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・王道アイドル路線ではない、バラエティー力が強み
2019年末の「第70回NHK紅白歌合戦」に、Kis-My-Ft2が初出場すると、ジャニーズ御用メディアのスポーツニッポンのオンラインニュース・スポニチアネックスが伝えた(スポニチアネックスの2019年11月9日付「キスマイ 紅白初出場へ デビュー9年目の悲願 10周年へ大きな弾み」を参照)。CDデビュー9年目の快挙だ。
ジャニーズ御用メディアだから、たぶん本当だろうと思うことにする。キスマイの皆さん、おめでとうございます。
ヒット曲がないにもかかわらず〇〇周年のゴリ推しで紅白に出場したジャニタレもいたが、キスマイはちゃんと人気が評価されて初出場が決定したようで、この上なく喜ばしい。
王道アイドル路線ではない、バラエティー力が強み
ジャニーズの若手では、王道系のHey! Say! JUMPとSexy Zoneが、後輩のKing & Princeに一部ファンを奪われ苦戦中のようだ。キスマイはこうした王道系とはカラーが違うことが、幸いしているようだ。
キスマイの強みはバラエティー力だ(ただし、一番人気の変人王子キャラの玉森裕太は俳優路線で、バラエティーの喋りができない)。それでも、直近のキスマイのCDの売上はSexy ZoneのみならずHey! Say! JUMPをも上回っている。
キスマイには、ジャニーズ内トップクラスと言えるほど歌唱力が高いメンバーはいないし、むしろ横尾渉のように、歌が下手なことを前面に出して自虐的になっているメンバーもいる。
個人的には、キスマイのグループ内では北山宏光が最も歌唱力が高く、次が藤ヶ谷太輔だと思っている。ダンスは千賀健人が得意で、キスマイのダンスは、ジャニーズの他のグループに比べて振付が激しいものも多い。紅白では、ダンスが激しくても、口パクでなく生歌唱してもらいたい。
今年の紅白のジャニーズ枠の数は不明だが、昨年と同じなら、Hey! Say! JUMPかSexy Zoneのどちらかが出場できないということか。1度出場するとシード権ができるようなイメージもあるが、枠が限られるのだから、その年の活躍や人気という本来の指標で選出されるべきだ。
世論の反発もあるだろうが、ジャニー喜多川前社長の追悼企画を強行するのであれば、これから売り出す(CDデビュー前の)SixTONESとSnow Manがそこに押し込まれる可能性も、高くなりそうな気がする。「NHK紅白歌合戦」は日本全国と世界の多くの国で放送され、知名度アップの好機となるからだ。
大晦日の夜は、「NHK紅白歌合戦」と、人気K-POPスターが勢ぞろいする韓国の大型音楽特番「2019 MBC歌謡大祭典」のKNTV生中継と、行ったり来たりしようかと思っていたが、キスマイが登場するシーンは、他の幾つかの興味あるアーティストのシーンとともに、しっかりリアタイで見届けたい。
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