SixTONESは難曲『共鳴』を見事にこなす/NEWS増田が熱唱/ Travis Japanはダンスが上手（『テレ東音楽祭 2022春』）

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・ SixTONES『共鳴』―またもや難しい曲を曲負けせずにナイス・パフォーマンス
・NEWS―増田貴久の熱唱が圧巻
・Travis Japan―ダンスが上手、センターの子はちゃんと役目を果たしていた
・SixTONES商品情報

2022年2月23日の「テレ東音楽祭 2022春」でのSixTONES、NEWS、Travis Japanのステージ・パフォーマンスなどの感想をメモ書きしておきたい。

ひと言で要約すると、SixTONESの「共鳴」はまたもや難しい曲だが曲負けせずナイス・パフォーマンスだった。NEWSの増田貴久の熱唱は聴きごたえがあった。Travis Japanはダンスが上手で、特にセンターの子が良かった。

SixTONES『共鳴』―またもや難しい曲を曲負けせずにナイス・パフォーマンス

SixTONESは中盤に登場した。黒ベースのスタイリッシュな衣装だった。登場時にMCの国分太一とのトークがあったが、SixTONESのメンバーはパフォーマンス直前の緊張の中にいて、どこか上の空みたいで、余裕のなさが伝わってきた。「共鳴」は難しい曲だから、無理もない。

SixTONESメンバーは当日朝に律儀に国分にラインを送ったそうで、国分は「やんちゃなイメージもあるみたいなんだけど、こいつらクソ真面目なんです」と話していた。筆者は前から真面目だと思っていたけど？森本慎太郎が国分について「やんちゃデカ・リュックを背負ってるじゃないですか！」と述べていた。

国分がジェシーが見たことないジャージを着ていたというと、ジェシーは「僕も見たことがなかったので、買ってみました」と、上手に返した。

国分が最近ライン交換した京本大我について「めちゃくちゃ真面目です」と評すると、京本は「太一さんがくださった文章がめちゃくちゃ素敵すぎて、寝る前にめっちゃニヤニヤしちゃいました」と、先輩に気を遣っていた。

「共鳴」のステージ・パフォーマンスは、暗がりで歌いだしを担当したのは京本だったようだ。ファンの中には以前に比べて京本のパートが減ったと嘆いている人もいるようだ。特にパートが少ないわけでもないが、すごく多くもなく、平準化されてきたようだ。

英語の部分をネイティブの発音ができるジェシーが担当しているのは正解だと思う。松村北斗が高音の難しいパートを担当していた。歌割を決めているのはレーベルの担当者だと思うが、松村の歌唱力が上がってきたと評価されているのだろう。グループの全員が、ジャニーズ内では歌が上手なほうだと思うが、中でも突出しているのはやはり京本、次がジェシーだと思う。

SixTONESのリード曲・活動曲としては、「マスカラ」「Rosy」に続き、「共鳴」もまたもや難しい曲だ。しかも、この曲はアップテンポでダンスの動きもかなりあるから、パフォーマンスするにはかなりの緊張を強いられそうだ。それでも、SixTONESは曲負けせず、ナイス・パフォーマンスだった。

音楽特番やカウコンでジャニーズのグループ・チェンジ・メドレーをするにしても、SixTONES以外でこの曲をまともに歌いこなせるグループは思いつかない。ファンがカラオケで歌うにしても、なかなか上手く歌えない曲だろう。

NEWS―増田貴久の熱唱が圧巻

終盤近くに登場したNEWSはまず「サヤエンドウ」（2006年）を披露した。6人時代のこの曲を、何故今回選曲したのかは不明だ。

次に、加藤シゲアキが出演していた中学受験ドラマの主題歌「未来へ」を披露した。元気がもらえそうな、とてもいい曲だ。受験期のこの時期に格好の応援歌となりそうだ。増田の透明感があり声量も豊かな歌声は、とても魅力的だ。僅かにレイドバック（遅らせ）気味に歌っていたが、情感豊かで、コブシも健在で、聴きごたえがあった。

増田は黒髪で前髪を下ろしてギザギザにしていた。ドラマか何かの役柄と関係あるのだろうか。小山慶一郎と加藤シゲアキはスリムになって、肌がキレイになったように見えた。

Travis Japan―ダンスが上手、センターの子はちゃんと役目を果たしていた

ジャニーズJr.のTravis Japanが序盤に登場して、光GENJIの「ガラスの十代」（1987年）のダンスのみのカバーと、持ち歌の「BIG BANG BOY」のパフォーマンスを披露した。

光GENJIの「ガラスの十代」と言えば、飛鳥涼の提供曲で、光GENJIがローラースケートをしながら口パクしていた曲だ。ローラースケートしながら歌うのは大変との理由で、音楽番組で口パクを常態化させた第一号が光GENJIだった、という話を聞いたことがある。

ダンスが売りのTravis Japanだから、光GENJIとは違う、新たな振付でダンスのカバー・ステージを披露した。ダンスは期待を裏切らず上手だったが、せっかくなので、歌も歌わせてあげればよかったのに、と思った。

続いて、持ち歌の「BIG BANG BOY」のパフォーマンスを披露した。こちらはもちろん、歌も歌っていた。

センターの子（確信はないがたぶん宮近海斗）が、ダンスが特に上手で、歌も割と上手だと思った。しかも、カメラ目線が上手で、ちゃんとセンターの役目を果たしていた。早くデビューさせてくれよ、と訴えているようにも見えた。

Travis Japanは同じくダンスが売りのSnow Manとファンを分け合うから難しいのでは、との見方もあるが、そこを何とか差別化して上手く売り出すのが、滝沢秀明プロデューサーの仕事だろう。

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