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・ IMP.『CRUISIN’』の作曲家陣4人は全員韓国のミュージシャン/ TikTokでバズらせよ
・ IMP.『CRUISIN’』が初日のリアルタイム配信チャートで大健闘（強敵ライバルがいるけど）
・商品情報
滝沢秀明社長が率いるTOBE（トゥービー）から本日・2023年8月18日（金）0時に1stデジタルシングル「CRUISIN’」で世界配信デビューを果たした7人組グループ・IMP.が、BE:FIRSTという同日リリースの強力なライバルがいるにもかかわらず、リアルタイム配信チャートで予想以上の大健闘を見せている（下記）。
IMP.『CRUISIN’』の作曲家陣4人は全員韓国のミュージシャン/ TikTokでバズらせよ
この曲の作曲者については、Avin、Slay、Chase、Rocoberryの4人によるコライト（共作）で、筆頭作曲者Avinについては、K-POPの大人気ガールズグループ・IVEの楽曲の日本語バージョンの編曲に参加した経歴があることは、筆者も知っていたが、その後、4人全員が韓国のミュージシャンであることが判明した（ENCOUNTの記事を参照）。
納得だ。「CRUISIN’」のサウンドはノリが良くて中毒性がある（耳に残りやすい）。これはまさに、K-POPのダンスナンバーの特長だ。K-POPのミュージシャンによる作曲だと、世界に膨大な人口のいるK-POPファンが、関心を寄せてくれる可能性もある。
あとは、TikTokにキャッチーな部分のダンスチャレンジ動画をアップして（2～3人ずつなど、いろんんばバリエーションで）、いろんな人がマネしてこの曲のダンス動画を撮ってアップするようになれば、まさにバズってヒットにつながる。これもK-POPでは当たり前に、曲宣伝のために役立てられている手段だ。
できれば、TOBEの平野紫耀、神宮寺勇太、三宅健の先輩方が、手の振りだけでもいいので、率先して「CRUISIN’」のダンスチャレンジ動画をTikTokに公開してくれると、効果的だ。当面は地上波テレビの音楽番組出演は難しいと思われるので（それもチャート上位に登場できれば出演しやすくなる）、ネットであらゆる手を尽くして、宣伝すべきだ。
IMP.『CRUISIN’』が初日のリアルタイム配信チャートで大健闘（強敵ライバルがいるけど）
IMP.「CRUISIN’」がリリース初日のリアルタイム配信チャートで、大健闘している。
ダウンロードでは、iTunesストアのトップソングランキングで、この日の朝から18時すぎまで、筆者が見た限り、ずっと1位をキープしている。2位のBE:FIRSTの「Salvia -Anime Size-」は同じく18日（金）0時のリリースで、彼らのファン（BESTY）は配信チャート対策の達人なので、どちらがデイリー1位が獲れるか、まだまだ予断を許さない。それでも、IMP.「CRUISIN’」は、思ったより大健闘している。
筆者はデイリーのダウンロードチャート（具体的にはオリコンのデジタルシングル単曲ランキング）で初日1位を狙うべきとは思っていたが、IMP.の運営スタッフが、何を血迷ったのか、デジタルキャンペーンをリリース日の8月18日（金）ではなく、3日後の8月21日（月）スタートに設定したので、不安を感じていた。ファンだったら、キャンペーンのプレゼントが欲しいにきまっている。
運営は18日（金）からの3日間では週間チャートで実績を上げるのに不十分と考えて、翌週（21～27日）の週間チャート狙いのキャンペーンを実施することにしたのだろう。
だが、PINKY.（ファン）にとっては、デビュー日はとても大事だ。できることなら、デビュー日の初日のダウンロード・チャートで1位をプレゼントしたい。だから、キャンペーンのオリジナルアイテムがもらえなくてもいいから、初日にダウンロード購入に殺到しているのだ。主要チャートでは同じ曲のダウンロードは1アカウント1回のみカウントだ。
リアルタイムで1位が獲れたから、iTunesストアの画面上に、デカデカと「CRUISIN’」が紹介されてもらえている。やっぱり1位などの数字の実績は大事だ。
ストリーミングは、こちらもキャンペーンが8月21日（月）開始なので、まだプレゼントがもらえないにもかかわらず、LINE MUSICの18時時点のリアルタイム・チャートで、IMP.「CRUISIN’」が81位登場している。これは良いニュースだ。
ストリーミングは、できれば世界トップクラスのSpotifyやApple MusicのTOP100に入れれば、世界の音楽ファンの目にも留まりやすくなる。だが、SpotifyやApple Musicでは日本のトップアーティストが熾烈な競争を展開しているので、国内アイドルにはTOP100に登場すること自体が難しい。
上位に登場しやすいのは、アイドルファンの利用が多いLINE MUSICだが、ここでもキャンペーンがなければなかなか上位に上がれないのが実情だ。IMP.「CRUISIN’」がキャンペーンなしで81位に登場できているということは、キャンペーンが始まれば、もっとずっと上位を目指せるだろう。
ただ、TOBEの世界進出という目標を考えると、LINE MUSICのTOP10以内よりも、SpotifyやApple MusicでTOP100位以内のほうが、価値があるかもしれない（ストリーミングでの注意点はこちら）。
「CRUISIN’」のミュージックビデオ（MV）の再生回数は、公開から19時間弱の18:48時点で119万回となっている。公開から12時間までは連続再生OKだが、その後はYouTubeの減数調整が入って、再生回数が伸びにくくなる。ここからは連続再生はNGで（間に他のチャンネルの動画を1～2本入れる）、無料プランの人は広告を30秒以上再生しないとカウントされない（MV再生の注意点はこちら）。
TOBEがこのMVの広告（MVが丸ごと広告として登場）を出稿していれば、見かけの再生回数は伸びやすくなるが（筆者は今のところ広告を見かけていない）、Billboard JAPAN HOT 100などの主要チャートでは、MVの広告再生分は除かれてしまう。
幸い、「CRUISIN’」のMVは18:48時点で、YouTubeの「人気急上昇中の音楽」4位になっているので、見つかりやすいと思われる。
商品情報
*滝沢秀明社長が率いるTOBEから7人組グループ・IMP.が2023年8月18日（金）0時にデビュー・デジタルシングル「CRUISIN’」を世界配信リリース。作詞は岡田マリアが担当し、作曲はAvin, Slay, Chase, ROCOBERRYがコライト（共作）したポップロックの楽曲。
Amazon: CRUISIN’ (IMP.) 2023/8/18
Apple Music/ iTunes: CRUISIN’ (IMP.) 2023/8/18
レコチョク: CRUISIN’ (IMP.) 2023/8/18
Apple Music
IMP.の記事:
2023年8月18日付 IMP.デビュー曲『CRUISIN’』配信リリース、MV公開/ 運営とファンがチャートイン実現のためにすべきこと
2023年8月11日付 滝沢秀明TOBEのIMP.が『CRUISIN’』で8月18日世界配信デビュー決定/ ファンの出番、目標はトラジャ並み成績