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中居正広と香取慎吾が『まつもtoなかい』で6年ぶり共演―ゆるぎないSMAPの絆、是非もっと共演を

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香取が番組冒頭で喋りづらかったのは、中居とのことについてどこまで話せるか分からなかったから
ついに中居が全てを話す姿勢に転じる→休養中に香取から毎日連絡があった
中居『病状も、詳しい話したの、僕、松本さんと慎吾しかいない』/ 香取と年明けに再会していた
事前に知らされなかった香取ファンが中居の登場に感動して泣く
香取がSEVENTEENとのコラボ曲『BETTING』をフルサイズ披露
SMAP再結成に香取は前向き『待ってる人も多いと思います』

2023年4月30日(日)21時からフジテレビ系で初回が放送された「まつもtoなかい」は松本人志と中居正広がMCを務めるトーク・バラエティ番組だが、初回ゲストが香取慎吾で、かつてSMAPのファンだった筆者には、元SMAPの中居と香取の6年ぶり共演は画期的でとても感慨深い放送回となった。

メディアは憶測でいろんなことを書くが、やはりSMAPのメンバーの絆は強固だったんだなと思った。ただし、全く話題に上らなかった木村拓哉に関しては分からない。以下、興味深い発言を中心にメモ書きしておく。

香取が番組冒頭で喋りづらかったのは、中居とのことについてどこまで話せるか分からなかったから

番組冒頭で香取登場前に、中居は「大丈夫かな」「変なこと言わなきゃいいけどなぁ」と気を揉んでいた。

2016年末にSMAPが解散し、香取が稲垣吾郎、草彅剛とともにジャニーズを退所したのが2017年9月9日で、直後の9月22日にSMAPの元マネージャーだった飯島三智氏が代表を務めるCULENに所属することが明らかになった。

一方の中居はジャニーズに残留していたが、2020年3月31日にジャニーズを退所して、4月から自らが代表を務める個人事務所「株式会社のんびりなかい」に所属したが、スタッフがジャニーズから出向していると言われ、ジャニーズと業務提携した模様だった。このため、ジャニーズ時代からの番組が継続できたが、ジャニーズの意にそわない話題を口にすることはなかった。

いよいよ香取が登場するに当たり、中居は「今夜のお客様、香取慎吾さんです」と紹介すると、香取が緊張気味の表情で登場した。「『香取慎吾さん』って初めて言いました」とのことで、松本に心境を問われると、中居は「嬉しいのと、ちょっと恥ずかしい」と照れていた。

香取の中居に向けての第一声は「中居さん、お久しぶりです」で、出演オファーを受けた時の話を始めた。

「お話頂いて、すごく悩みました。でも、松本さんに本当にお世話になって」「松本さんからお話を頂いたと聞いたので、これはちょっと断れないと」「あと、歌を歌わせて頂けると。テレビで歌はほとんど歌っていなくて。地上波民放で歌うのは6年、7年ぶり」

中居が「フジテレビで歌うのは?」と尋ねると、香取は「スマスマ(『SMAP×SMAP』)の最後以来」と答え、さらに「悩んだ理由は、やっぱり中居さん」と述べた。この時点では、視聴者には香取が中居と番組で共演するのを躊躇した理由が、はっきりとは分からなかったが、番組冒頭の中居の「変なこと言わなきゃいいけどなぁ」と関連づけることはできた。

中居も「僕も、スタッフに慎吾来ますよ、『香取君が来ます』って時に、『《何か少し連絡しました》みたいなのがちょっと出てましたよ』って、俺もスタッフに聞いてて。『ああ、少し来たよね』。人の物差しってそれぞれですけど。あれが『少し』でいいですか?」と香取に質した。

松本が「連絡は取ってなかった?」と香取に尋ねると、香取は困ったように、中居に向かって「どうするんですか? 僕は何でも話ますよ。でも、自分だけ勝手にバッと言うのも・・・」と、さじ加減を教えてほしそうなそぶりを見せた。番組冒頭から香取が口数が少なく、何を話そうか戸惑っているようだった理由は、これだったのだと、ようやく視聴者に伝わった。

ついに中居が全てを話す姿勢に転じる→休養中に香取から毎日連絡があった

ここでついに中居が意を決して、「僕、去年体調を壊したんです」と話し始めた。中居は2022年7月に急性虫垂炎で入院し、その後10月に一旦復帰したがその後再度活動休止して年内は休養に専念した。

中居は詳しい病状には立ち入らず、計約4カ月にわたる休養期間があったことに言及し、「香取さんから連絡があって」「その日を境に毎日連絡くれました」と、驚く内容の話を始めた。

