嵐「5×20 All the BEST!! 1999-2019」初日売上72.9万枚、ミリオンは確実、「SMAP 25 YEARS」を超える見込み

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・最終的に安室奈美恵「Finally」のダブルミリオンを追う（デイリー売上を毎日更新）
・嵐が作詞した20周年記念の新曲「5×20」は感動的
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（更新: 初週売上発表で加筆更新）
嵐の2019年6月26日発売のオールタイムベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」のフラゲ日・6月25日の売上は、オリコン調べで何と72万8,674枚もの高水準で、もちろんデイリーアルバムランキングで断トツの初登場1位だった。オリコンによると、この初日売上は男性アーティスト歴代1位だった。

初週から3日目にして、累計売上は109万9,173に達し、ミリオン（100万枚）を達成した。初週売上は130.4万枚で、もちろん週間アルバムランキングで断トツの1位を獲得した。オリコンによると、2010年代最高の初週売上記録だという。

嵐が2020年末をもって活動休止になってしまうから、そうでない場合に比べて著しく購入需要が強まったことは間違いない。活動休止になるから、普段嵐のCDを買っていなかった人たちが、記念に購入するケースもあるはずだ。

しかも、嵐のこのベストアルバムの需要は、発売初週だけでは終わらない。大人気のDVD付き初回限定盤1および初回限定盤2は、最初の予約分が早々に売り切れになった後、8月中旬以降出荷される追加生産分も予約が受け付けられ、それもまた売り切れになった。

つまり、今週だけでなく、8月中旬頃にもう一回売上の波がやって来て、ロングセールスとなることが、確実と思われる。

最終的に安室奈美恵「Finally」のダブルミリオンを追う

過去の似たような大ヒットベストアルバムの例としては、ジャニーズでは、SMAPが解散直前の2016年12月21日に発売したベストアルバム「SMAP 25 YEARS」があった。

このケースは特殊で、SMAPによる宣伝活動ができなかったため、歴史的作品の割に初動はやや鈍かった。ベストアルバム「SMAP 25 YEARS」の初日売上は26.8万枚、初週売上は66.8万枚、2017年の年間売上は117.4万枚だった。

嵐の「5×20 All the BEST!! 1999-2019」は、初日から4日目にSMAPのこの年間売上を抜いた。

また、安室奈美恵が2017年9月に1年後の引退を宣言した後に2017年11月8日に発売したベストアルバム「Finally」の初日売上は45.9万枚で、初週売上は111.3万枚、2017年の売上は177.8万枚、さらに2017～2018年の累計売上は241.7万枚だった。

嵐のベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」の最終的な売上は、安室奈美恵の「Finally」のようなダブルミリオンにどこまで近づけるかが、焦点となりそうだ。

「5×20 All the BEST!! 1999-2019」デイリー売上（オリコン推計）

2019/6/25　　728,674　　累計
2019/6/26　　267,541　　996,215
2019/6/27　　102,958　 1,099,173
2019/6/28　　 88,976　 1,188,149
2019/6/29　　 56,989　 1,245,138
2019/6/30　　 55,287　 1,300,425

初週売上: 130.4万枚

注: 初週売上にはデイリー報告を行わない店舗の調整分が加わるため、デイリー推計の合計とは一致しない。

嵐が作詞した20周年記念の新曲「5×20」は感動的

筆者は「5×20 All the BEST!! 1999-2019」の予約開始後に直ちに動いたことで、幸い新曲「5×20」のミュージックビデオとメイキング映像入りDVDが付いた初回限定盤１と、歴代ライブコレクションの映像入りDVDが付いた初回限定盤2を入手できた。映像は感慨深いが、CDのみの通常盤でも価値がある。

特に、嵐が作詞（正確には櫻井翔がRap詞、二宮和也が歌の部分の詞を担当）した20周年ソング「5×20」は感動的で、嵐ファンなら泣けるだろう（詳細な感想は2019年6月25日付「嵐ベストアルバム『5×20 All the BEST!! 1999-2019』感想―嵐作詞『5×20』はファン涙腺崩壊必至」を参照）。

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