Travis Japan

Travis Japanの“世界デビュー”は何をもって成功と言えるのか? 主要チャートの目安は?

2022年10月21日

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大成功―米国Billboard Hot 100にチャートインすれば素晴らしい
かなりの成功―Billboard Global 200チャートイン/ iTunesで日本1位、外国50位以内
より現実的には、日本のチャートで上位ランクインが必要―Billboard Japan Hot 100は5位以内を目指せ
成功―ダウンロード・ランキングは1位を狙うしかない、ストリーミングは5~10位以内を目指す
MV再生回数―公開後24時間で100万回超、1週間で1,000万回超を目指せ

ジャニーズJr.の7人組ユニットのTravis Japanが、1stデジタルシングル「JUST DANCE!」を日本時間の2022年10月28日(金)13時(米国東部時間0時、米国西海岸時間の10月27日21時)にリリースして“世界デビュー”を果たす。

では、何をもってこの“世界デビュー”は成功と言えるのだろうか?

実は、ジャニーズには日本以外の国でデビューを飾った先輩がいる。NEWSの派生ボーカルユニットだったテゴマス(増田貴久と手越祐也のデュオ)だ。2006年11月15日にスウェーデンでTegomass名義でシングル「Miso Soup」を発売してから、日本で2006年12月20日に「テゴマス」として1stシングル「ミソスープ」でデビューした。

スウェーデンでは現地のメディアの取材を受け、イベントで500人を動員したと報じられたが、率直に言って、現地でのデビューシングルがヒットした形跡は全くない。

ならば、Travis Japanは、アメリカから全世界に1stデジタルシングル「JUST DANCE!」をリリースして、現地のテレビを含むメディアに出演して、現地のイベントで(日本からツアーで行くファンも含め)数百人以上集客できれば、楽曲が全くヒットしなくても、デビューは成功と言っていいのだろうか? その場合も、おそらくジャニーズ御用メディアは、成功として報じてくれるだろう。

だが、音楽ファンは冷静に、彼らのデビュー曲「JUST DANCE!」がヒットするかどうかを見ている。Travis Japanが音楽ファンに「Travis Japanのデビュー、コケちゃったね」と言われず、「Travis Japanのデビュー、成功したね」と言われるためには、やはりある程度の数字の実績が必要だ。

アイドルであることを加味しても、「成功」とのコンセンサスを得るためには、たとえば以下のチャートの目安をクリアすることが必要だろう。

大成功―米国Billboard Hot 100にチャートインすれば素晴らしい

米ビルボードの米国でのメイン・シングル・チャートはBillboard Hot 100だ。シングルと言うと、今や米国ではフィジカル(CDやレコード等の形のあるもの)ではなくデジタルが主流だ。したがって、主な集計対象は、フィジカル売上、デジタル・ダウンロード売上、ストリーミング再生数、ラジオ放送回数となっている。

集計対象期間は金曜日~木曜日の7日間で、翌週の火曜日にチャートが公表される(チャートの日付はその直後の土曜日のものになる)

日本のアーティストでBillboard Hot 100にチャートインした例としては、古くは坂本九が1963年に「Sukiyaki」で1位、ピンク・レディーが1979年に「Kiss In The Dark」で37位、YMOが1980年に「Computer Game」で60位を獲得した。近年では、ピコ太郎が2016年に「PPAP」で77位、宇多田ヒカルが2019年に「Face My Fears」で98位に登場するなど、チャートインはごく僅かにとどまっている。

K-POPではBTSが2020年に「Dynamite」、2021年に「Butter」「Permission To Dance」「My Universe(Coldplayとコラボ)」で1位、PSYが2012年に「江南スタイル」で2位、2015年に「Gentleman」で5位を獲得しているが、その他の人気グループは、BLACK PINKが最高13位など、2ケタどまりだ。

ジャニーズでは、活動休止前の嵐が2020年9月にブルーノ・マーズ提供曲の「Whenever You Call」など、全編英語詞曲を数曲配信リリースしたが、Billboard Hot 100のチャートインはかなわなかった。

したがって、新人のTravis Japanのデビュー曲がBillboard Hot 100にチャートインできる可能性は低いと思われる。

それだけに、契約した現地の世界的レーベル・ユニバーサル傘下のCapitol Recordsのプロモーションが奏功して、たとえ100位ぎりぎりでも、チャートインできれば大成功と言えるだろう。

