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・Snow Manが断トツ1位、嵐はSixTONESやなにわ男子より下
・5位はTOBEに移籍したNumber_i/ 6位は脱退者ゼロのWEST.
・前回表示圏外だったTravis Japanが今回は10位→人気上昇
(この記事は、2024年11月9日付「ボーイズグループ日本ファン数(2024年8月調査)-1位Snow Man 、2位BTS、7位セブチ(日経エンタ)」を、STARTO関連グループ篇として書き直したものです)
2024年10月4日発売の「日経エンタテインメント!」2024年11月号に、2024年8月17日時点の全国3万人調査に基づく、さまざまな推しの日本国内ファン数ランキングが掲載されている。自分の推し(エンタメブランド)を回答した人数を、日本の人口構成でウェイト付けした推計値だ。
STARTO関係のグループに絞って見ると、1位は断トツでSnow Manで、2位はSixTONES、3位なにわ男子となっている。
Snow Manが断トツ1位、嵐はSixTONESやなにわ男子より下
「日経エンタテインメント!」2024年11月号に、GEM Partners(東京・港)による2024年8月17日時点の全国の15~69歳の計3万人の「推しエンタメブランドスコープ」調査結果に基づく、各種推し対象のファン数(推計値)が載っている。そのうち、STARTO関係の男性アイドルグループのみを拾って、ランキングにしてみた。
断トツ1位はSnow Manで、ファン数は約76.3万人だ。Snow Manは、STARTO関係以外も含めた、ボーイズグループ全体のランキングでも1位となっている。
STARTO関係のグループの2位は、SixTONESの29.3万人で、3位はなにわ男子の24.1万人だった。
現役STARTO勢の場合は、CDを沢山積むファンが少なく、販売形態数も概ね3形態のグループが多いため、ファン数の多い順は、ほぼCD売上の多い順と一致する。
4位は、2020年末をもって活動休止に入った嵐で、18.1万人だった。このファン数(推計値)を見て、もっといるはず、と思う人もいるかもしれない。
嵐と言えば、未だに「ファンクラブ会員300万人」と書き立てるメディアがあるが、それはファンクラブ入会時の会員通し番号だ。実際には、1年ごとの更新をしないで退会した人の欠番が沢山あるので、実際のファンクラブ会員数は300万人を大幅に下回る。
また、コンサートの抽選対策として、ファンではない家族や友人の名義を借りて嵐のファンクラブに加入していた人もいる。そういう家族や友人は、今回のようなアンケート調査では、推しを「嵐」だとは、回答しないと思われる。
5位はTOBEに移籍したNumber_i/ 6位は脱退者ゼロのWEST.
5位にランクインしたのは元ジャニーズで、現在は滝沢秀明社長が率いるTOBE所属の3人組Number_iで、18.0万人だった。STARTO所属ではないが、旧ジャニーズ時代からのファンが多いとみられるので、STARTO関連グループとして、このランキングに含めることにした。
STARTOに残ったKing & Princeは、元々いた5人が過半数割れの2人になってしまったので、順位はNumber_iより少し下の7位となった。
6位には、WEST.がランクインした。ファン数は16.8万人だ。スノストより前にデビューしたグループの中では数少ない、メンバーの脱退がないグループで、結束力がそのまま勢いの維持につながっているようだ。
前回表示圏外だったTravis Japanが今回は10位→人気上昇
8位は今年5月にデビューしたばかりのAぇ!groupで、11.5万人だ。デビュー作のCD売上だけを見れば、もっと上位にいそうだが、デビュー作はお祝儀買いで嵩上げされていたので、ファン数ではそれより低い順位になっても違和感はない。
Aぇ!groupの1つ前にデビューしたTravis Japanは10位で、ファン数は7.9万人だ。
実は、8カ月前の前回調査(2023年12月16日時点、「日経エンタテインメント!」2024年3月号掲載)では、Travis Japanの名前は、どこにも見当たらなかった。
だが、今回の2024年8月17日調査では、Travis Japanは、STARTO関連で10位、それ以外のボーイズグループも含めた順位では17位に登場している。
つまり、この8カ月間でTravis Japanの人気が上昇して、ファンが増えたとみられる。
図表1 GEM Partnersによる2024年8月17日調査「推しエンタメブランドスコープ」でのSTARTO関係のアイドルグループの日本国内推しファン人数ランキング
グループ ファン数(万人) 回答者平均年齢 回答者女性比率
1 Snow Man 76.3 35-39 91-99%
2 SixTONES 29.3 30-34 91-99%
3 なにわ男子 24.1 25-29 91-99%
4 嵐 18.1 35-39 91-99%
5 Number_i 18.0 40-44 91-99%
6 WEST. 16.8 35-39 91-99%
7 King & Prince 12.3 30-34 91-99%
8 Aぇ!group 11.5 35-39 100%
9 SUPER EIGHT 9.0 35-39 91-99%
10 Travis Japan 7.9 30-34 91-99%
11 Hey! Say! JUMP 7.9 25-29 91-99%
12 Kis-My-Ft2 6.2 40-44 91-99%
13 timelesz 5.0 30-34 100%
注: GEM Partners(東京・港区)による2024年8月17日調査「推しエンタメブランドスコープ」での、全国の15~69歳の計3万人の調査結果。回答者平均年齢と女性比率は「日経エンタテインメント!」2024年11月号P22-23に掲載の推し活マッピング①(分布図)から筆者が読み取ったもの。出所:「日経エンタテインメント!」2024年11月号
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