STARTO社ジュニアABCクラス分け、系列会社でジュニア以外リクルート模索は『タイプロ』落選者抱え込みか

2025年2月22日

週刊現代の記事によると、STARTO ENTERTAINMENTがジュニアのさらなる改革として、ジュニアをデビューに近いAクラスと、それ以外のB・Cクラスに分け、少数精鋭を目指す意向だという。

また、STARTO社のみならず、他の系列会社の中で、ジュニアを介さないリクルートによるグループ作りも、模索しているという。筆者個人的には、これは、「タイプロ」落選者の人気候補生を他の事務所に取られる前に抱え込みたいという意向も働いているように思える。

ジュニアをデビューに近いAクラスとB・Cクラスに分け、少数精鋭を目指す

週刊現代の2025年2月22日（土）朝の配信記事に、STARTO ENTERTAINMENT（スタエン、旧ジャニーズ）の衝撃のジュニア改革の一部施策が、事務所関係者のコメントとして述べられている（週刊現代の2025年2月22日（土）朝の配信の「《旧ジャニーズ・ジュニア解体》『タレントを3クラスに分ける』『Aクラスはデビュー組』…新グループ結成の裏で押し寄せる大改革」）。

ちなみに、ジュニアはSTARTO社の直轄組織で、人材育成機関としての機能を担っているという。つまり、ジュニアたちは、ジャニーズ事務所時代のジャニーズアイランドのような子会社ではなく、STARTO社に直接所属している。

既に発表された、グループの再編とは別に、記事で述べられている新たなジュニア改革は大きく2つある。

第一に、ジュニアに新たにA、B、Cという3段階のクラス分けシステムを導入するという。最上位のAクラスはデビュー組、あるいはデビューに最も違いとされる組だ。

BクラスとCクラスはこれまで通り、研修生らが所属し、一概には言えないが、BクラスよりもCクラスのほうが、現時点でデビューできる確率が低いとみられている。

これは、小学生などのデビューには早すぎるジュニアたちには、大きな影響はないかもしれない。

しかし、20代になってCクラスに入れられるジュニアにとっては、デビューできる見込みがほとんどないとの事実上の宣告に等しい。

残酷かもしれないが、見方を変えれば、早めに気持ちを切り替えて新たな人生の進路を考えるきっかけにもなる。STARTO社は今後はジュニアを少数精鋭にしたい意向だという。

第二に、STARTO社のみならず、他の系列会社の中で、ジュニアを介さないグループ作りも模索しているという。今後は生え抜きのみならず、事務所自らがメンバーをリクルートして結成させる可能性も十分あるという。

ここで論点は2つある。1つ目は、現在はタレントあるいはタレントで結成するグループは、STARTO社に所属して、CDデビューも含め、芸能活動を行うことになっているが、今後は系列会社でもタレントをリクルートして所属させる可能性がある、ということだ。

2つ目は、ジュニアを介さないグループ作りの可能性、つまりスカウトなどで新たなタレントを所属させて、CDデビューなど、芸能活動を行わせる可能性だ。

これは、筆者個人的には、「timelesz project -AUDITION-」（タイプロ）で落選して、timelesz追加メンバーになれなかったものの、他の事務所に取られるのはもったいない人材も対象に含まれる、と思われる。

「タイプロ」で不合格になった候補生の中には、単にtimeleszの既存メンバーとの相性が、合格者ほど良くなかっただけで、スキルやビジュアルがハイレベルで、既にファンが沢山付いている者もいた。彼らはおそらく、他の事務所からスカウト攻勢を受けるだろう。

STARTO社はデビュー待ちのジュニアが180名以上もいて、「タイプロ」不合格の人気候補生をジュニアに入れても、優先的にデビューさせるわけにはいかない。

だが、彼らが人気があるのをわかっていて、他の事務所に取られるのはもったいない。STARTO社所属が難しいなら、系列会社に所属させて売り出すことはできないか、と考えているのではないか。

もちろん、「タイプロ」元候補生に限らず、芸能活動歴があってファンが付いている人材のスカウトも、視野に入れることになるだろう。

ジュニアのファンの中には、怒る人もいるかもしれないが、自分の推しが20歳すぎでCクラスだったら、諦めるしかないかもしれない。

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