キンプリ『Magic Touch』はカッコいいヒップホップ・ダンス、メインダンサー髙橋海人、センター平野紫耀

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・英語詞のカッコいい洋楽ヒップホップ・ダンスナンバーと世界的振付師で世界進出を見据える
・『Magic Touch』の実質的メインダンサーは髙橋海人
・キンプリの本気で割を食いそうなのはSnow Man、Sexy ZoneとこれからデビューするJr.
・商品情報

King & Princeの2021年5月19日（水）発売の7thシングル「Magic Touch/ Beating Hearts」の表題曲「Magic Touch」のミュージックビデオ（MV）が、2021年4月26日正午にYouTubeのUNIVERSAL MUSIC JAPANチャンネルに公開された。

・YouTubeのUNIVERSAL MUSIC JAPANチャンネルに2021年4月26日正午に公開されたKing & Prince「Magic Touch」YouTube Edit（3分00秒）

英語詞のカッコいい洋楽ヒップホップ・ダンスナンバーと世界的振付師で世界進出を見据える

楽曲「Magic Touch」は、これまでのキンプリのイメージを一新する、英語詞のカッコいい洋楽ヒップホップ・ダンスナンバーだ。

ラップで始まる冒頭部分を聴いて、K-POPのNCTあたりの雰囲気を若干感じた人もいるかもしれないが、K-POPもサウンド的には洋楽で、ラップ入りのダンスナンバーが多い。また、最近の洋楽では、ヒップホップの人気が根強い。

この曲の振付を担当したのは、Hip Hopダンスの世界大会金メダリストのダンサー/振付師のメルビン・ティムティム（Melvin Timtim）だ。キンプリはリモートで振り入れをしてもらったという。

メルビン・ティムティムは、キンプリの2ndアルバム「L&」の初回限定盤BのDVDに収録されているアメリカ武者修行ドキュメンタリー「The Documentary - King & Prince in America -」で、キンプリにレッスンをした実績がある。その際、平野紫耀は、個人的にメルビン・ティムティムの大ファンであると明かしていた。

英語詞の洋楽ヒップホップ・ダンスナンバーで、世界的な振付師に振付を担当してもらったということから、キンプリの海外進出への強い意欲がうかがえる。

ただ、今のところ、今作シングル「Magic Touch/ Beating Hearts」を世界配信するなどの、具体的な話は聞こえてこない。世界配信だけならいつでもできるかもしれないが、アメリカ市場でヒットさせるところまでを望んでいるのであれば、簡単な話ではないだろう。

『Magic Touch』の実質的メインダンサーは髙橋海人

「Magic Touch」のMV（YouTube Edit）を見ると、ダンスもこれまでより格段にカッコよくなっている。

歌入り部分は平野紫耀がセンターで踊っている尺が長いが、ダンスブレイクでセンターを務めているのは髙橋海人だ。つまり、実質的なメインダンサー（またはリードダンサー）は、髙橋海人なのだ。

ダンスの見せ場のダンスブレイクで誰をセンターにするかは、当然ながら、振付師のメルビン・ティムティムが、メンバーのダンスの実力や踊る姿の見栄えを見極めて、決めたはずだ。

髙橋海人は4月23日のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」にゲスト出演した際に、実はジャニーズ事務所入所前に、SMAP（もしくは中居正広）のバックダンサー（キッズダンサー？）を務めた経験がある、と明かしていた。子供の頃からダンスが得意だったのだ。

キンプリの本気で割を食いそうなのはSnow Man、Sexy ZoneとこれからデビューするJr.

ビジュアルに強いキンプリが、単なる王道アイドルソングに甘んじることなく、洋楽ヒップホップでダンスもグレードアップして勝負をかけてきたことで、割を食いそうなのは、Snow ManとSexy Zoneだ。

Snow ManとSexy Zoneは海外進出を望んでいて、キンプリに先駆けて、ダンスのレベルを上げて、英語詞の本格的かつ最先端のダンスナンバーをリリースしていた。

特にSexy Zoneはキンプリと同じ王道アイドルキャラで、かぶってしまう。

しかし、音楽の専門家によると、キンプリ「Magic Touch」はサウンド的に時代遅れで、もし今海外進出するなら、最先端のサウンドのSexy Zone「RIGHT NEXT TO YOU」のほうがふさわしいのだという（日刊サイゾーの2021年4月28日付「King & Prince新曲は“絶妙にダサい”？　それでも三代目JSB・ELLYが褒めたワケ」を参照）。

筆者はどちらかと言うとSixTONESのファンだが、SixTONESは既に取り残された感がある。SixTONESは楽曲（とダンス）をどうにかしないと、時代の流れについて行けず、新規ファンの獲得ペースが緩慢なままになるかもしれない。

これからCDデビューするジャニーズJr.のTravis Japanも、ダンスで自分たちが一番とPRしづらくなる可能性があるから、要注意だ。他のこれからデビューするJr.も、ダンスを頑張らないと、比べられて不利になりかねない。

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