かなりの成功―Billboard Global 200チャートイン/ iTunesで日本1位、外国50位以内

米国で最重要のBillboard Hot 100のチャートインを逃しても、ビルボードのグローバル・チャートである Global 200に登場できれば、成功したと言えるだろう。このチャートには、人気K-POPグループは常連として登場しているが、日本からは現在YOSASOBI、藤井風など、一部の人気アーティストしかチャートインできていない。

一方、各国のiTunesのダウンロード売上ランキングである iTunesトップソング・ランキング(デイリー)はK-POP勢の注目度が高いので、日本でなるべく1位(最低3位以内)かつ、日本以外のどの国でもいいからTOP50程度以内にチャートインできれば、成功と思われる。

より現実的には、日本のチャートで上位ランクインが必要―Billboard Japan Hot 100は5位以内を目指せ

世界配信ということは、当然日本でも配信されるから、日本のチャートで好成績を上げておかなければ、将来の日本でのCDデビューに不安が残ることになる。

CD売上ランキングだとオリコン・ランキングを思い浮かべるジャニーズ・ファンがほとんどと思われるが、配信慣れした日本の一般音楽ファンは、オリコンよりもビルボードのチャートを重視している。

最も注目度が高いのは、ビルボード・ジャパンによる週間総合ソングチャートの Japan Hot 100だ。このチャートは、CD売上に強いアーティストとストリーミングに強いアーティストが互角に戦えるように設計してあるため、CDを出さずデジタル・リリースのみの人気アーティストでも1位が獲れることがよくある。

逆に、ジャニーズ勢でも、CD売上でオリコンの週間1位が獲れていても、ビルボードのJapan Hot 100の1位が獲れないグループもある。また、リリースの週だけ見てライバルがいないと思っても、大人気アーティストだと数週間にわたって1位を獲り続ける例もある。

Travis JapanがCDなしのデビュー曲「JUST DANCE!」でビルボードのJapan Hot 100で1位を獲るのは、かなり難しいと思われるが、5位以内に入ればとりあえず成功と思われる。

成功―ダウンロード・ランキングは1位を狙うしかない、ストリーミングは5~10位以内を目指す

ダウンロードのみのランキングは、1位が狙いやすいので、ビルボード・ジャパンの Download Songsチャート、オリコンのデジタルシングル(単曲)ランキング(ダウンロード売上のみが対象)のリリース日の週間ランキングで1位が獲れれば成功だ。リリース日が金曜しかないので、リリース週は3日間の勝負となる。大前提として、リリース日のデイリーランキングでの1位は必須で、ここで1位が獲れなければまずい。

ストリーミングのランキングは、日本のアイドルには難関だ。ビルボード・ジャパンのStreaming Songsランキングで10位以内、オリコンの週間ストリーミング・ランキングで5位以内に入れば、かなりの成功と思われる。ちなみに、ビルボード・ジャパンではキャンペーンによる再生回数かさ上げの影響を調整するが、オリコンでは無調整だ。

なお、国内のアイドルオタクの利用の多いLINE MUSICでは、最低でもデイリー1位を達成したいところだ。

MV再生回数―公開後24時間で100万回超、1週間で1,000万回超を目指せ

直接的なチャートの順位ではないが、Travis Japanのデビュー曲「JUST DANCE!」のYouTubeのミュージックビデオ(MV)の再生回数にも、注目が集まるのは必至だ。特に、ジャニーズの若手人気グループのSnow Man、SixTONES、King & Prince、なにわ男子の再生回数と比べられるのは避けられない。

より一般的にみて、MVの再生回数は、公開後24時間で100万回を超えていれば、ひとまず成功とみなされるだろう。公開から24時間以内に100万回超え、1週間以内に1,000万回超えであれば、堂々とPRできるだろう。

もちろん、レーベルがMVのYouTube内広告を出して、見かけの再生回数を上げるという手もある。ファンの頑張り次第で再生回数を上げることは十分可能だが、繰り返しボタンを使ったり、無料プランで広告を30秒以上見なかったりすると、カウントしてもらえない点は、注意を要する。



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