堂本剛

堂本剛ENDRECHERIライブ―圧巻の歌、バンド演奏と心に残るトーク

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堂本剛の2018年5月22日にZepp DiverCity (TOKYO)で開催されたENDRECHERI Tsuyoshi Domoto ライブに行って来た。ようやく念願の堂本剛ソロライブに行けて、素晴らしい歌と演奏に触れられ、トークも心に残り、感無量だった。

ライブハウスのスタンディングは随分久しぶりの体験で、かつてのような身軽さと体力がなくなった今、3時間半の立ちっぱなしは(その前の集合時間も含めると4時間超)正直かなり足に来て大変だったが、それでもライブが終わるのがとても名残惜しかった。

ライブハウスのスタンディングといっても、かつて自分が体験した時は小さなところばかりだったが、今回は2000人近い人数が1階のフロアに集まって、混雑した電車の車内のようだった。熱中症の不安もあったが、冷房を入れて頂いていたので大丈夫だった(その代わり、2回の指定席の人は寒かったようだ)。

スタンディングエリアの筆者の周りは9割が女性で、20~30代と思われる人が多かった。だが、会場に入る前に指定場所に集合した際には、40~60代くらいとみられる女性もかなりいた。男性客には、いかにも音楽をやっていそうなタイプに見える人も結構いた。

東京ドームのような大きな会場では考えられないが、ライブハウスだから客との距離が近く、剛が前列のファンに話しかけたり、逆に前のほうのファンが普通の会話のように剛に話しかけ、剛がそれに答えたりする場面もあった。

バンド・メンバー

筆者はかつてキーボーディストとしてアマチュアバンド活動をしていたため、今回は大ファンである堂本剛のボーカルやMCに加え、一流ミュージシャンたちの演奏が聴けるのもとても楽しみにしていた。

バンド・メンバーは、前日からキーボードにGakushiが、トランペットにルイス・バジェが加わっていて(先週のメンバーと交代)、前日不在だったパーカッションのスティーヴ エトウが復帰していた。

その他のメンバーは先週のZepp Osaka Bayside公演と同じだった。今回のツアーから始めて加わったキーボードのGakushiとドラムの山崎悠平については、剛がMC中に紹介した。

バンド・メンバー: 2018年5月22日ENDRECHERI Tsuyoshi Domoto ライブ @Zepp DiverCity (TOKYO)

ボーカル(& ギター): ENDRECHERI=堂本剛
ギター: 竹内朋康、小林"Bobsan"直一
ベース: 鈴木渉
ドラム: 山崎悠平
キーボード: 十川ともじ、Gakushi(歌も少し)
パーカッション: スティーヴ エトウ
コーラス: 平岡恵子、Tiger、Lyn(=稲泉りん)
トランペット: ルイス・バジェ(Luis Valle)
トロンボーン: SASUKE
サックス: かわ島崇文

見えにくい位置だったから剛のエロい演出が見えなかった

残念ながら、筆者のスタンディングの立ち位置はら後ろのほうで、オペラグラスも持参しなかったため、時々剛の顔が時々ぎりぎり見える程度で、黒っぽく見えたタンクトップの色が紫だったことも、終演後のSNS情報で知った。

ちなみに、剛は黒のレザーパンツをはき、紫のタンクトップに大きなネックレスをかけ、最初はサングラスをかけていた。また、前のほうにいたファンの目撃談では、タンクトップがめくれた時に、腰のところでちょっと見えたパンツの色は水色だったとのことだ。

また、剛は「YOUR MOTHER SHIP」を歌いながら、下腹部近辺に手で筒みたいなものを作って揺らすなどのエロい演出をしていたとか、マイクを手で撫でる仕草がエロかったなどの目撃談がSNSにあったが、残念ながら筆者には全く見えなかった。

ヘッドフォンと遮音板で耳を保護

剛の左耳の突発性難聴は完治しておらず、ヘッドフォンを装着して左耳の音をオフにしていた。また、ドラム、パーカッション、ブラスとの間に透明な遮音板らしきものが設置されていた。まだ耳鳴りなどのリスクがあるのだろう。

それでも、約半年前のKinKi Kidsのドーム公演の時よりは耳鳴りが改善していて、当時は歌いながら踊ったり、歌いながらギターを弾くことができなかったが、今回はギターを弾きながら歌っていた。もちろん、本人が相当訓練を積み、努力をしたのだろう。

