『音楽の日 2021』のSixTONES『マスカラ』、京本大我×AI、『FNS』の田中樹×Creepy Nutsに見るSixTONESアーティスト路線

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・ SixTONES『マスカラ』のパフォーマンスは前回よりも馴染んだ感じ
・大物ベテランのAIとのデュエットでも遜色のない京本大我の歌唱力、課題は英語の発音
・田中樹とCreepy Nutsとのコラボ―田中樹がラッパーとして認知されつつある
・商品情報

SixTONESが2021年7月17日のTBS系「音楽の日 2021」に出演して新曲「マスカラ」のパフォーマンスを披露した。さらに、京本大我はAIとディズニー映画「アラジン」の「A Whole New World」をデュエットした。

これに先立ち、7月14日のフジテレビ系「FNS歌謡祭夏」では、SixTONESのグループとしての出演はなかったものの、田中樹がCreepy Nutsとコラボで「かつて天才だった俺たちへ」のパフォーマンスを披露した。

これらの一連の出演オファーとパフォーマンスから、SixTONESは単なるアイドルグループというよりも、実力派アーティストとして認知されつつある。

そういう路線だと、もしかしたら、ダンススキルが売りのSnow Manや王道アイドル路線のKing & Princeほどは売れないかもしれない。それでも、実力派グループとしての地位を確立することには、大いに意義がある。

SixTONES『マスカラ』のパフォーマンスは前回よりも馴染んだ感じ

SixTONESの「音楽の日 2021」でのステージは、MC・中居正広とジェシーだけがジャンケンしただけの雑なトークの後、デビュー曲の「Imitation Rain」の短縮バージョン、さらに新曲「マスカラ」のパフォーマンスへと続いた。

King Gnuの常田大希提供の「マスカラ」のパフォーマンスは、7月3日の日本テレビ系「THE MUSIC DAY」での初披露の時に比べれば、緊張感はさほど強くなく、少し馴染んできたように見えた。

それでも、なかなかの難曲だけあって、パフォーマンスがいっぱいいっぱいな感じはあり、余裕の域に達するにはまだ回数をこなさなければならないんだろうな、と思った。

前回気になった高地優吾の髪が、今回は金髪と黒のバイカラーになっていた。一方、サングラスをかけたジェシーが、ステージで最も存在感があったと、筆者個人的には思った。

なお、7月8日のフジテレビ系「めざましテレビ」で、京本は「King Gnuさんに（曲を）作って頂きたいなという思いが強かったんで、まさかこんな早く実現するとは思わず、興奮しっぱなしですね」と述べていた。この時ナレーションで、「激しくギターをかき鳴らすような振付のダンスは、落ち込んでいた男性の心が解放されて行くような心情を表現」と解説されていた。

SixTONESのダンスの実力は、Snow Manにはかなわないし、King & Princeにも僅かに及ばないかもしれない。でも、京本・ジェシーを筆頭とする歌唱力や田中樹のラップスキルの点では、SixTONESが優位だと思う。

大物ベテランのAIとのデュエットでも遜色のない京本大我の歌唱力、課題は英語の発音

京本大我とAIの「A Whole New World」のデュエットは、「音楽の日 2021」の終盤近くのディズニー名曲メドレーのトップバッターとしてのパフォーマンスだった。

まず、まだCDデビュー後1年半の京本に、ベテランR&B系シンガーソングライターのAIとの共演のオファーがあったこと自体、凄いことだ。

実際、AIとのデュエットで、京本は全く違和感がないという、大物ボーカリストぶりを発揮していた。いつもながら、京本の歌唱力の安定ぶりには絶大な信頼がある。

京本がAIに及ばない点があるとすれば、英語の発音だった。アメリカで生まれて育ったAIのネイティブの発音にはかなわなかった。今後SixTONESが海外に進出すると、英語詞の歌の披露も増えるだろうから、英語ネイティブの聴衆が歌詞が聞き取りにくくならないよう、英語の発音を磨くのは既定路線だ。

