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・K-POPとKカルチャー融合のKCONに似たJCON的イベント―日本音楽と日本酒・軽食文化のイベント
・Travis Japanを出演させるために企画されたフェス?―日本から参戦するファンだけでは意味がない
米国ロサンゼルスに留学中のジャニーズJr.の人気7人組グループ・Travis Japanが、現地の2022年6月11日(土)・12日(日)にSilverlakes Sports Complexで開催される野外音楽フェス「Rising Japan Music Fest (ライジング・ジャパン・ミュージック・フェス)」に出演することが決定した。
告知はまず、ジャニーズ事務所の英語公式ツイッター(@johnnys)の日本時間2022年5月12日午後0:20の投稿で、以下の英語ツイートで行われた。
「My Dreamy Hollywood indeed! #TravisJapan will be performing at the #RisingJapanMusicFest in Los Angeles on June 11th & 12th!」(まさに夢のハリウッド! Travis Japanが6月11日・12日のロサンゼルスでのRising Japan Music Festでパフォーマンスします!)
同時に、同ツイートからリンクが張られた、Traivis Japanのインスタグラム・ストーリーに動画がアップされ、宮近海斗が「僕たちから皆さんに報告があります」、川島如恵留が「Rising Japan Music Fest in LAに出演することになりました(拍手)!。温かい応援よろしくお願いします!」と述べた。
K-POPとKカルチャー融合のKCONに似たJCON的イベント―日本音楽と日本酒・軽食文化のイベント
さらに、同ツイートからリンクが張られた Rising Japan Music Festの公式サイトに、日本語と英語で6月11日(土)・12日(日)のイベントとチケットの説明があった。
そこで分かったのは、この「Rising Japan Music Fest」は、日本の音楽(Japanese music)だけでなく、日本のカルチャー、特に日本酒・日本のビールおよび日本食の軽食(やきとり、やきそば、寿司など)にも親しんでもらうという趣旨の催し物、ということだった。
何だか、K-POPと韓国カルチャーの融合イベントであるKCONをモデルに、日本の(商業)音楽と日本の食文化の融合イベントを新たに企画したものに思える。
スポンサーには、白鶴、(梅酒でおなじみの)チョーヤなどの有名日本酒メーカー、スーパードライのアサヒビール、清涼飲料の伊藤園、グリコなど、日本の一流食品メーカーが名を連ねている。さらに、日本航空やアメリカン・エアラインといった、日本のファンの参戦でメリットを受けそうな大手航空会社の名前もある。
しかし、イベントの主催者名は不明だ。これだけの有名企業のスポンサーを集めたということは、当然大手広告代理店が絡んでいるに違いないが、沢山の有名企業を賛同させた主催者は誰なんだろう。
音楽フェスの参加者はまだ全て発表されておらず、たとえば今後発表されるヘッドライナー(大物アーティスト)がロサンゼルス在住のYOSHIKIだったら、YOSHIKIのオーディション・プロジェクトを放送・配信する日本テレビ&Huluも絡んでいるんだろうな、と筆者は勝手に想像している。
それにしても面白いのは、何故か、音楽フェスの出演者は日本の音楽(Japanese music)をやっている「アメリカ在住のアーティストや日本で活躍しているアーティスト」とされていることだ。
Travis Japan以外にこれまでに出演が決定したアーティストの中には、ジャニーズのSexy Zoneの2022年6月1日発売のアルバム「ザ・ハイライト」収録のダンスナンバー「THE FINEST」を楽曲提供したJQのバンド・Nulbarichや、NiziUのリマの父親のラッパー・ZEEBRAといった、それぞれ専門分野では有名なアーティストもいる。(彼らの音楽が純粋な日本の音楽(Japanese music)と言えるのかは、議論の余地がありそうだが・・・)
ちなみに、MCは吉本興業所属で米国進出をしようとしている(しかしグリーンカードつまり永住権の抽選に外れた)ピン芸人・たむらけんじが務める。
Travis Japanを出演させるために企画されたフェス?―日本から参戦するファンだけでは意味がない
これってもしや、Travis Japanを出演するためにジャニーズが企画したイベントなのではないか、と筆者は当初気になったが、どう考えても、ジャニーズだけでは無理そうだ。
ジャニーズと吉本興業と大手広告代理店と音楽業界(と、もしかしたらテレビ局)の、KCONみたいな日本音楽・カルチャーのイベントを海外でやろう、という共同プロジェクトなのだろうか。
日本のファンのイベント参戦に関係ありそうな航空会社がスポンサーになっているが、開催日まであと1カ月を切ってしまったので、今から日本在住のTravis Japanの観戦ツアーの募集をかけるには、若干遅すぎるようだ。
当日の観客が日本から来たTravis Japanのファンで溢れかえるとなると、フェスの採算としては儲かるし、Travis Japanのステージも大盛り上がりとなるだろう。
しかし、Travis Japanも含め、フェスに参加するアーティストの主たる目標は、アメリカで多くのファンを獲得することと思われる。
このため、観客のほとんどが日本から来たTravis Japanのファンで埋め尽くされるようでは、あまり意味がない。Travis Japan以外の出演アーティストのやる気が殺がれてしまいかねないし、Travis Japanとしても困惑するだろう。
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2022年3月28日付 Travis JapanがWorld of Dance Championship米国地区予選を3位で通過
2022年3月11日付 SixTONES京本大我率いる『京本会』中核メンバーはTravis Japanの3人、一緒に音楽活動をしてきた
2022年3月4日付 Travis Japanが渡米しLAでダンスレッスン、ボイトレ、語学習得
2021年9月6日付 Travis Japanが嵐『Love so sweet』ダンス動画をグループのみならず個人別でも公開、再生数格差がシビア
2021年9月1日付 Travis JapanがYouTubeダンスチャンネル/ SixTONESライブBD/DVD『on eST』2021年10月20日発売決定