筆者はたまにライブの大音響で耳が不調になることもあるが、今回は剛がこういう状況だから、耳に優しい音響作りがなされていた。このため、念のために持参していた20デシベル減らすライブ用耳栓は、使わずに済んだ。

初参戦だからタケラップやスティーヴ人形が分からなかった

よく見えないうえ、初参戦だから、何度も来ているファンにはお馴染みのシーンも、何が始まったのかその時は理解できず、後でSNSを見て、ああそういうことだったんだ、と納得したものも多かった。

たとえば、ギタリストの竹内朋康のラップ(タケラップ)だが、そのシーンでは誰がラップのソロを始めたのかもよく見えなかったし、巻き添えを食らっていたのが(?)トランペットのルイス・バジェとキーボードのGakushiだったらしい、というのも後でSNSを見て知った。

また、パーカッションのスティーヴ エトウの人形の存在(前日不在だったから代わりに飾られていたようだ)も知らなかったため、スティーヴが上のほうにいるのにもう1人ステージにいたのに混乱した。

ファンが体を揺らしてリズムを取りながら、もしくはジャンプしながら一斉に頭上に手を上げる場面でも、指をキツネの形にする曲があったりして、何度もライブに来ているファンは当たり前のようにこなしていた。

開場中のグッズ販売は一部商品のみ

前日の4時間の予定のグッズの事前販売に、開始後2時間10分経過した時点で行ったら、その約25分前に人数が多すぎて受付が終了されていて、愕然とした。

デジタルチケットで整理番号順に呼ばれて開演45分も前にライブハウス内に入ったところ、ライブハウス内のグッズ販売所は閑古鳥だった。ただ、そこで取り扱っていたのはTシャツなどの3アイテムのみで、興味のあったバッグ類はなかった。

その3点を買った後、終演後には再び全アイテムのグッズ販売が再開されたが、3時間半のスタンディングで足がかなり大変になってしまっていて、結局筆者は行列に並ぶのを断念した。

なお、会場にフジテレビ系「KinKi Kidsのブンブブーン」の花が届いていたが、そこには堂本光一・剛がボクシングをしているイラストが添えられていた。

著者撮影。©ランダムビュー セレクト

以下、暗い中で最小限に取ったメモと記憶を頼りに、印象に残ったことをできるだけ時系列に書いてみるが、順番も含め全て正確に記憶できてはいないかもしれない。

また、ネタバレがある点に留意されたい。ただ、セットリストは前日から1曲変更になっていたから(「Crystal light」が復活し、「神機械(ジンマシーン)」はなかった)、今後も同じとは限らない。また、セッションをはじめ、各ミュージシャンのソロ演奏などももちろん、その時限りの一期一会だ。

「ケリー」のライブ、序盤のカッコいい5曲

開演5分前の注意事項や終演後のお話しに加え、ステージ演奏中も後ろの幕に剛がデザインしたサンカクのキャラクターがプロジェクターで登場して(ENDLICHERI☆ENDLICHERI以来の長年のファンは「クーさん」と呼んでいた)、アニメのように動いたり喋ったりした。ちなみに剛はMCの時に、過去にグッズ販売したサンカクのクッションの「目が合うたびに愛おしくて」また一緒にやろう、と呼びかけていたそうだ。

いよいよライブが始まり、オープニングテーマ曲の「END RE CHERI」の重厚でドラマティックなサウンドの演奏が始まると、バックスクリーンにはサンカク、宇宙、クリスタル、古代魚、仏像など、剛の好きなものがめまぐるしく登場してENDRECHERIの世界観を表現した。素晴らしい光のアートで、すっかり魅入ってしまった。

カッコいい「HYBRID FUNK」が始まると、ケリーとなった剛がサングラス、紫のタンクトップ(遠い場所にいる筆者には黒っぽい色としか判別がつかなかったが)、黒のレザーパンツ姿で登場していた。

ワイルドなハードロック風に始まる「MusiClimber」から、切れ目なしで4曲目の「Crystal light」へと続いた。「Crystal light」は前日のセットリストには見当たらなかったが復活しており、代わりにアンコールが1曲減った。ライブだとブラスの迫力がある。

