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・中島健人がいずれアイドルグループ・Sexy Zoneを離れるかもしれないと予感させる出来事があった
・グループ脱退後も事務所にとどまるという選択はやや意外
旧ジャニーズ事務所の現・SMILE-UP.の4人組Sexy Zoneのエース・中島健人(29)が、2024年3月31日をもってグループを卒業することが、1月8日に同社のファン向けの公式サイトで発表された。翌4月1日よりグループはグループ名を変えて3人で活動して行き、中島は事務所に残留するという。
(URL: https://www.johnnys-net.jp/page?id=whatsnew&data=2008 )
中島健人がいずれアイドルグループ・Sexy Zoneを離れるかもしれないと予感させる出来事があった
筆者は今はK-POP中心の雑食だが、過去にはSexy ZoneのCDを買っていた時期もあり、中島健人のドラマも観ていた。
長年、バラエティー番組などで「セクシー○○」を連呼して、Sexy ZoneをPRしてきた中島の突然の卒業発表には驚いたが、よく考えてみると、中島が今のグループにずっととどまる可能性が低いかもしれないな、と思わせた出来事があった。
2023年10月8日のTBS系「日曜日の初耳学」2時間SPのYOASOBI特集で、中島健人が実はYOASOBIの楽曲制作を担当しているAyase(29)と友人だったと明かした時だ。
番組内でVTRのAyaseは中島について、「おととい朝まで2人で家で一緒に飲んでたんです」と明かした。
スタジオの中島も「出会って5秒で、この人仲良くなれるなって思ったんです。お互いの作った新曲とかを、聞かせ合ってたら、6時とかになって」と述べた。また、「『俺とikura、マジで何もないから。ケンティ、言いふらしてくれ』」とAyaseに頼まれたことも明かした(2023年10月9日付「『日曜日の初耳学』YOASOBI大特集-松任谷由実とコラボ作業中/ グラミー賞への思い/ Ayaseと中島健人は友人」を参照)。
この時筆者は、中島とAyaseが友人だったことに、非常に驚いた。2人は同い年とはいえ、全く違う世界に住んでいる印象があったからだ。少なくとも、Ayaseはいわゆる“アイドルソング”を小馬鹿にしているかもしれない、つまり、ジャニーズ・アイドルとは相いれそうにないタイプの、本格ミュージシャンだと思われた。
しかも、中島が楽曲を制作してAyaseに聴いてもらっていたという話にも驚いた。ジャニーズのタレントがたまにアルバム収録曲などの制作、大体は作詞に参加することはあるが、おそらくレーベルのスタッフが助けてくれているのだろう、くらいに思っていた。
中島が自分で作った楽曲を、大担にも、超一流ミュージシャンのAyaseに聴いてもらっていたとは、中島は本気で楽曲作りをしたいから、その道のプロ中のプロからアドバイスを受けたかったのだろうか、と思った。
だが、中島が本気でソングライターの道を考えるようになれば、ジャニーズのグループでアイドルソングを歌い続ける気は、いずれなくなる方向に違いない、と思えた。
中島は2019年に、BTSのVのソロ曲のステージ演出によく似た女性の衣装やハンガーを用いたソロ・ステージを披露して、物議を醸したことがあった(2019年8月14日付「Sexy Zone中島健人のBTS Vパクリ疑惑を韓国紙が報じる/ BTSが嵐・V6をパクったとの言いがかりがお粗末すぎる」を参照)。その時筆者は、中島がああいうK-POPの楽曲やステージが好きなんだ、と意外に感じただけだったが、もしかしたらそのあたりが別の道を考え始める始点になったのだろうか。
その後、中島は自分で英語力を磨いて、2020年から4年連続で、米アカデミー賞の授賞式のWOWOWの中継番組に現地スペシャルゲストとして出演していた。海外でも活躍したいという意志は強かったと思われた。
グループ脱退後も事務所にとどまるという選択はやや意外
ドラマや映画でも中島は主演クラスで出演できる実力があるから、今回Sexy Zoneを卒業するにあたって、ついでに事務所からも退所するのかと思ったら、残留するという。それはやや意外だった。旧ジャニーズで俳優として評価が高かった二宮和也、岡田准一、生田斗真、風間俊介は、退所を選んだからだ。
中島は2024年にHuluで配信され、世界同時配信もされる海外ドラマにも出演が決まっていて、このタイミングでの退所は考えられない、ということか。他にも未発表の仕事が決まっている可能性もある。
一方、グループにとどまる3人も、菊池風磨がここ1~2年で人気が急上昇したから、3人で十分やって行けるだろう。