香取が「すぐ『会いに行きたいんですけど。会えませんか?』」と言ってきたが、中居は当時まともに話すらできない状況だったという。「面会も今できるような状況じゃないから」「お話ししてしまうと、気持ちが溢れてどうにかなっちゃうのかな」「エゴなんですけど、『電話もタイミングが来たら』」中居と面会できないと知った香取は、その日から2カ月間、毎日連絡してきたという。

香取は「体調崩す前も、(中居は)ちょくちょく連絡はくれたりしてて。でもその時は、ウザかったんですよね」と笑いながら明かした。ウザかった理由について、香取はこう述べた。

「僕は稲垣吾郎、草彅剛とちょっと方向が近かったから、3人で何か一緒にやろうかってなったんですけど。違う方向で進むことになったので、という気持ちがあったのに、ちょくちょく連絡来るんですよ」

休養中の中居に連絡し始めた時に、普通に大丈夫かと尋ねる人に対して、中居は相手に心配かけないように気丈に振るまう人だから、結果、1人になってしまっているのではないか、と危惧したという。このため、単刀直入の言葉を投げたという。「最初に『死にますか?』って。そのぐらいの言葉をかけないと、返してくれない人なの」

中居は香取に対して「誰かに頼まれてるな。3人の中で一番下だから。剛と吾郎に『お前言えよ』とかもあるんじゃないか」と、勘繰っていたという。

しかし香取は「2人は、毎日連絡してたの、知らないと思います。昔から僕ら、ないじゃないですか、そんなの」と笑顔で話した。すると中居が休養期間に3人が連絡をくれたか否かについて、「慎吾は毎日くれるじゃないですか。その2カ月、3カ月、吾郎、1回もなかった」「剛もあった。『どう?』って」と明かした。

別に稲垣が中居のことを心配していなかったわけではない、との確信は伝わってきた。一方で、木村拓哉の話題が一切出なかったことは、木村がジャニーズ所属だから仕方がないとはいえ、実際のところ、木村と4人が絶縁状態なのかどうかが気になった。

香取は「今回も、自分の仕事のパートナーとか、周りのスタッフに相談もしたし。どこかのタイミングというか」と、中居との共演のタイミングの機が熟したことを示唆した。

中居『病状も、詳しい話したの、僕、松本さんと慎吾しかいない』/ 香取と年明けに再会していた

香取と松本と中居が3人でこうしてトークをしていることが奇跡めいて感慨深いものがあったのには、相応の理由があった。中居は「病状も、詳しい話したの、僕、松本さんと慎吾しかいないので」と明かした。

松本は笑福亭鶴瓶に半泣きで電話して慰めてもらったエピソードを明かしたが、実は鶴瓶は中居の詳しい病状を知らなかったとの事実に気づいて驚いていた。

年明けに、中居と香取は再会できたという。中居から声をかけたという「年明けて、『今日どうしてます?』『空いてます。会おう』」これに香取は苦笑して、「『明日ランチ行かないか? どっか店知ってる?』」との中居の依頼が無理難題だったと明かした。2人で密かに会える店など簡単に見つからず、結局、「僕のアトリエというか、絵を描く場所に」中居に来てもらったという。

松本が「今後の2人は、どういうふうになって行くの?」と尋ねると、香取はこう答えた。

「今回がなかったら、本当にないと思います。SMAP解散して、そこからそれぞれの道を歩むという時に、テレビっていう場所での仕事が減ってしまうかもしれない中でも、新しいことをやってみたいっていう方向が近かったのが、3人で。中居君はもうテレビの中でやって行きたいって話もあったから。テレビの中で活躍してる中居君のことは見てたし」ただし、ジャニーズ退所後間もない頃は、テレビで中居を見かけるとチャンネルを変えたこともあったという。

香取は「テレビを捨てたわけではなく、テレビに育ててもらった思いもすごくありますし。ファンの方々が・・・テレビでも見たいって言ってくれるファンの方々が沢山いるんで、お話頂けたら、出演させてもらいたいなって」との思いを語った。

松本はSMAPメンバーについて「どっかまた一緒にって望んでいる人たちは、腐るほどいるよ」と述べた。

事前に知らされなかった香取ファンが中居の登場に感動して泣く

ここでトークコーナーは終わり、別のスタジオに移動して、観覧席からファンが見守る中で、香取の歌唱パフォーマンスを収録することになった。

香取ら3人の“新しい地図”の所属事務所・CULENが、事前に新音楽番組の収録との触れ込みで、中居の出演は伏せられたまま、ファンクラブ会員に観覧募集を行っていた。運よく選ばれたファン(少なくとも数十名はいたと思う)がこの日、別スタジオで観覧席に座っていて、アンタッチャブルの山崎弘也が、ニセ番組のMC役を務めていた。