5曲目の「YOUR MOTHER SHIP」は少しテンポがゆっくりになり、代わりに重厚な音になった。剛がサングラスを取ると「ワー!」という歓声が上がった。

後ろのほうにいた筆者には全く見えなかったが、前のほうにいたファンのSNSでの目撃談によると、この曲を歌っている間に、下腹部近辺に手で筒みたいなものを作って揺らすなどのエロい演出をしていたそうだ。

序盤の5曲が終わると、観客が「ワー!」と大歓声を上げ、拍手喝采だった。

MC:近い席のファンとまるで会話状態

「今晩は」で始まった剛のMCの序盤に、今回のツアーから参加した2人のミュージシャンが紹介された。「キーボード、Gakushi君です。ドラムスに山崎悠平君です」

剛は「日に日に思いつくことがコロコロ変わるんで」「アイデアがどんどん出て来ちゃう」などと述べ、「脳みそで考えないでください。天竺鼠の川原君の、『脳みその外』で考えて頂いて」と呼びかけた。また、世界観を宇宙そのものとしたうえで、「決して怪しい宗教じゃございません」と念を押した。

剛は「MCは決めていないんで、思いついたことしか喋ってない」と言った。

前列の女の子が「近い」と興奮気味にしていたら、剛がそれをみんなに伝えた上で、驚くべき発言をした。「バッチリ、メークとか見てるからね。普通の男の人が観るような目線で女の人見てないですからね。アイライン、そういう引き方なんだ? 女の人が、ここ男見てへんやろな、みたいなとこ、めっちゃ見てるから。あ、そういう靴で来るんや。女の子がニューバランスの靴履く確率高い」

このように、剛が目の前の観客席の女性のメークや服装などをしっかり見ていると判明すると、多くの女性ファンは「え~」と、慌てていた。

そのうち剛は2列目の年配の客に気づき、「おいくつですか?」と話しかけ、その人の答えを受けて、「70! 2列目、スタンディングで70!」とみんなに紹介し、「若人」たちに「手すりを分けてあげなさい」と頼んだ。優しい気遣いだった。

70歳の客に触発されたのか、剛は自分の老後について「70の手前で僕は陶芸やる」と言い、「40代50代でビニールはいてファンクやってたらやばい」としつつも、「僕の人生の中ではきたいなと思ったら(ビニールを)はきます」と述べた。このビニールのくだりは、前日のセッションでドラマ―のDUTTCHが突然ビニール袋(レジ袋)をかぶって登場した事件を想起したものかもしれない。

剛が年取ったら自分が介護されるようになっているかもしれないと漏らすと、前のほうにいたファンが「するよ!」と申し出た。だが、剛は「いえ、専門の人に頼みます」と遠慮した。また、福島で会ったというファンがいて、突然「お久しぶり」という会話になったりしていた。

MC:新譜を作っている

剛は「ちょっとギターをしょいます。ギターをしょう僕を、しばしお楽しみください」と述べ、ギターにつないだストラップに頭や上半身を通す作業を始めた。今回わざわざ断るくらい手間がかかっていたのは、耳のせいだった。「ヘッドフォンしてるんで、ギターをしょったり、取ったりが、うーんってなります」

また、剛は「今、新譜も作ってるんで」と明かした。歌詞に「昔の日本の言葉使ったりとか、造語作ってみたりとか」試みているという。「足首を長くして、待っていてください」と、独特の呼びかけをした。

凝ったアレンジの曲が続々

寂寥感のあるレゲエっぽい雰囲気で始まる「去な 宇宙(いな スペース)」の演奏では、青や紫のレーザー光線を駆使して、幻想的なビジュアル効果を演出した。

和のセッション風になり、琴みたいに聴こえるギターの音がしたり、いろいろ凝ったサウンドが展開されて、一体何が出て来るのだろうと思っていたら、「Believe in intuition」の曲が現れた。CD(アルバム「Grateful Rebirth」)とは違って、ちょっと変わった深みのあるアレンジだった。ボーカルにエコーをかけていたようで、全体のクライマックスの音が素敵だった。

