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ジャニーズがヨントン?の報に一部ジャニオタが怒る、実はヨントンでなく音声のみで発言は指名制

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ヨントン(顔が見えるビデオ通話)ではなく音声のみのトーク、発言できるファンは指名制
一部ジャニオタが怒っているのは、顔が見えないからではなく『雲の上の存在』を望むから
音声サービス実施の必要性が高いのはCDが売れていないグループ、失言で炎上のリスクも

ジャニーズ事務所がついに、K-POPアイドルなどでお馴染みのいわゆる「ヨントン」(ヨンサントンファ=映像通話。つまりファンとの個別ビデオ通話の類)を開始するらしいとの情報が、2022年1月22日午後にSNSを駆け巡った。ところが、一部ジャニオタがこれを歓迎せず、むしろSNSに怒りの書き込みをする事態となっている。

ヨントン(顔が見えるビデオ通話)ではなく音声のみのトーク、発言できるファンは指名制

筆者が今回の動きに気づいたのは、ツイッターで「ジャニーズ」「ヨントン」などがトレンド入りしたからだ。

SNSを見渡すと、事の発端は、2022年1月22日の午後に、TOKIOのファンクラブ会員宛てに「『Johnny’s Family Voice』参加者募集のお知らせ」と題する通知が配布されたことだった。

どうやら、「Johnny’s Family Voice」はジャニーズの所属アーティストとファンの声をオンラインで繋ぐ音声コミュニケーションサービスで、ジャニーズ・アーティストの生の声をリアルタイムで聴けるのみならず、トーク中に挙手している人をジャニーズ・アーティストが指名して直接会話できる機会もあるという。まずは、テスト運用をTOKIOの城島茂が行うとのことだ。

ここで注意したいのは、このサービスは「音声」と言っていて、生の姿が見られるとはひと言も述べていないことだ。つまり、今回ジャニーズが導入を目指しているサービスは「ヨントン」ではない。「ヨントン」はビデオ通話もしくはオンライン会議方式だから、互いのリアルタイムの声が聴け、会話できるだけでなく、顔も見られるのが必須条件だ。

ちなみに、「ヨントン」は、多くのK-POP系アイドルが握手会やハイタッチ会がコロナ禍で実施できなくなったため、代替手段として導入したものだ。ただし、世界的スターになったBTSは行っていない。日本では、非K-POP系ボーイズグループのBE:FIRSTなども、CDの(抽選)特典として実施している。

ヨントン人気は、声だけでなく顔が見られるからこそだ。数十秒の短い制限時間の中とは言え、1対1の会話ができるし、予めメッセージを書き込んだボードやスローガンの類を手に掲げて、画面の向こうの大好きな"推し"に見せるなど、いろんな工夫もできる。中には"推し"に面と向かって、無理な要求をする困ったファンもいるらしいが・・・。

今回ジャニーズが手掛けようとしているのは音声サービスのみなので、「ヨントン」ではなく、ツイッターの「スペース」機能に近い仕組みのようだ。ツイッターの「スペース」は、電話会議みたいなもので、主宰者が指名したスピーカーもトーク・セッションで話すことができるが、その他の参加者は聴くだけだ。

スピーカーとして指名されるファンがその場で無作為に選ばれる可能性もあるが、予め運営(事務所)が事前にチェックして、問題なしとして選んだFC会員に限定される可能性のほうが高いような気もする。

一部ジャニオタが怒っているのは、顔が見えないからではなく『雲の上の存在』を望むから

自担の顔が見えないのは残念だが、音声のみのリアルタイムのトーク・セッションに参加できるだけでも、ファンなら嬉しいはずだ。しかし、何故か今回の音声コミュニケーション・サービスに関しては、歓迎でなく怒りのコメントをSNSに書き込んでいるジャニオタが結構いる。しかも怒りの理由は、顔が見えないことに対してではない。

たとえば、「ジャニーズにヨントンはいらないです」「ジャニーズは雲の上の存在でいてください」「ヨントンよりもサブスク解禁してほしい」といった書き込みが目立つ。

「雲の上の存在」でいてほしいとの考え方は、おそらく若年層よりもベテランのジャニーズグループの長年のファンに多いのではないか。

たとえば、10代のなにわ男子ファンとかだと、周囲のK-POPファンの子はヨントン慣れしているから、自分がなにわ男子のメンバーと話せるなら、是非参加したいと思う人が多いのではないか。

音声サービス実施の必要性が高いのはCDが売れていないグループ、失言で炎上のリスクも

ただ、今回の音声サービスが、ジャニーズの若手グループがコロナ禍前にCD販促のための特典として行っていたハイタッチ会(King & Princeもデビューシングル発売時に実施した)の代替手段であるならば、CDが爆売れしているグループは、わざわざ音声サービスを実施する必要はないだろう。

そうなると、音声サービスを実施する必要性が高いのは、CDの売上が低迷もしくは減少傾向にあるグループか、TOKIOのようにコンサートでファンと対面する機会がないグループだろう。

なお、K-POP男性アイドルの例では、握手会・ハイタッチ会同様に、ヨントンの抽選招待の場合も、オバサンは落選しやすく、若い子が当選しやすいとみられている。

相手の顔を自分が見ることができるだけでなく、自分の顔も相手に見られるヨントン(ビデオ通話)では、自分の顔を見て自担が話す意欲をなくす可能性だってあるのだ。だから、音声のみだと物足りない反面、自分の顔が見られずに済むことでプレッシャーを感じずに済む人もいるだろう。

ジャニーズ側も、リアルタイムの音声サービスを実施すれば、参加したファンが絶対喜ぶと思うのは早計だ。長丁場のトーク・セッションになればなるほど、アーティスト側も指名されて発言するファンの側も、失言が出やすくなり、炎上の原因になりかねない点は注意を要する。



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