そこに突然、中居と松本が入って来た。観覧席の香取のファン(たぶん全員女性)たちは思いがけない中居の登場に驚き、ほとんどの人たちが悲鳴を上げ、涙ぐんだ。そりゃそうだ。ずっと新地図メンバーと中居の共演を夢見てきたのだから。松本が「お客さんの9割が泣いています」と言った。

それから、香取が登場した。中居が「昔からよく知っていますけど。小学生ぐらいから」とボケると、香取も「一緒にお金を稼いでいました」と述べた。

最近の香取のアーティスト活動を紹介するVTRが流れた。気志團とのコラボは筆者も以前からフェス出演などは知っていたが、最近日本だけでなく韓国の一部でも話題になっている「新しい学校のリーダーズ」ともコラボしていたのは、初めて知った。

中居は実は香取のライブを観に行っていたという。ただし、その時にはただ観て帰っただけで、香取とは会っていないそうだ。また、香取のアートの個展には行けていないというが、さすがに他の客がいる中で中居が観に行くわけにはいかないだろう。

香取がSEVENTEENとのコラボ曲『BETTING』をフルサイズ披露

今回K-POPの大人気セルフプロデュース・ボーイズグループ・SEVENTEENとのコラボ曲「BETTING」(草彅剛主演ドラマ「罠の戦争」主題歌)を披露するに当たり、香取がSEVENTEENの楽曲制作リーダーのウジ、「BETTING」の歌唱のレコーディングを担当したスングァン、ジョンハン、ミンギュと会って話している映像も紹介された(詳細はこちらの記事を参照)。また、この曲が配信チャートで10冠を達成したことも紹介された。

K-POPに詳しくない人は知らないかもしれないが、SEVENTEENはBTSが兵役で活動休止中の現在、ポストBTSの最有力候補グループの1つで、最新ミニアルバムの初動売上が455万枚と、BTSを超えて韓国歴代最高となっている。

残念ながらSEVENTEENのスングァン、ジョンハン、ミンギュの出演はなく、3人の歌唱パートは音源の歌声が流れていた。香取自身も貴公子風の衣装だったが、きらびやかな衣装の男女多数のダンサーが加わって、ミュージカルみたいに本格的なダンスと歌のパフォーマンスだった。しかも、テレビサイズの2分半の尺に短縮されず、約3分18秒のフルサイズだった。これはフジテレビに感謝したい。

香取のパフォーマンスを見守っていた中居は、終わってまだ息が上がっている香取に「やっぱりカッコよかったです」と述べた。

SMAP再結成に香取は前向き『待ってる人も多いと思います』

松本に「今の見てたら、中居君も触発されない?」と尋ねられると、中居は「やあ~~」としばし考えてから、「できないですね。こんなに踊れないです。6年全く踊ってない」と言った。しかし、歳をとって全くできなくなる前にするよう、強く勧められた。

香取は「待ってる人も多いと思いますけど。あの中居君の歌をやったほうがいい。他ではあの“耳の違和感”は味わえない」と笑いながら言った。

男闘呼組の例もあるし、SMAPを今後期間限定とかでもいいから再結成するために、一番やりやすいのは、木村拓哉もジャニーズを退所する場合だろう。全員ジャニーズでないという立場になったほうが、一緒に集まってライブ活動等をしやすいと思われる。

SMAPに関する権利を保有するジャニーズ事務所が、ジャニー喜多川の性加害問題のせいで今後力が弱まっていくのであれば、ジャニーズにも収益の一部上納などのうま味条件を付ければ、SMAP再結成に意外と簡単に許可が出るかもしれない。

木村本人がどう考えているかは不明だが、少なくとも中居は本心では、新地図の3人と今後共演したいのではないか。3人と共演するとジャニーズのジュリー社長の機嫌を損ねて、イジワルされるだろうか。

中居が親ジャニーズの番組から干されても、松本が重鎮である吉本興業と近しい関係を維持すれば、中居は吉本興業系の番組には出られるだろうが、それだけでは不満で、やっぱりジャニーズと共演したいのだろうか。



*SEVENTEENと香取慎吾のコラボによる2023年1月17日(火)0時配信リリースのデジタルシングル「BETTING」は、2023年1月16日(月)22:00放送開始の草彅剛主演のカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ「罠の戦争」の主題歌。SEVENTEENのメンバーで楽曲制作リーダーのウジ(WOOZI)とPLEDISエンターテインメントの音楽プロデューサーのボムジュ(BUMZU)と香取慎吾が楽曲「BETTING」を制作し、歌唱は香取慎吾とSEVENTEENのジョンハン(JEONGHAN)、ミンギュ(MINGYU)、スングァン(SEUNGKWAN)が担当。
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Apple Music/ iTunes: BETTING (香取慎吾&SEVENTEEN) 2023/1/17
レコチョク: BETTING (香取慎吾&SEVENTEEN) 2023/1/17

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