次に、キーボードのソロでエレピ、エレキギター風の音が聴こえ、ブラスが入ってジャズっぽい、ビッグバンドみたいな懐かしい感じがしたと思ったら、「NIPPON」(剛紫名義のアルバム「美 我 空 - ビ ガ ク ~ my beautiful sky」に収録)の曲になった。オリジナルはアップテンポのハイテンションな曲調だったが、今回はかなりBPM(テンポ)を落としていて、ファンキーに盛り上がってとても素敵なアレンジだった。

ファンもノッて手を上げ、終わったら「ウォー」の歓声と拍手喝采だった。

MC:耳を患って距離感が変になった、家では暗い

再びMCになり、剛は「NIPPON」のアレンジを真面目に語った。「アッパーな曲だったんですけど、ちょっと揺れるグルーブの中で酔いしれるのも楽しい。僕も、もうちょっとしたら40になりますから、大人のサウンドを求めてるわけですよ。やっと年齢が(曲調に)近づいてくれて、やりやすくなったんです」

また、剛はファンクについて「宇宙ってキーワード、多いんです」「仲間とか、家族とか、そういう関係性で鳴ってる音楽、個性のぶつかり合い」「(バンドのメンバーは)友達の友達とか」などと話した。

剛は締切が苦手ということで、「しめきり」でなく「タタタタ」と表現すればいいという思いつきから、「堂本剛」の名前も「タータタタタタ」と表現したりし始め、それにベースの鈴木がツッコミを入れたりした。剛のボケトークには、ギターの竹内のツッコミも入っていた。

また、剛は通販番組では商品ではなく、商品を紹介している人の喋りのほうに興味があるそうで、ずっと観ている、とも語っていた。

剛は真面目になって「耳患ってから、距離感、変なんですよ。席断とうとしたら、スタッフさん、あ、ここにいた!みたいな。もしかしたら、トークの距離感も変わってるかもしれない」と話した。

前のほうにいたファンが、剛の腕が赤いことに気づいて、「腕、どうしたんですか?」と普通の会話のように話しかけた。すると剛は、「これは、塗ったんですよ。スティーヴさんの、目の(メークの)やつ、塗っただけです」と説明した。

剛はバンドのメンバーとはとても仲良しで、「本番始まる直前まで、キャッキャッ言ってるんです」と明かした。

一方で、剛は「家にいる時、めっちゃ暗いから。めちゃくちゃ暗い。ずっとボーッとしてる。水槽ボーッと見て、2時間寝てた。アルファ波が耳にいいって聞いて」「家では、あんまり音楽はかけてない。音作りする時はかけてるけど。あとは、無音に近い」と明かした。

ライブ後半:サンカクへの思い入れ、素晴らしいアレンジ

剛はENDLICHERI☆ENDLICHERIのプロジェクトの時に自らデザインして生み出したサンカクのキャラクターへの思い入れが強い。「サンカクのクッションと、目が合うたびに愛おしくて」また一緒に共演しよう、と考えていたそうだ。

「SANKAFUNK」を歌うのに先立って、剛は「(歌詞の)トライアングルのところで、みなさんが思う三角を作ってください」と呼びかけた。

ここで剛は、前のほうにいた母親と小さい女の子のファンが、手作りのサンカクのマスコットを持っていることに気づいた。女の子が母の日に手作りのマスコットをプレゼントしたそうで、剛は父性を刺激されて泣きそうになるほど感動していた。

「SANKAFUNK」に続き、「舌(ベロ)VENOM」もサンカクが歌う曲で、スクリーンにはサンカクが歌う姿が映った。この曲はボーカルが可愛い歌声に変換されていることに気を取られがちだが、裏打ちのリズムが細かく、リズム感が悪い人にはとても歌いこなせない。生演奏で聴くと、ボーカルも見事ながら、バッキングの演奏がカッコよかった。

「Ancient fish」のアレンジもすごくカッコいい。バンド・メンバーの1人1人のソロのリレーもあった。

「Blue Berry」は元の曲に比べてかなりアッパーなアレンジになっていて、観客は剛の合図とともに手を上げてジャンプしてノリまくり、かなりのカロリーを消費した。後でSNSに全部で111回ジャンプした、と書き込んでいたファンもいた。

エンディングで、突然「shamanippon~くにのうた」っぽい感じになったと思ったら、「I gotta take you shamanippon」に変わった。それから「Tu FUNK」になって「TU TU TU TU」のボーカルが入り、再び「I gotta take you shamanippon」が入ったと思ったら、次の曲「Chance Comes Knocking」(アルバム「Coward」収録)が始まった。

