キンプリアルバム『Re:Sense』初週1位も売上は前作比減でSixTONES『1ST』を下回る、岩橋脱退の影響か

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・岩橋玄樹が脱退・退所した影響が大きいとみられる
・キンプリ3rdアルバム『Re: Sense』の初週売上はSixTONES 1stアルバム『1ST』を下回る
・シングルの初動売上に関しては、Snow Manが断トツで、2番手のキンプリと3番手のSixTONESは大差ない
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King & Princeの2021年7月21日（水）発売の3rdアルバム「Re:Sense」（読み: リセンス）のオリコン調べの初週売上（7月19日～25日）は推定45.8万枚で、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得した。キンプリのアルバムとしては1stアルバムから3作連続の週間1位だ。

初週売上の45.8万枚は極めて高水準で、キンプリの人気の高さを裏付けている。しかし、前作の2020年9月2日発売の2ndアルバム「L&」の55万5,382枚から大幅減となったのみならず、2019年6月19日発売の1stアルバム「King & Prince」の46万7,594枚をも小幅ながら下回り、これまでの3作のアルバムで最低となってしまった。

ビルボード・ジャパンによる週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”の売上集計でも、同じ結果となった。

国内の通常ルートのCD売上の9割以上を網羅するとみられるサウンドスキャンジャパンのデータに基づく3rdアルバム「Re:Sense」の2021年7月19日～25日（初週）の売上は46万2,392枚で、2位の「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の5万4,214枚に大差をつけて断トツの週間1位となった。

しかし、この初週売上（46万2,392枚）はビルボード・ジャパンによる2020年9月2日発売の2ndアルバム「L&」の初週売上の55万8,886枚から大幅減となった。また、2019年6月19日発売の1stアルバム「King & Prince」の47万3,597枚をも、小幅ながら下回った。

岩橋玄樹が脱退・退所した影響が大きいとみられる

何故キンプリの3rdアルバム「Re:Sense」の初週売上は、2ndアルバム「L&」から10万枚近く（ビルボード・ジャパンの集計では▲9万6,494枚）、すなわち約17％も減少してしまったのか？

おそらく最も大きな要因は、2021年3月31日付でメンバーの岩橋玄樹がキンプリを脱退するとともに、ジャニーズ事務所を退所してしまったことだろう。これは仕方がない。

単純に、岩橋玄樹の脱退前のキンプリのファンの総数のうち、6分の1（約16.7%）が岩橋玄樹のファンで、岩橋玄樹の脱退後はキンプリのCDを買うのをやめたと考えれば、3rdアルバム「Re:Sense」の初週売上の前作比での減少率（約17％）にほぼ一致する。

岩橋玄樹は2021年8月1日21時から初のインスタライブを実施すると告知しており、今後ソロアーティスト活動を展開していく可能性もある。このため、岩橋玄樹のファンは今のうちから資金を岩橋玄樹のために確保しておく必要があり、既に推しがいなくなったキンプリのアルバムを買い続けるのをやめたとみられる。

キンプリ3rdアルバム『Re: Sense』の初週売上はSixTONES 1stアルバム『1ST』を下回る

一方、キンプリの3rdアルバム「Re:Sense」の初週売上は、SixTONESの2021年1月6日発売の1stアルバム「1ST」を、小幅ながら下回った。

オリコンの初週売上で見ると、キンプリ3rdアルバム「Re:Sense」の初週売上は45.8万枚で、SixTONESの1stアルバム「1ST」の初週売上は46万7,238枚だった。

ビルボード・ジャパンの集計による初週売上で見ても、キンプリ3rdアルバム「Re:Sense」の初週売上は46万2,392枚で、SixTONESの1stアルバム「1ST」の初週売上は47万2,080枚だった。

シングルの初動売上に関しては、Snow Manが断トツで、2番手のキンプリと3番手のSixTONESは大差ない

もっとも、キンプリが2021年5月19日に発売したシングル「Magic Touch/ Beating Hearts」の段階では、既に岩橋玄樹はいなくなっていたが、初週売上はオリコンで46万3,795枚（ビルボード・ジャパンで47万605枚）で、SixTONESの直近シングルである2021年2月17日発売の4thシングル「僕が僕じゃないみたいだ」（オリコンで43万553枚、ビルボード・ジャパンで43万6,911枚）を約3万枚上回っていた。

キンプリのCDの初動売上がSixTONESを下回ると決まったわけではなく、両グループのCD初動売上はほぼ同程度だ。

いずれにせよ、現時点ではジャニーズで最もシングルの初動売上が多いのはSnow Manで、しかも後を追う2番手グループのキンプリとSixTONESに大差をつけた断トツ1位、と言えるだけだ。

Snow Manの2021年7月14日発売の4thシングル「HELLO HELLO」の初週売上はオリコンで80万5,691枚、ビルボード・ジャパンで82万349枚だった（何故Snow Manがこんなに売れているかについての筆者の個人的見解は、2021年7月21日付「Snow Man『HELLO HELLO』初週売上が80万枚超、何故こんなに売れている？覇権争いは？」を参照）。

ただし、Snow Manはまだアルバムをリリースしていないので、値の張るアルバムでもシングル同様に売上がジャニーズで断トツになるかどうかは、分からない。

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