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嵐・松本潤が『A-Studio+』で今後やりたいことは演出と熱っぽく語る(嵐の話題は一切なし)

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久々のテレビ出演オファーを受けたワケ
親交のある俳優たちを語る―佐藤浩市、小栗旬、吉高由里子、山田裕貴など

偉大な演出家・野田秀樹にも臆せず提案する松本潤
今後について―野田秀樹みたいな演出家を目指したい意向を強く示唆『何でもやる』

旧ジャニーズ事務所(現STARTO)から個人活動については2024年5月30日に退所・独立した嵐の松本潤(松潤、41)が、2024年9月6日(金)のTBS系「A-Studio+」にゲスト出演した。嵐の話は全く出なかった。松本の熱っぽい話しぶりから、今後やりたいことは演出、という思いがにじみ出ていた。

久々のテレビ出演オファーを受けたワケ

MCのKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が「ゲストは松本潤さんです」と述べた途端、観覧していた観客たちから「ええ!?」「キャー」と、悲鳴のような大歓声があがった。

高級そうな黒の上下のセットアップにインナーも黒という衣装で現れた松本潤は、筆者としては随分久々に見たのだが、ふっくらとしていて、髭を生やしていたのに、驚いた。

松本は「本当に久しぶりのテレビですよ。ありがとうございます、呼んでもらって」「独立してからちゃんと番組に出るの、初めてに近いんじゃないかな」「相葉君の番組にちょこっと出たけど」と、嬉しそうだった。

松本は出演の経緯について、「単純に舞台の稽古で、スケジュールが全くなくて。ようやく舞台の本番が始まったので、そのタイミングでお声がけ頂いたので」「鶴瓶さんの番組だし、藤ヶ谷もいるし、せっかく話すんだったら、知ってる人がいいなって思って」と話した。

画面の字幕テロップには、松本が出演する舞台「正三角関係」の今後の上演予定が示されており、もちろん舞台の宣伝目的での出演というのが、主目的のテレビ出演だったのだろう。

親交のある俳優たちを語る―佐藤浩市、小栗旬、吉高由里子、山田裕貴など

番組前半では、松本が個人的に親交のある俳優らの話題が中心だった。

松本は、佐藤浩市と、共演がなかった頃から、親交があるという。発端は、「クリスマスパーティーに、奥さんの友達から呼ばれたんですよ」と明かした。

その後、松本主演の2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」のオファーを、佐藤は快諾してくれた。松本は「打ち上げにも、浩一さんとかも来てくれて」と振り返った。

松本は、意外な大河ドラマ主演繋がりを明かした。長年の友人で、大河ドラマの先輩である小栗旬からは、気遣ってもらったという。「旬も、このタイミングは大変そうだな、こういうことが起こりそうだなっていうのがあるから、連絡くれたりとか」

また、2024年の大河ドラマ「光る君へ」主演の吉高由里子についても、「今僕は、吉高さんに連絡して、『どんな感じ?』って話したりとか」と、アドバイスをしていることを明かした。

エキストラから大出世した山田裕貴については、松本は「近年、こんな熱量でぶつかってくる人、久々」と述べた。

偉大な演出家・野田秀樹にも臆せず提案する松本潤

番組後半では、松本が出演し、北九州で9月11日まで、その後大阪・SkyシアターMBSで9月19日(木)~10月10日(木)上演される舞台「正三角関係」の作・演出・出演を担当している野田秀樹の話題になった。藤ヶ谷は既にこの舞台を観劇したという。

舞台の中で用いるフラフープについて、几帳面な松本は「キレイに毎回失敗しないようにしたい。性格上」と述べた。しかし、野田や長澤まさみはそこまで几帳面ではないという。

松本が「フラフープのわっかを十字にしたら、ここでパチンと留まるシステムを使ったらいいんじゃないか」と提案したら、野田に怒られたという。

松本が野田に限らず、演出家に臆せず意見することは、昔から知られているが、松本としては「言うのはタダじゃない。チョイスは先生にして頂く」とのポリシーだという。

今回の舞台について、松本は「これから自分が個人として、まだまだやっていきたいことっていうのを、自分で改めて考えたり、感じたりすることができる、そんな時間になりましたね」

ちなみに、この舞台はロンドン公演もあり、ロンドンでの千秋楽は11月2日だ。翌11月3日が嵐のデビュー25周年記念日だが、11月2日もロンドンで舞台があると判明した時点で、嵐の11月3日の復活ライブなど、ありえないことは分かっていた。

今後について―野田秀樹みたいな演出家を目指したい意向を強く示唆『何でもやる』

今後のビジョンについて、松本は「野田秀樹の演助(演出助手)です。自分がやっぱ出る側だから、出る側の目線でもちろん、他のところも見ているつもりだけど。そっち側じゃなくて、出ない側に立って、どういうふうに見えるとか、野田秀樹の後ろに立って、野田秀樹が何を見てるかを、めっちゃ見たい。野田秀樹という人の現場を見たい、ものすごく」

「で、言ったんですよ。『次やる時、演助で呼んでくれないですか?』『やだよ、めんどくせえから、お前』」

藤ヶ谷に「作る側に興味があったの、ずっと昔からですか?」と尋ねられると、松本は「昔からですね」と即答した。

更に、松本はこう話した。「監督だったり、プロデューサーの人が。監督が『この芝居こういうふうにしてほしいんだけど』って言われた時に、なぜこの言い方をしたのかとか、どういうことを伝えたいとか、自分はどう動くのが一番いいんだろう、とか。監督が言ってることに応えるなら、という自分と、役者としての相反する、俺はこうやりたい、みたいな気持ちもあって。それをどこに落とし込んでいくかっていうのを、を常に考えて」

藤ヶ谷が「舞台だけじゃなくても、映画とかミュージックビデオとか」もやりたいかと尋ねると、松本は「ミュージックビデオとか、ライブはもちろん、何でもやるよ。展示会の空間とかもやりたいし。お話さえあればって感じ」と答えた。

自分がやりたいことを熱っぽく語る松本は、とても生き生きして見えた。さらに、松本は悟りを開いた過程を、こう話した。

「20代の頃って、やりたいことがすごいあった。こうなりたいとか。10代20代と、20年間それをやり続けて、30前にして、30までそれをやり続けてできないってことは、向いてないんだなって、諦めた。そしたら、すげえ楽になった」

「で、30から40にかけて、白か黒かじゃなくて、グレーを加えて、この3つを行き来しながらやってみたら、最終的に30代後半で白黒つけたくなって」「でも、ちょっと違うな、何でもいいなって」

松本が諦めたと言ったのは、演者としてトップを目指すことだろうか。だから大河ドラマに賭けたのだろうか。いずれにしても、今後松本がやりたいのは、演出方面であることは、間違いないようだ。

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