この「CCK」も、ドラム抜きの場面があったりして、面白いアレンジだった。Higherと歌いながらのファンの手の動きも独特で、初心者は見様見真似で何とかついて行った。「みんな1つになろう」と盛り上がって行った。

ライブ本編の締めくくりは、ガラッと雰囲気が変わって、ソウルバラードの「シンジルとウラギル」だった。ラジオで自ら大事な曲と語っていた剛の、この曲への思い入れの深さが分かる。歌もアレンジも素晴らしかった。

アンコール

ライブ本編終了後、ファンの「ケリー」コールが続き、剛は白いタンクトップに着替えて登場した。

まずはMCから始めたが、これが長すぎたためなのか、前日は3曲だったアンコールが2曲だった。

テレパシーの音のイメージがギターの竹内がピピピピ、剛はスーンと透明な感じだったが、剛が突然キーボードの十川に質問を振ると、十川の答えは意外にも「シュッ!」だったため、「吹き矢みたい」とウケていた。

地球外生命体はいる、という自論になって、剛はいざ会ってみたら「ベタにこれやったらやばいよ。『ワレワレハ~』」と、古風な宇宙人のマネをした。

また、将来AI(人工知能)がスタッフにも採用され、ミュージシャンの中にも「AIに仕事を奪われる人が出て来るでしょうね」と心配した後、「僕は取りあえず、ビニール袋の壺作るけど」と言った。

ライブは9時終演の予定のはずが、既にこの時点で9時近くなっていた。

剛は「自分が好きな曲は、苦しい時に書いた曲」「もの悲しい気持ちが消化しきれなくて、曲に落とし込んだ。歌うたびに苦しくなるけど、歌いたい」と述べ、「PINK」(アルバム「[si:]」収録)の演奏が始まった。

イントロのギターの音色が哀愁を帯びて、いてとても良かった。明け方のピンク色の青空に変わっていく、というイメージを体現した照明効果も素晴らしかった。キーボードも心に染みる感じで、曲は幻想的サウンドで終わった。

最後の演奏は、一転してワイルドなギターとベースのユニゾンで始まるセッションだった。各ミュージシャンが1にずつ披露するソロが、やっぱり凄い人たちだ、と実感できる圧巻の演奏だった。スティーヴのパーカッションはドラム缶を使っていた。

最後のトーク

アンコールの演奏が全て終わると、剛は改めてバンドのメンバーを紹介した。彼らがハケた後、剛は名残惜しむファンを前に、最後のトークを展開した。

追加公演の話も出た。剛自身が都市や会場を選んでいるわけではないそうで、知らされると受け入れているそうだ。「争いが嫌いなんで」とのことだった。

剛は「いろんな場所でファンクやりたい」としつつも、「耳のこともあって、移動が結構大変なんです」と明かした。それは筆者も気になっていた。飛行機や新幹線のトンネルに入ると、気圧の急激な変化で耳に悪影響が出るのは、普通の人でもあり得るくらいだから、剛の場合は難聴が悪化しないか気になって当然だ。

そういう心配があるから、今回のツアーも北海道や九州が入っていないのだろう。前のほうにいたファンが「九州にも来てください」と頼んでいたが、剛は考えながら、くまモンとサンカクがバッティングする可能性に言及した。

剛は正月頃に医者から医学的治療は全て終わったと告げられ、あとは自分でいろいろ試みている状態だ。そこで、天竺鼠の川原がプレゼントでくれたハンカチに描かれていた耳Goodnessの話題も出て、どうにか良くならないだろうか、という想いをにじませた。

剛は「ポジティブに考えている。心配はして欲しいけど」という心境を語った。

Gakushiがキーボードを客席側に傾けてセッティングして、手の動きが客に見えるようにしている、とも明かした。

最後は「堂本剛でした。ありがとうございました。おやすみなさい」と言って、リップ音のチューでハケた。剛がいなくなった後、スクリーンのサンカクが語り出した。全て終わると9時半頃で、全部で3時間半の長いライブだった。

