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・注意事項―調査サンプル数『3万人』はある程度の信ぴょう性あり、ただし時系列分析(前回との比較)には不十分と思う
・Snow Manは今回も断トツ1位、しかも2位のSixTONESとの差が非常に大きい
・前回からファン数が増えたのはSnow Manなど4組、減ったのはNumber_iとtimelesz、キンプリは横ばい圏内
・ファンが増えた4組それぞれの理由を考える―Snow Man、SixTONES、嵐、なにわ男子
・キンプリのファン数は横ばい圏内
・ timelesz―ファン数は小幅減、オーディション・バブルの一巡は予想の範囲内
・ Number_iのファン減少は当たっていると思う―アイドル性を捨てアーティスト性を貫く姿勢について行けないファンが出た
発売中の「日経エンタテインメント!」2026年4月号に掲載された全ジャンルの推しファン数(サンプル調査に基づく推定値)TOP100ランキングのうち、STARTO ENTERTAINMENTとTOBE所属の男性アイドルグループ(または男性ダンス&ボーカルグループ)を抽出したところ、全部で7グループあった。
断トツ1位だったのはSnow Manで、2位はSixTONESだった。この1・2位は前回(2025年10月号掲載)と同じだが、1位のSnow Manと2位のSixTONESの差は非常に大きい。なお、K-POPグループを中心に、男性アイドルグループ全体のファン数ランキング(TOP9)について書いたコメントは、別サイトの記事を参照されたい(2026年4月2日付「男性アイドルグループ日本ファン数TOP9―K-POPはBTSとStray Kidsのみ(日経エンタ2026年4月号)」)。
注意事項―調査サンプル数『3万人』はある程度の信ぴょう性あり、ただし時系列分析(前回との比較)には不十分と思う
まず、「日経エンタテインメント!」で特集されている推しファン数調査について述べておくと、GEM Partnersが毎月実施している全国の13~69歳の3万人を対象とする調査の結果の6回の平均値に基づいたファン数推定値となっている。
この3万人というサンプル数は、テレビ番組の視聴率調査(ビデオリサーチ関東地区で2,700世帯)に比べるとはるかに多く、ある程度の信ぴょう性は確保されている。
ただし、筆者がこの調査結果に基づいて時系列分析をしたところ、これは本当かな?と若干の不安を感じざるをえなかった。日本の人口のうち、13~69歳は8,000万人~8,500万人で、そのうち毎回異なる3万人というサンプルで調査を行っても、完璧には程遠いと思う。
筆者の個人的な印象だが、おそらくランキングの順位は概ね信頼できると思うが、細かい端数はアテにならないし、小幅変動の場合は時系列の(前回との)比較が正確にできるとは思えない。なので、前回との比較はあくまでも参考程度にとどめ、すべてうのみにしないで頂きたい。
以上の点に留意した上で、以下をお読み頂ければ幸いだ。
Snow Manは今回も断トツ1位、しかも2位のSixTONESとの差が非常に大きい
なお、今回(2025年8月~2026年1月調査)は全ジャンルのTOP100までしか公表されず、男性アイドルおよび男性ダンス&ボーカルグループでランクインが判明したのは9組で、うちSTARTO ENTERTAINMENT勢が6組、TOBEが1組(Number_i)、K-POP勢が2組だった(BTSおよびStray Kids)。
前回(2025年2~7月調査)は全ジャンルのTOP300まで公表されていて、男性アイドルおよび男性ダンス&ボーカルグループでランクインが判明したのは34組で、うちSTARTO勢が17組(個人4名を含む)、TOBEが3組(Number_i、平野紫耀、IMP.)だった。
2025年8月~2026年1月の毎月の調査6回の平均値に基づく今回の結果では、男性アイドルグループの推定ファン数の1位は、またしてもSnow Manだった。2位がSixTONESというのも、前回と同じだ。
しかし、1位と2位のファン数には非常に大きな差がある。1位のSnow Manの推定ファン数は106.0万人で、2位のSixTONESの44.7万人の約2.4倍だ。はっきり言って、日本の男性アイドル業界で、Snow Manが1強と言ってもおかしくない大差だ。
3位は嵐の29.9万人だった。2位と3位の差は14.8万人で、かなり開いているが。3位の嵐と4位のtimeleszの26.3万人との差は3.6万人と、狭くなっている。さらに僅差で、5位になにわ男子(25.6万人)がつけている。
そこからかなり差があって、6位のKing & Princeが14.7万人、7位のTOBE所属のNumber_iが14.1万人と、ほぼ並んでいる。
前回からファン数が増えたのはSnow Manなど4組、減ったのはNumber_iとtimelesz、キンプリは横ばい圏内
上述の注意点で、このデータは時系列分析(前回との比較)には不十分と断ったが、細かい数字はアテにならないものの、方向はたぶん合っていると思われるので、参考までに、一応前回との比較をしてみよう。数字はうのみにせず、方向だけ見て頂きたい。
前回(2025年2~7月調査)からファン数が増えているのが、Snow Man(94.7万人→106.0万人)、SixTONES(36.9万人→44.7万人)、嵐(27.5万人→29.9万人)、なにわ男子(23.6万人→25.6万人)の4組だ。