田中樹とCreepy Nutsとのコラボ―田中樹がラッパーとして認知されつつある

一方、7月14日の「FNS歌謡祭夏」で田中樹がCreepy Nutsとのコラボ・ステージのオファーを得たことは、田中がラッパーとして認知されつつあることを示している。

田中は今回のコラボについて、「やりたいってずっと思っていましたし、ずっと言ってはいたので。一緒に歌える、しかもCreepy Nutsさんの曲を。今までは聴いてはいたけど、パフォーマンスすると思って聴いてなかったし、そこはやっぱどうしようって、緊張すごくある」と述べていた。

Creepy Nutsとの「かつて天才だった俺たちへ」コラボ・ステージでは、MCバトル大会で3年連続日本一となったR-指定と田中の実力の差はうかがえたものの、田中も堂々としていて華があって良かった。

R-指定に「脅威ですよね」と言ってもらえたし、田中の今後のラッパーとしての躍進が楽しみだ。

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商品情報

*SixTONESの2021年8月11日（水祝）発売の5thシングル「マスカラ」表題曲は、King Gnuおよびmillennium paradeの常田大希による提供曲の切ないラブソング。シングル「マスカラ」はDVD付き初回盤A、DVD付き初回盤B、CDのみの通常盤（初回仕様有）の3形態で販売。初回盤Aのカップリング曲は「Make Up」で、DVDには「マスカラ」のミュージックビデオ（MV）、MVメイキング、MVソロアングルの映像を収録。初回盤Bのカップリング曲は「フィギュア」で、DVDには「フィギュア」のMVを収録。通常盤のカップリング曲には「フィギュア」「Lost City」「僕が僕じゃないみたいだ（Dramatic Rearrange）」を収録。通常盤初回仕様分には20Pフォトブックレットを封入。

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*SixTONESとSnow Manのコラボ作品となる2020年1月22日発売のデビュー両A面シングル「Imitation Rain/D.D.」は、Sony MusicからはSixTONES仕様で名義がSixTONES vs Snow Manの、「Imitation Rain/D.D.」初回盤[CD+DVD]、with Snow Man盤[CD+DVD]、通常盤[CD]の3形態をリリース。avexからはSnow Man仕様で名義がSnow Man vs SixTONESの「D.D./Imitation Rain」初回盤[CD+DVD]、with SixTONES盤[CD+DVD]、通常盤[CD]の3形態をリリース。

SixTONES仕様（SixTONES with Snow Man名義）の「Imitation Rain/D.D.」の初回盤のCDにはSixTONESデビュー曲「Imitation Rain」（YOSHIKI提供）とSnow Manデビュー曲「D.D.」を収録し、DVDにはSixTONESデビュー曲のミュージックビデオ（MV）およびメイキング映像（Snow Manも出演）とSixTONESライブ映像を収録。with Snow Man盤のCDにはSixTONESデビュー曲とSnow Manデビュー曲を収録し、DVDには撮り下ろし特典映像AおよびB（SonyMusic ver.）を収録。通常盤にはSixTONESデビュー曲とSnow Manデビュー曲に加え、SixTONESのカップリング曲2曲、SixTONESデビュー曲カラオケ、トークトラック（SonyMusic ver.）を収録。

Snow Man仕様（Snow Man with SixTONES名義）の「D.D./Imitation Rain」初回盤のCDにはSnow Manデビュー曲「D.D.」とSixTONESデビュー曲「Imitation Rain」を収録し、DVDにはSnow Manデビュー曲のMVおよびメイキング映像（SixTONESも出演）とSnow Man DANCE映像を収録。with SixTONES盤のCDにはSnow Manデビュー曲とSixTONESデビュー曲を収録し、DVDには撮り下ろし特典映像AおよびB（avex ver.）を収録。通常盤にはSnow Manデビュー曲とSixTONESデビュー曲に加え、Snow Manのカップリング曲2曲、Snow Manデビュー曲カラオケ、トークトラック（avex ver.）を収録。