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・ダウンロード―キャンペーン開始前でも善戦、オリコンでデイリー2位、日本のiTunesは1位、台湾で12位
・ストリーミング―再生キャンペーンなしでLINE MUSICでデイリー65位
・MVの24時間再生回数151万回超―まだほぼ無名の新人としてはかなり好調
・商品情報
滝沢秀明社長が率いるTOBEの7人組グループ・IMP.が2023年8月18日（金）に世界配信リリースしたデビュー・デジタルシングル『CRUISIN’』の、初日つまりデビュー日・8月18日のチャート成績が出揃った。
配信チャートではキャンペーン開始前でもオリコン初日DL2位と好調で、MV再生数は24時間で151万回超と、まだ知名度の低い新人にしてはかなりの高水準だ。
TOBEはまだ新しい事務所で、当初は新人アーティストが地上波テレビの主要音楽番組に出演することは困難と思われるが、数字の実績が良ければ、出演しやすくなる。PINKY.（IMP.ファン）の頑張りどころだ。
ちなみに、レーベルは自社レーベルのTOBE MUSIC（株式会社TOBE MUSIC、英語は TOBE MUSIC Col., Ltd.）だ。CDを出す場合には、メジャーなレコード会社に流通を担当してもらう可能性もあるが、今回は配信のみなので、どこかと組んでいるかどうかは不明だ。どことも資本提携していない自社レーベルなら、利益は丸々TOBEのものになる。
ダウンロード―キャンペーン開始前でも善戦、オリコンでデイリー2位、日本のiTunesは1位、台湾で12位
初日（デビュー日）・8月18日のダウンロードチャートでは、オリコンのデイリーデジタルシングル（単曲）ランキングで、初登場2位だった。調査対象10配信サービスでのダウロード数は3,559DLだった。
1位はSKY-HI率いるBMSGのボーイズグループ・BE:FIRSTの「Salvia -Anime Size-」で、4,348DLだった。BE:FIRSTのファン（BESTY）は配信チャート対策の達人が多いが、今回の4,348DLは、BE:FIRSTの初日にしてはかなり少ない。月曜リリースだと週間チャート上位狙いで頑張るが、金曜リリースだったから、あまりやる気が湧かなかったのかもしれない。
ちなみに、ジャニーズの亀梨和也が同じ8月18日にCDと配信の両方でリリースした「Cross」は、オリコンのデイリーデジタルシングル（単曲）ランキングで5位だった（CDはフラゲ日と発売日に1位）。
今回のIMP.の場合、運営（事務所・レーベルの担当スタッフ）が、オリジナルのプレゼントがもらえるダウンロード・キャンペーンの開始日を、リリース日の8月18日（金）でなく、8月21日（月）に設定したため、18日時点でダウンロード購入を見送ったファンが、かなりいたと思われる。
ダウンロードの場合、チャートには1アカウント1回のみのカウントとなるので、どの日にダウンロード購入するかの判断が重要になってくる。ファンならキャンペーンのプレゼントが欲しいから、キャンペーン開始日の21日（月）を待つことにしても、不思議はない。
筆者が運営の担当者だったら、記念すべきデビュー日でもあるリリース日からキャンペーンを開始して初日1位を狙っただろう。
しかし、おそらくIMP.の運営は今回、金曜リリースで週間チャートで3日しかなく不利になるから、週初めの8月21日（月）からキャンペーンを実施して、その週のチャートでの好成績を狙うことにしたのだろう。
キャンペーン開始前だったのに、オリコンでデイリー2位は、好成績と言える。オリコンでは10配信サービスの集計値で順位が付けられるが、10サービスと言っても、実際には利用者が集中するサービスは大体決まっている。
利用者の多い日本のiTunesストアでの8月18日（金）のトップソングチャートでは、IMP.「CRUISIN’」が1位だった。また、海外のiTunesストアでの8月18日（金）のトップソングチャートでは、IMP.「CRUISIN’」は台湾で12位、シンガポールで38位、香港で76位だった（主な国のiTunesトップソングチャートはこちら）。
ストリーミング―再生キャンペーンなしでLINE MUSICでデイリー65位
ストリーミングでは、アイドルファンの利用の多いLINE MUSICの8月18日（金）のデイリーチャートで、IMP.「CRUISIN’」は初登場65位だった。
IMP.の運営は、Apple Music 、Spotify 、LINE MUSICで8月21日（月）からIMP.アーティストページフォローキャンペーンを開催するが、再生キャンペーンではないため、何百回以上再生という条件は一切ない。国内アイドルの場合、再生キャンペーンなしでストリーミング・チャートに登場することはかなり難しいので、LINE MUSICのデイリーチャートに登場できただけでも良かった。
IMP.が今後も配信主体でリリースをしていくのなら、まずはチャートに登場しやすいダウンロードから攻めて行くのは分かるが、今後音楽ファンに認知されるためにも、ストリーミング・チャートに登場することも必要だ。
滝沢秀明社長は、LINE MUSICよりも難しい、世界的配信サービスのApple MusicやSpotifyのチャート登場を目指して世界進出につなげたいようなので、ファンもできる限りストリーミングをして行きたいところだ（ストリーミングの注意点はこちら）。
MVの24時間再生回数151万回超―まだほぼ無名の新人としてはかなり好調
IMP.「CRUISIN’」のミュージックビデオ（MV）の、2023年8月18日（金）0時の公開から24時間の再生回数は、151万8,268回だった。これは、広告（MV丸ごとYouTube広告に出稿）なしだったのであれば、世間的にはほとんど知られていない新人グループとしては、かなり好調と言える。
IMP.「CRUISIN’」のMVは、2023年8月19日21時時点で、YouTubeの「人気急上昇中の音楽」で2位になっていて、見つかりやすいのが心強い。この曲の作曲者4人は全員韓国のミュージシャンで、K-POPらしい中毒性のある（耳に残リやすい）サウンドなので、世界に膨大な人口がいるK-POPファンに見つかる可能性も十分ある（MV再生の注意点はこちら）。
商品情報
*滝沢秀明社長が率いるTOBEから7人組グループ・IMP.が2023年8月18日（金）0時にデビュー・デジタルシングル「CRUISIN’」を世界配信リリース。作詞は岡田マリアが担当し、作曲はAvin, Slay, Chase, ROCOBERRYがコライト（共作）したポップロックの楽曲。
Amazon: CRUISIN’ (IMP.) 2023/8/18
Apple Music/ iTunes: CRUISIN’ (IMP.) 2023/8/18
レコチョク: CRUISIN’ (IMP.) 2023/8/18
Apple Music
IMP.の記事:
2023年8月18日付 IMP.『CRUISIN’』が初日リアルタイムチャートで大健闘/ 作曲者4人はK-POPミュージシャン
2023年8月18日付 IMP.デビュー曲『CRUISIN’』配信リリース、MV公開/ 運営とファンがチャートイン実現のためにすべきこと
2023年8月11日付 滝沢秀明TOBEのIMP.が『CRUISIN’』で8月18日世界配信デビュー決定/ ファンの出番、目標はトラジャ並み成績