一方、ファン数が減ったのはNumber_iで(18.4万人→14.1万人)、小幅ながら減少したのはtimeleszで(27.9万人→26.3万人)、King & Princeは微減だが横ばいの範囲内(15.0万人→14.7万人)だった。
ファンが増えた4組それぞれの理由を考える―Snow Man、SixTONES、嵐、なにわ男子
ファンが増えたSTARTOの4組について、増加の理由を推測してみると、まず、Snow Manは大人気グループの名声が好循環を呼んでいると思われる。
SixTONESは、フェスや「NHK紅白歌合戦」出場がプラスに働いた可能性がある。
嵐は活動再開して最後のコンサート・ツアーを行うと告知したことで、ファンが戻って来たと思われる。
なにわ男子は正直、正確なところは分からないが、熱愛報道への嫌気が一巡したことと、メンバーの個人活動が目覚ましいことが、理由かもしれない。
キンプリのファン数は横ばい圏内
King & Princeについては、微減だが横ばい圏内(15.0万人→14.7万人)であり、メンバーが5人から2人に減って2年半以上経過しても、離脱するファンがほとんどいないことは、シンプルに凄いことだと思う。これまでのところ、事務所からも2人はかなり推されているほうだと思う。
timelesz―ファン数は小幅減、オーディション・バブルの一巡は予想の範囲内
timeleszは、2025年に大人気オーディション番組「タイプロ」(timelesz project -AUDITION-)を経て追加メンバー5人が加わって猛烈に勢いが増したが、今回の調査期間の2025年8月~2026年1月には、オーディション・バブルが一巡したとみられる。
これは、大人気オーディション番組で誕生した、もしくは新メンバーを追加したアイドルグループにはよくあることで、驚くに値しない。世の中には、オーディション番組は大好きだが、無事デビューすると関心が薄れて、新たなオーディション番組に関心が移るタイプの人間が確実にいる。
timeleszの原メンバー3人(菊池風磨、佐藤勝利、松島聡)も、彼らの発言内容から、オーディション・バブルが弾けることを予想していたのは明らかで、衝撃ということはないはずだ。また、ファン数が減少といっても小幅にとどまっているので、むしろよく持ちこたえているとも言える。
メンバーは、バブル終了後が踏ん張り時と理解して頑張っている。幸い、レギュラー番組も増えて、露出はかなりの高水準をキープしているので、特に心配する必要もないだろう。
Number_iのファン減少は当たっていると思う―アイドル性を捨てアーティスト性を貫く姿勢について行けないファンが出た
この調査通り、Number_iのファン数が減った(18.4万人→14.1万人)とすれば、それはCD初週売上の減少と整合的なので、残念だが、たぶん当たっていると思う。理由は、アーティスト性にこだわってアイドル性を捨てたことで、ついて行けないファンが出たことと、テレビ番組などのメディア露出が少ないことだと思う。
ただ、自分たちの路線について行けない旧ジャニーズ時代からのファンがいることは、Number_iの3人は分かっていたと思う。その上で、アイドルらしい活動を再開するのではなく、アーティスト路線を貫くことを選択したのも彼らだ。
Number_iはTOBEの断トツの看板グループであるため、Number_iの勢いがちょっとでも弱まると、TOBE全体の勢いが弱まるように見えてしまうのが、心配だ。滝沢社長には、若手グループをどんどんゴリ押しして盛り上げて頂きたいところだ。
図表1 STARTO ENTERTAINMENTとTOBEの男性アイドルおよびダンス&ボーカルグループの推定ファン数ランキングTOP7(2025年8月~2026年1月の6カ月の月次調査平均値)
1 Snow Man 106.0
2 SixTONES 44.7
3 嵐 29.9
4 timelesz 26.3
5 なにわ男子 25.6
6 King & Prince 14.7
7 Number_i 14.1
出所: GEM Partner調査に基づく「日経エンタテインメント!」2026年4月号の記事
図表2 参考: 前回調査結果―STARTO ENTERTAINMENTとTOBEの男性アイドルおよびダンス&ボーカルグループの推定ファン数ランキングTOP20(2025年1月~7月の6カ月の月次調査平均値)
1 Snow Man 94.7
2 SixTONES 36.9
3 timelesz 27.9
4 嵐 27.5
5 なにわ男子 23.6
6 Number_i 18.4
7 King & Prince 15.0
8 目黒蓮(Snow Man) 12.0
9 Aぇ!group 11.4
10 Hey! Say! JUMP 10.8
11 WEST. 10.7
12 Travis Japan 9.8
13 SUPER EIGHT 8.8
14 平野紫耀(Number_i) 7.9
15 山田涼介(Hey!Say! JUMP) 6.5
16 Kis-My-Ft2 6.0
17 二宮和也(嵐) 5.8
18 IMP. 5.5
19 DOMOTO(旧KinKi Kids) 5.2
20 木村拓哉 5.0
出所: GEM Partner調査に基づく「日経エンタテインメント!」2025年10月号の記事
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