※本ページにはプロモーションが含まれます。

岐路に立つSexy Zone―『麒麟の子/Honey Honey』初日初週1位も環境は厳しい、佐藤勝利『いろいろあった』

2019年10月23日

（目次）・TOP
・松島聡の活動休止で松島ファンの購入見送りの可能性
・シングルリリースは11カ月ぶり、佐藤勝利『いろいろあった』
・キャラかぶりのKing & Princeにファンが流れた可能性、Jr.にもライバルが
・商品情報

Sexy Zoneの2019年10月23日（水）発売の両A面シングル「麒麟の子/Honey Honey」のフラゲ日・10月21日（月）の売上はオリコン調べで6万2,803枚で、デイリーシングルランキングで初登場1位を獲得した。ちなみに、2位はAAAの「BAD LOVE」の1万2,213枚だった。

ただし、通常は水曜日発売のCDの場合、フラゲ日は前日の火曜日に設定されるはずだが、今回は天皇陛下の即位礼正殿の儀で22日（火）が今年限りの国民の祝日となり、しかも首都圏は交通規制が敷かれたりしたせいか、一部の出荷が前倒しされた模様だ。

本来のフラゲ日である22日（火）の「麒麟の子/Honey Honey」の売上は4万4,260枚で、この日もデイリーシングルランキング1位だった。ちなみに、この日の2位はLDHのBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの「44RAIDERS」の2万6,669枚だった（前日は5位）。

「麒麟の子/Honey Honey」の初日売上の6万2,803枚だけを見ると、同じ3種販売だった2018年12月5日発売の前作「カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS」の9万9,606枚から大幅減で、2017年3月発売の「ROCK THA TOWN」以来の低水準だった。

異例の国民の祝日と交通規制の影響で、本来のフラゲ日の出荷が21日（月）と22日（火）に分散したと推定すれば、2日間の合計では10万7,063枚で、前作「カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS」のフラゲ日の9万9,606枚を小幅ながら上回った。

[追記] 「麒麟の子/Honey Honey」の初週売上はオリコン調べで16.0万枚で、週間シングルランキングで初登場1位を獲得した。デビューから17作連続の1位だ。しかし、前作「カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS」の初週売上の16万5,444枚を小幅ながら下回った。

また、後からデビューしたジャニーズWESTの10月9日発売の「Big Shot!!」の初週売上の16.7万枚に、及ばなかった。

Sexy Zoneの前作前作「カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS」は、人気上昇中だった名古屋アイドル・祭nine.の「がってんShake!」に初日に僅差で負けてデイリー2位発進となり、危機感を持ったSexy Zoneファンが購入に動いて週間1位を確保した。

しかし、今作は初日から2位との差が大きかったから、Sexy Zoneファンが危機感を持たず、週後半に売上が伸び悩んだのかもしれない。

松島聡の活動休止で松島ファンの購入見送りの可能性

Sexy Zoneをめぐる環境は楽観できるものではなく、むしろやや厳しい。CD売上にマイナスになりかねない要因の一つは、パニック障害で活動休止した松島聡のファンが購入をやめる可能性だ。

松島聡は前作「カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS」のレコーディングに参加し、発売日直前の2018年11月28日に活動休止を発表した。

今作「麒麟の子/Honey Honey」は松島不在の4人体制の作品だ。グループとして箱押ししているファンなら、5人が4人になっても関係ない。しかし、多くのファンは、"自担"（自分の推しメンバー）がレコーディング、映像、ジャケット写真のいずれにも参加していないCDを、買う気はないとみられる。

シングルリリースは11カ月ぶり、佐藤勝利『いろいろあった』

Sexy Zoneの佐藤勝利は2019年10月22日の初単独主演映画「ブラック校則」の完成披露舞台挨拶で、シングルリリースが11カ月ぶりと間隔が開いたことについて、「11カ月ぶり…いろいろあったグループですからね…」「いろいろあったんですけどね。応援してくれている人がいるから、ここまでやって来れた」と語った（スポニチアネックスの2019年10月22日付「佐藤勝利　セクゾ11カ月ぶりシングルに感慨『いろいろあった…』」を参照）。

Sexy Soneは2015年末に「カラフルEyes」で（3人から）5人体制に戻って以来、5～8カ月間隔でシングルをリリースしてきた。ベテラングループは別として、若手グループのシングルリリースが約1年開いてしまうと、事務所が力を入れなくなったか、グループ内に問題が生じたか、勘ぐってしまう。

佐藤が「いろいろ」と漏らしたことで、もしかしたらグループ内に松島聡の活動休止以外にも何か苦境があったのだろうか、というニュアンスが感じられた。未確認だが、マリウス葉がアイドル業をやめたいと言い出したという推測もネットに出ていた。

キャラかぶりのKing & Princeにファンが流れた可能性、Jr.にもライバルが

松島聡不在以上にSexy Zoneの逆風となりかねないのが、2018年5月にデビューした同じイケメン王道アイドル路線の後輩King & Princeに、若い女の子のファンを奪われつつあるとみられることだ。

つまり、ジャニーズ好きな若い女の子のファンを、ジャニーズ内の似たようなキャラのグループが奪い合う可能性だ。しかも、ライバルはキンプリだけではない。

次にジャニーズからのデビューが決定しているSnow ManとSixTONESはSexy Zoneとタイプが異なるため、Sexy Zoneからファンがスノ・ストにシフトする可能性は低い。

しかし、その後デビューが予想されるグループの中には、王道の美少年や、関西系だがビジュアルが王道のなにわ男子など、Sexy Zoneを脅かしかねない若手グループもいる。

Sexy Zoneがグループとしてキャラ立ちして、アイデンティティーを打ち出して行くことが急務だ。あるいは、メンバー個人が大ブレイクして、その人気をグループに還元するという方法もある。

Sexy Zoneは重大な岐路に差し掛かっているとみられる。

商品情報

Sexy Zone 最新商品・おすすめ商品はこちら

ジャニーズ登場雑誌最新情報はこちら

Sexy Zone 最新商品・おすすめ商品はこちら

ジャニーズ登場雑誌最新情報はこちら

-timelesz /中島健人/ Sexy Zone
-Sexy Zone, Sexy Zone CD売上, Sexy Zone 麒麟の子オリコン, Sexy Zone 麒麟の子売上, マリウス葉, 中島健人, 佐藤勝利, 松島聡, 菊池風磨

: timelesz /中島健人/ Sexy Zone

中島健人がSexy Zoneから卒業を発表、事務所には残留―予兆みたいなものはあった

（目次）・TOP ・中島健人がいずれアイドルグループ・Sexy Zoneを離れるかもしれないと予感させる出来事があった・グループ脱退後も事務所にとどまるという選択はやや意外旧ジャニーズ事務所の現・ ...