スタンディングで足が辛かったが、終わってしまうと名残惜しかった。

セットリスト:2018年5月22日ENDRECHERI Tsuyoshi Domoto ライブ @Zepp DiverCity (TOKYO)

1. END RE CHERI
2. HYBRID FUNK
3. MusiClimber
4. Crystal light
5. YOUR MOTHER SHIP
MC
6. 去な 宇宙(いな スペース)
7. Believe in intuition
8. NIPPON
MC
9. SANKAFUNK
10. 舌(ベロ)VENOM
11. Ancient fish
12. Blue Berry →I gotta take you shamanippon, Tu FUNK
13. Chance Comes Knocking
14. シンジルとウラギル
アンコール
MC
15. PINK
16. セッション
MC



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*堂本剛のENDRECHERI(エンドリケリー)名義の2018年8月22日発売シングル「one more purple funk…-硬命 katana-」表題曲は動画配信サービスdTVのオリジナルドラマ「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」主題歌のFUNKROCKで、妖艶なギターリフとメロディー、そしてKenKenのベースが炸裂している。シングルはDVD付Limited Edition A(初回盤A)、DVD付Limited Edition B(初回盤B)、CDのみのOriginal Edition(通常盤)の3形態で販売。Limited Edition A(初回盤A)の付属DVDには「one more purple funk…-硬命 katana-」のMVとENDRECHERIノーカットダンス映像を収録。Limited Edition B(初回盤B)は、このCDのみに「奥奥奥之院」が追加収録され、付属DVDにはZepp DiverCity公演MCとレコーディングの模様を収録した特典映像「Making of funkyレジ袋」を収録。Original Edition(通常盤)のみに「funkyレジ袋」「神機械(ジンマシン)」「Rainbow gradation」が追加収録されている。店舗により先着外付け特典としてLimited Edition Aにはエンドリ ラバーバンド(purple color)、Limited Edition Bにはエンドリ ラバーバンド(navy color)、Original Editionにはエンドリ ミニクリアファイル(A5サイズ)が付く。Limited Editionの税抜き定価は1,400円。
   
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*堂本剛がENDRECHERI名義で2018年5月2日に発売したアルバム「HYBRID FUNK」は、山下達郎がギターで参加した「HYBRID ALIEN」をはじめ、幅広いFUNKが楽しめ、ソウルバラードも収録。アルバム「HYBRID FUNK」はDVD付Limited Edition A(初回盤A)、DVD付Limited Edition B(初回盤B)、CDのみのOriginal Edition(通常盤)の3形態で販売され、ジャケットには長かった髪を切った堂本剛が数々のヘアアレンジで登場。楽曲は3形態共通の11曲に加え、Limited Edition Aのみ収録の「逝くの?!」、Limited Edition Bのみ収録の「Tonight」、Original Edition(通常盤)のみ収録の3曲「おめでTU」「セパレイトしたブレイン」「シンジルとウラギル」がある。Limited Edition AのDVDには「HYBRID FUNK」のMV、メイキング映像、無編集ワンカットのダンスシーンおまけ映像を収録。Limited Edition BのDVDには「HYBRID ALIEN」のMV(4人のエイリアンと踊る剛)とメイキング映像が収録され、投げ込みポスター「HYBRID ALIEN家族写真」も封入される。アルバム「HYBRID FUNK」のレビューは2018年5月2日付 「堂本剛『HYBRID FUNK』はカッコよくグルーヴィーで多様」を参照。

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*堂本剛が3枚目のソロアルバムとしてENDLICHERI☆ENDLICHERI名義で2006年3月1日に発売した「Coward」はライブでその後よく歌われることになった「これだけの日を跨いで来たのだから」や「ソメイヨシノ(ライブバージョン)」などを収録。
 
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セブンネット: Coward 通常盤 (ENDLICHERI☆ENDLICHERIこと堂本剛) 2006/3/1
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*堂本剛が4枚目のソロアルバムとして2007年4月11日にENDLICHERI☆ENDLICHERIで発売した「Neo Africa Rainbow Ax」


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Neowing: Neo Africa Rainbow Ax 通常盤 (ENDLICHERI☆ENDLICHERIこと堂本剛) 2007/4/11
セブンネット: Neo Africa Rainbow Ax 通常盤 (ENDLICHERI☆ENDLICHERIこと堂本剛) 2007/4/11
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