SixTONES『Good Luck!/ふたり』初日売上は前作比減も最近のレンジ内、タッキー退社の影響は？

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・滝沢秀明・前副社長の退社のSixTONESへの影響は？―ツアー発表が保留になっている？
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SixTONESの2022年11月2日（水）発売の8thシングル「Good Luck!/ふたり」のフラゲ日・11月1日の売上は、オリコン調べで推定29万2,698枚で、デイリーシングルランキングで初登場1位を獲得した。

2位のSTU48「花は誰のもの？」の6万8,061枚に大差をつけているので、週間でもSixTONES「Good Luck!/ふたり」が1位となる可能性が高い。

SixTONES「Good Luck!/ふたり」の初日売上の29万2,698枚は、同じ3形態で販売された前作の7thシングル「わたし」の35万5,420枚（初週売上は47万1,469枚）を下回ったが、前々作の6thシングル「共鳴」の自己最低となった初日売上の28万710枚（初週売上は40万138枚）は上回った。下限に近いとはいえ、最近のレンジの範囲内と言うこともできる。

SixTONESにとっては、8thシングル「Good Luck!/ふたり」のリリース週でガンガンPRすべきタイミングで、滝沢秀明・前副社長の退社という大事件に見舞われてしまった。「Good Luck!」は明るい曲なのだが、事務所の一大事ということで、目先の心理的には抑圧されるようなマイナスの影響が懸念される。

滝沢秀明・前副社長の退社のSixTONESへの影響は？―ツアー発表が保留になっている？

シングル「Good Luck!/ふたり」の歌詞ブックレットのクレジットを見ると、相変わらずプロデューサー名には「HIDEAKI TAKIZAWA」と、2022年10月末、つまり今作の発売日の2日前にジャニーズを退社した滝沢秀明・前副社長の名前が記されている。この名前も次回作からはなくなる。

メディア報道によると、SixTONESのマネジメントは2022年初め頃に、滝沢氏の管轄からジュリー社長の管轄に移管されていたという。

CDリリースについては、基本的にはレーベル（ソニー）が主導していると思われるが、SixTONESの場合は、デビュー曲の「Imitation Rain」を滝沢氏自らYOSHIKIに依頼していたように、滝沢氏が選曲に関与した例もあった。

8thシングル「Good Luck!/ふたり」のダブルA面表題曲はいずれもジェシーと京本大我の主演ドラマの主題歌だ。ドラマのキャスティングは、人気アイドルのスケジュールを考えると、撮影の半年～1年くらい前から決まっていたはずで、ドラマ主題歌プロデュースも、まだ滝沢氏の管轄だった時から動き始めていたのかもしれない。

Snow Manほどではないにせよ、SixTONESも滝沢秀明・前副社長との関係は深かった。京本大我の父の俳優・京本政樹がメディア取材で、11月1日のラジオ番組の収録で「息子も含めてSixTONES、Snow Manのそばで面倒をみてくれたのがタッキー」と、滝沢秀明・前副社長に感謝を述べていた（サンケイスポーツの2022年11月2日配信記事を参照）。

SixTONESにとって、目先の問題としては、滝沢秀明・前副社長の退社問題のせいで、SixTONESのツアー発表が遅れている可能性があることだ。サイゾーウーマンの11月2日12:23配信記事が本当かどうか分からないが、SixTONESのこの秋のコンサートツアーの発表が、既に会場も日程も決まっているのに、1カ月ほど保留になっているという。

今後の楽曲選びについては、上述のように、基本的にはレーベル（ソニー）が主導すると思われるが、ジュリー氏サイドの意向が反映されて表題曲のジャンルやパート割の分量が変わるかどうか、見守りたい。

かつて、SMAPとKis-My-Ft2の担当マネージャーだった飯島氏がジャニーズ退社に追い込まれた直後、ジュリー氏はKis-My-Ft2のセンターをそれまでの玉森裕太からしばらくの間、藤ヶ谷太輔に変えた。

最近では、ジュリー氏はSnow Manでは滝沢氏がセンターに推していたラウールでなく、目黒蓮を優遇している。雑誌「Men’s NONNO」では、ラウールのレギュラーがなくなり、なにわ男子が連載をゲットした。もちろん、Snow ManのCD売上が嵐を超えていても、御用メディアは「嵐超え」と書いてはならない。

ジュリー氏が好む色気のあるイケメンは、SixTONESでは松村北斗が該当するとすれば、松村は以前よりセンター的存在だったから、あまり影響はないだろう。

ただ、SixTONESよりもなにわ男子が優遇される可能性はある。SixTONESよりもKing & Princeが優遇される可能性のヒントとしては、11月4日（金）のテレビ朝日系「ミュージックステーション」で、SixTONESとキンプリが平等に扱われているか否かが、目安の一つとなるかもしれない。

嵐の活動休止直前のブルーノ・マーズ提供曲が米ビルボード・チャートインに失敗したこともあり、ジュリー氏はタッキーよりも米国進出に慎重である可能性が高い。ジュリー氏から見れば実験台のTravis Japanが米国進出で明らかに成功すれば、次の米国進出はSixTONESでなくキンプリになると思われる。ただ、Travis Japanの米ビルボードのチャートインは現状では困難とみられる。

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*SixTONESの2022年11月2日（水）発売の8thシングル「Good Luck!/ふたり」の両A面のW表題曲の「Good Luck!」は10月28日（金）スタートのジェシー主演のテレビ朝日系ドラマ「最初はパー」（金曜23:15～24:15）の主題歌で、もう１つのW表題曲の「ふたり」は10月スタートの京本大我主演の日本テレビ系ドラマ「束の間の一花」（月曜24:59～25:59）の主題歌。

「Good Luck!」が主題歌起用されたドラマ「最初はパー」は、政治家の息子がお笑い養成所に入学してお笑い芸人を目指すストーリーで、「Good Luck!」は叶えたい夢がある人の応援ソングとなっている。一方、「ふたり」が主題歌起用されたドラマ「束の間の一花」は、余命宣告された哲学講師と女子大学生との束の間の恋がテーマのため、「ふたり」は甘く切ないサウンドの純愛ソングとなっている。