SixTONES『声』ビルボード2日間で45万枚・前作比増/『人人人』は秀作・新境地開拓/ ドーム公演決

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・アルバム収録の新曲が素晴らしい、特に『人人人』は秀作で新境地開拓に成功
・ SixTONES初のドーム公演開催決定、厚遇されているからジャニーズ退所はなさそう
・商品情報

SixTONESの2023年1月4日（水）発売の3rdアルバム「声」は、ビルボード・ジャパンの2023年1月2日（月）～4日（水）の"先ヨミ"アルバムセールス速報で、45万139枚を売り上げて、1位となった（ビルボード・ジャパンの2023年1月5日配信の「【先ヨミ】SixTONES『声』45万枚でAL首位走行中」を参照）。

実質的には、フラゲ日の1月3日（火）と発売日の1月4日（水）の2日間の売上となっている。

前作の2022年1月5日発売の2ndアルバム「CITY」のビルボード・ジャパンによる"先ヨミ"速報での売上は40万9,213枚、前々作の2021年1月6日発売の1stアルバム「1ST」は38万1,222枚だったため、初日から2日間の売上に関しては、順調に売上を伸ばし続けている。

[追記] ビルボード・ジャパンによる「声」の初週売上は52万2,310枚で、週間1位だった。前々作「1ST」の47万2,080枚、前作の「CITY」の47万2,954枚から増加した。

一方、オリコンによる推定売上は、フラゲ日・3日が38万4,186枚（1位）、発売日・4日が6万2,491枚（1位）で、2日間の合計は44万6,677枚だった。

[追記] オリコンによる「声」の初週売上は51.7万枚（週間1位）で、前々作の「1ST」の46万7,238枚、前作の「CITY」の46万9,613枚から増加した。

アルバム収録の新曲が素晴らしい、特に『人人人』は秀作で新境地開拓に成功

筆者はジャニーズの中ではKinKi Kids（特に堂本剛）とSixTONES（特に京本大我）が突出して歌唱力が高いと思っているが、この2つのグループのオリジナルアルバム収録曲には、決定的な差がある、と感じている。

申し訳ないが、KinKi Kidsの収録曲の中には、義理やしがらみで選んだとしか思えない古いタイプの"捨て曲"も混じっているが、SixTONESの収録曲（新曲）はすべて厳選され、音楽業界のトレンドも採り入れた魅力ある曲が多い。

3rdアルバム「声」に収録された新曲の中には、その辺に転がっているキャッチーなアイドルソングとは全く違う、音楽プロデューサーが満を持して厳選したに違いない、秀作と言える楽曲が盛り込まれている。難度が高かったりするが、京本大我やジェシーを筆頭に、歌唱力の高いSixTONESだから、しっかり歌いこなせている。

筆者個人的に最も衝撃を受けたのが、YouTubeのSixTONESチャンネルに2023年1月1日にスタジオ・ライブパフォーマンス動画が公開された、「人人人」だ。

R&B系が好きな筆者にどハマりするタイプのサウンドの曲だったことも大きいが、こういうブラック・ミュージック色とかオールドスクール・ヒップホップ要素もある曲を、SixTONESが歌いこなしているのに驚いた。

SixTONESはデビューからシングルはしばらく、ロック・チューンのシングル表題曲が続いたが、アルバムでは意欲的にいろんなジャンルの曲に挑戦していた。やがて、シングル表題曲でも「マスカラ」とか「共鳴」といった極めて難度の高い楽曲を手掛けたが、当時は正直、余裕がなくぎりぎりでこなしている感もあった。

今回の「人人人」で、SixTONESは新境地開拓に成功した、と言えるだろう。ロックが歌える人が必ずしもブラック・ミュージック系のグルーヴ（ノリ）が上手に出せるとは限らないが、今回「人人人」でSixTONESはしっかりやってのけたし、自信も感じさせた。

歌割を決めた音楽プロデューサーさん（もしくは曲を作詞作曲編曲を担当したSAEKI youthK氏が決めたかもしれない）にひと言。ジャニーズ・アイドルに特徴的な全員ユニゾンは、SixTONESには必要ない。歌唱力に不安があるアイドルではないから、グローバル・スタンダード通りに、ソロのリレーで繋ぎ、複数メンバーが同時に歌う時はハモリ、とすべきだ。

YouTubeのこの曲のパフォーマンス動画のコメント欄には、普段ジャニーズの曲を聴かない音楽ファンからも、称賛の書き込みがある。

・YouTubeのSixTONESチャンネルに2023年1月1日に公開されたSixTONES – 人人人（5分29秒）

なお、1月3日にYouTubeのSixTONESチャンネルに公開された、題名の通りチルいシティ・ポップさもある「Chillin’ with you」も、お洒落な感じでいい曲だと思う。

・YouTubeのSixTONESチャンネルに2023年1月3日に公開されたSixTONES – Chillin’ with you（4分10秒）

SixTONES初のドーム公演開催決定、厚遇されているからジャニーズ退所はなさそう

SixTONESが初のドーム公演を開催することが決定した。2023年1月4日に開幕したライブツアー「慣声の法則」の初日の横浜アリーナ公演での中盤のMCで発表された。

追加公演となる「慣声の法則 in DOME」が、2023年4月15日（土）・16日（日）に京セラドーム大阪で、4月21日（金）・22日（土）・23日（日）に東京ドームで開催される。

このようにSixTONESはジャニーズ事務所に今のところ厚遇されているから、恩義のある滝沢秀明前副社長がジャニーズを去ったものの、追随してのSixTONESのジャニーズ退所はなさそうだ。

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*SixTONESの2022年11月2日（水）発売の8thシングル「Good Luck!/ふたり」の両A面のW表題曲の「Good Luck!」は10月28日（金）スタートのジェシー主演のテレビ朝日系ドラマ「最初はパー」（金曜23:15～24:15）の主題歌で、もう１つのW表題曲の「ふたり」は10月スタートの京本大我主演の日本テレビ系ドラマ「束の間の一花」（月曜24:59～25:59）の主題歌。

「Good Luck!」が主題歌起用されたドラマ「最初はパー」は、政治家の息子がお笑い養成所に入学してお笑い芸人を目指すストーリーで、「Good Luck!」は叶えたい夢がある人の応援ソングとなっている。一方、「ふたり」が主題歌起用されたドラマ「束の間の一花」は、余命宣告された哲学講師と女子大学生との束の間の恋がテーマのため、「ふたり」は甘く切ないサウンドの純愛ソングとなっている。