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ジャニーズが『ヨントン』導入―中山優馬オンライン個別トーク会/ スノスト・ハイタッチ会代案はヨントンが妥当

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コロナ禍で握手会・ハイタッチ会が個別オンライントーク会に置き換えられ大好評、3分は長い
抽選に当選したいファンはCDを沢山買うから売上にプラス/ 売上が少ないジャニタレが今後導入も
スノストのデビューシングル特典のハイタッチ会の代替案はヨントンが妥当だった

ジャニーズがついにK-POPでいうところの『ヨントン』(ビデオ通話、ヨンサントンファ)に相当する、オンライン個別トーク会を導入する。

具体的には、ソロでアーティスト活動をしている中山優馬が2023年2月1日(水)に発売する10周年ベストアルバム「THE BEST and BEYOND」の購入者を対象に、初めてのオンラインミート&グリート(個別トーク会)に、抽選で10名を招待する。

スマートフォンアプリ「for TUNE meets」を使用して、ビデオ通話で中山優馬と1対1で3分間、2人きりの会話ができる。

コロナ禍で握手会・ハイタッチ会が個別オンライントーク会に置き換えられ大好評、3分は長い

K-POP系アイドルを中心に、かつての握手会やハイタッチ会といった接触イベントが、新型コロナウイルス感染懸念で実施できなくなると、代わりにこのような「ヨントン」と呼ばれるビデオ通話イベント(個別オンライントーク会や、サインを書きながら会話する個別オンラインサイン会など)が開催されるようになった。

これがファンに大好評で、日本のアイドルも実施するようになった。後で「○○君ヨントンのレポート」として、SNSで何を話したか暴露されることも多いから、アイドル側は発言に気を付けなければならない。

今回の中山優馬のヨントンは1人3分間ということで、K-POP系あるいは国内の人気グループが1人1当選につき30秒程度(複数口当選していれば30秒×当選口数となる)が多いことを考えると、かなり長い。

30秒はあっという間なので、参加者は大体、予め何を話すか(「大好きです!」など)、何を質問するか、その場で何かしてもらうようリクエストするか、などを決めていて、中には大きな文字でメッセージを書いた紙を相手に見せながら話す人もいるという。

中山優馬の場合は、3分間もあったら、いろんなことが話せそうだ。逆に、最近の長年の彼女報道の件についての追及や、とんでもない要求など、面倒なことになるリスクも、ないとは言えない。このため、普通はスタッフが通話を傍受していて、会話でトラブルが起きた場合は、制限時間が残っていても強制終了にされるのが一般的だ。

抽選に当選したいファンはCDを沢山買うから売上にプラス/ 売上が少ないジャニタレが今後導入も

いずれにせよ、当選者が10人しかいないとなると、かなりの狭き門だ。

韓国ではこの種の抽選の場合、CDを沢山買った人が優先されることが多いようだが(だから何枚買ったとSNSに書き込むことは控える)、日本では必ずしもそうとは限らず、純粋な抽選の場合もあるようだ。

純粋な抽選の場合、SNSで「私は100枚積んだのに全部落選した」「私は1枚買っただけなのに当選した」と書き込みがあると、ファンダムが荒れやすくなる。

是非とも当選して中山優馬と1対1で話したいファンは、何枚もCDを積むとみられるため、CDの売上にはプラスになるだろう。

今回の中山優馬の例がCD売上増加効果を上げ、かつ1対1トークでトラブルもなければ、他のジャニーズ・タレントも、特にCD売上が低迷している場合は、このような『ヨントン』特典を付けるようになると思われる。

もっとも、十分なCD売上があるグループは、わざわざこの種の『ヨントン』特典を考える必要はないだろう。

スノストのデビューシングル特典のハイタッチ会の代替案はヨントンが妥当だった

ただ、SixTONESとSnow Manが2020年1月発売のコラボ・デビューシングル「Imitation Rain/ D.D.」と「D.D./ Imitation Rain」の購入者特典だった「スペシャルイベント+ハイタッチ会」の代替イベントを、コロナ禍を理由に、ライブ配信イベントにしてしまったことには、違和感がある。

「ハイタッチ会」のような接触イベントこそ、コロナ禍では「ヨントン」の1対1オンライン個別トーク会に置き換えるべきものだからだ。単なるライブ配信イベントの視聴に置き換えられてしまい、ファンが怒っているのは当然だ。



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