出場する。

10月19~21日開催の初戦の米国大会(スケートアメリカ)には、日本男子シングルの選手はエントリーされていないが、世界王者のネイサン・チェン選手が出場する。名門イェール大学に進学した後も、学業とスケートが上手く両立できているかどうか、注目を集めそうだ。

その米国大会の女子シングルには、宮原知子、坂本香織、本田真凜という注目度の高い3選手が出場する。今春から米国に拠点を移してネイサン・チェン選手と同門になった本田選手は、ジャンプ強化など、これまでとは違った演技を見せてくれるかどうか注目されよう。

トリプルアクセルが跳べる紀平梨花選手は、今シーズンからシニアに転向するが、今のところGPシリーズとしては終盤第6戦のフランス大会にエントリーされているだけだ。NHK杯は追加の選手発表が予定されており、今のところ1試合しかエントリーされていない紀平選手、本郷理華選手、白岩優奈選手の中から出場者が決定する可能性もある。

表 2018年ISUグランプリ(GP)シリーズの日本からの出場選手(敬称略)

【米国大会】
(10月19~21日、エバレット)
男子: なし(*米国のネイサン・チェンが出場)
女子: 宮原知子、坂本花織、本田真凜

【カナダ大会】
(10月26~28日、ラバル)
男子: 宇野昌磨、友野一希
女子: 樋口新葉、松田悠良、山下真瑚

【フィンランド大会】
(11月2~4日、ヘルシンキ)
男子: 羽生結弦、田中刑事
女子: 本郷理華、坂本花織、白岩優奈

【日本大会(NHK杯)】
(11月9~11日、広島県立総合体育館)
男子: 佐藤洸彬、宇野昌磨(後日追加発表)
女子: 三原舞依、宮原知子(後日発表発表)

【ロシア大会】
(11月16~18日、モスクワ)
男子: 羽生結弦、友野一希
女子: 樋口新葉、松田悠良、山下真瑚

【フランス大会】
(11月23~25日、グルノーブル)
男子: 田中刑事(*米国のネイサン・チェンが出場)
女子: 本田真凜、紀平梨花、三原舞依

【グランプリ(GP)ファイナル】
(12月6~9日、カナダ・バンクーバー)
男女それぞれGPシリーズのポイント上位選手6名ずつ

「関ジャム 完全燃SHOW」でフィギュアスケートの音楽を特集

6月24日放送のテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」で、フィギュアスケートにおける音楽についての特集「ジャンプだけじゃない!フィギュアスケートを音楽の面から徹底解剖!」があり、元日本代表選手の本田武史、村上佳菜子、小塚孝彦3氏がゲスト出演して、なかなか興味深いトーク・解説を展開した。

フィギュアスケート選手にとって重要な選曲は、(1) オペラ・映画・バレエ音楽のような既にストーリーがあるものから選ぶか、(2) 一般的なクラシックやジャズのように特にストーリーがない音楽を選んで自分で(もしくは振付師が)イメージを創っていくか、の2つに大別されるそうだ。

(1)は表現しやすいが、審査員から共感を得られないリスクもあるから、諸刃の剣とのことだ。

音楽のメロディーの動きやリズムに合わせた体の動きを入れることが解説された。バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔氏のステップの映像が例として示された。

また、小塚氏が2008年GPファイナルで2位の快挙を成し遂げた時に使用した5拍子のジャズの名曲「Take Five」(振付:佐藤有香)の振付で、5拍子の頭にアクセントを付け、しばらくするとアクセントのパターンを変えてみたりしていたことなどが改めて映像と共に解説された。

現役選手としては、羽生結弦選手のプログラムの音楽表現の素晴らしさが指摘されていた。

羽生選手の場合は、ステップからジャンプの構えがほとんどないまま自然の流れの中でのジャンプ、しかも高難度ジャンプを跳ぶことがよく知られている。番組では、羽生選手の平昌五輪のフリー・スケーティングのプログラムだった「SEIMEI」の実際の演技の映像を見ながら、自然な流れを維持したままのジャンプの入り方が検証されていた。

なお、元選手たちは一様に、試合の本番直前に聴く音楽に、自分のプログラム使用曲は避けると言った。失敗するイメージが浮かんでくると困るからだそうだ。

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