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・企業の論理でJr.リストラ、22歳なら再出発が十分可能/ 辞めジャニに圧力なしで温かく見守るべき
・デビュー適齢期は22~23歳くらいがギリギリとの業界認識が強まる
・アイドル35歳卒業制度も考えてみては?
ジャニーズ事務所は企業サイト「Johnny & Associates」に2021年1月16日付けで掲載した「ジャニーズJr.制度改定に関するご報告」で、満22歳到達後のジャニーズJr.が最初の3月31日までに、活動継続について事務所と合意に至らない場合は、ジャニーズJr.の活動を同日をもって終了する、という新制度を2023年3月31日より適用する、と告知した。
この適用開始日まであと2年と2カ月半だから、今年(2021年)3月31日までに20歳かそれ以上の年齢になる者が該当する。しかし、適用開始日に22歳以上のメンバーが所属するグループおよび一部の個人については、既にジャニーズJr.活動継続について会社と合意しているという。
ジャニーズ事務は「新たな年齢制限に関わる制度を導入したことにより、不本意ながらジャニーズJr.としての活動を継続することが叶わないメンバーが出てくる可能性があります」と明言している。つまり、本人が継続を望んでも、クビになってしまうケースもあるということだ。
企業の論理でJr.リストラ、22歳なら再出発が十分可能/ 辞めジャニに圧力なしで温かく見守るべき
この制度は、ジャニーズ事務所としては、将来アイドル・タレントとしてデビューして売れそうなJr.だけをキープしたいという、企業の論理で導入されたものだろう。
しかし、残念ながらクビになってしまうジャニーズJr.の立場から見れば、22歳という、世間一般で4年生大学を現役で卒業する年齢で別の分野で再出発できることは、不幸中の幸いだ。年齢がそれよりずっと高ければ、放り出されても新たな分野でのやり直しがきかない場合も考えられるからだ。
もちろん、ジャニーズとしては、クビにしたジャニーズJr.たちが、他の事務所からアイドル・デビューしようが、俳優やタレントとしてテレビ番組に出ようが、圧力をかけるようなことがあってはならないし、温かく見守るべきだ。
デビュー適齢期は22~23歳くらいがギリギリとの業界認識が強まる
一方で、他の事務所も含め、男性アイドル業界にとっては、「22~23歳くらい」がデビューのカド番近辺、という認識が強まりそうだ。
もちろん、K-POPの人気男性アイドルたちは、大体20歳前後までにデビューしているケースが多いから、デビューはフレッシュに見えるほうがいい、だから22~23歳くらいでギリギリかも、という印象はあった。それでも、日本では兵役制度がないから、25歳くらいのデビューでもカッコいいなら全然平気、との見方もある。
だからこそ、長年日本の男性アイドル業界で支配的地位を維持してきたジャニーズが事実上の「ジャニーズJr. 22歳卒業」制度を導入するとの報は衝撃だった。
ジャニーズJr.に限らず、アイドルを目指して歌やダンスの練習に励んでいるうちに20歳をすぎた男性には、かなりのプレッシャーになりそうだ。
アイドル35歳卒業制度も考えてみては?
こうして、ジャニーズJr.の22歳卒業制度を導入するのであれば、ついでにアイドルも原則35歳で卒業、みたいな制度も考えてはどうか?
嵐が30代後半でトップアイドルのまま活動休止という道を選んだのを見て思ったのは、落ちぶれてからではなく、人気があるうちにカッコよくアイドルをやめて、俳優業やMC業などのセカンド・ステージにスムーズに移行できるようにすることの大切さだ。
結婚して家庭を持つことも、アイドルでなければそれほど難しくはなくなるだろう。
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