SixTONES『BOYZ』ビルボード総合1位！ただしDLはトラジャに敗れ、ストリーミングは圏外の衝撃

（目次）・TOP
・ SixTONES『BOYZ』が総合ソングチャートBillboard JAPAN Hot 100で1位
・ Hot 100内訳―CD売上1位、ダウンロード5位、ストリーミングTop100圏外
・SixTONES『BOYZ』のダウンロードは好調だが同週リリースのTravis Japanに及ばず
・SixTONES『BOYZ』のストリーミングの弱さは衝撃―音楽性重視・世界進出視野ならストリーミングは大事
・商品情報＋最近の記事

SixTONESの2025年6月4日（水）発売の15thシングル「BOYZ」の表題曲「BOYZ」が、6月2～8日の週の総合ソングチャート・Billboard JAPAN Hot 100で初登場1位を獲得した。おめでとうございます！

ただし、おめでたい話に水を差すようだが、課題も見えてきた。ダウンロードでは同週配信リリースのTravis Japanより低い順位で、ストリーミングは100位圏外だった。SixTONESはサブスク解禁で強みを発揮すると期待されていたのに、予想外の結果だった。

SixTONES『BOYZ』が総合ソングチャートBillboard JAPAN Hot 100で1位

SixTONESの2025年6月4日（水）発売の15thシングル「BOYZ」の表題曲「BOYZ」は、CDシングルと同時に配信リリースもされているので、CDの売上だけでなく、配信項目も含む総合ソングチャート・Billboard JAPAN Hot 100の成績も、見る必要がある。

6月2～8日の週のHot 100では、SixTONES「BOYZ」が総合8,736ポイントを獲得して初登場1位だった。

2位はMrs. GREEN APPLEの新曲「breakfast」で、CDなしの配信のみのリリースで、総合7,337ポイントを獲得した。

Hot 100内訳―CD売上1位、ダウンロード5位、ストリーミングTop100圏外

総合1位だったSixTONES「BOYZ」の内訳を見ると、CD売上が1位、ダウンロード売上が5位、ストリーミングがTop100圏外、ラジオ放送回数が17位、動画（MV）再生回数がTop20圏外だった。

ビルボ―ド・ジャパンのTop Singls SalesチャートでのSixTONES「BOYZ」の初週売上は35万8,770枚で、週間1位だった（CD売上についての詳細は2025年6月10日付「SixTONES『BOYZ』CD初週売上は自己最低、下げ止まりの兆しはある/ 岐路に立つ」を参照）。

SixTONES『BOYZ』のダウンロードは好調だが同週リリースのTravis Japanに及ばず

SixTONES「BOYZ」の単曲ダウンロード売上は、ビルボ―ド・ジャパンでは週間5位だった。それより上の順位を見ると、2位はTravis Japanの「バーニング・ラヴ」、3位はNEWSの「チャンカパーナ」だった。

NEWSの「チャンカパーナ」は6月2日に英語バーンジョンの配信リリースがあり、おそらく今回の2位という順位は、日本語バージョンと英語バージョンのダウンロード売上数が合算されていると思われる。ビルボード・ジャパンは、レーベルから要請があれば、そういう合算をすることもあるようだ。

一方、集計対象の配信サービスが若干異なるオリコンの週間デジタルシングル（単曲）ランキングでは、1位がMrs. GREENAPPLE「breakfast」で1万3,738DL、2位がTravis Japan「バーニング・ラヴ」で8,382DL、3位がSixTONES「BOYZ」で5,428DLだった。8位にNEWS「Chankapana (English Version)」が、3,199DLでランクインしている。

SixTONES「BOYZ」のダウンロード成績は好調と言えるが、SixTONESよりもファン数が少ないはずのTravis Japanの「バーニング・ラヴ」のほうが、高い順位になっている。SixTONESファンの中には、配信に関心を示さないファンもかなりいるようだ。

だが、他のアイドルグループを見ると、CDと配信を同時リリースするグループも沢山あり、熱心なファンならCDを買い、同じ楽曲をダウンロードでも買い、ストリーミング再生もするという、フルコースのチャート対策を、当たり前のように行っている。もちろん、どういう推し活をしたいかは、個人の自由ではあるが…。

SixTONES『BOYZ』のストリーミングの弱さは衝撃―音楽性重視・世界進出視野ならストリーミングは大事

SixTONESは長らく、音楽性重視なので、サブスク解禁したら人気を得られるグループだろうと思われていた。

だが、いざサブスク解禁して初のCD&配信のフルコース・シングルをリリースしたら、ビルボード・ジャパンの週間ストリーミング・チャートのStreaming SongsでTop100にも入れなかった。これは衝撃だ。

前週にHey! Say! JUMPのCDシングル「encore」の表題曲は、Hot 100で総合2位だったが、ストリーミングでは97位と、チャートインできていた。その後、2週目の今週は94位に順位を上げた。

STARTO勢の中でストリーミングに強いグループの1つはKing & Princeで、3月の同じ週にCDと配信のリリースをして、ビルボ―ド・ジャパンでCD売上とダウンロード売上が1位、ストリーミングが14位、Hot 100で1位だった。

SixTONESが音楽性・アーティスト性を重視し、世界進出もしたいのであれば、ストリーミングで勝てるグループになる必要がある。ファン以外にも聴いてもらうためには、まずはファンがストリーミングで聴いて、チャートインさせることで、宣伝効果を発揮できる。

ファンが慣れるように、運営がキャンペーンやリスニング・パーティーを行うことも必要と思われる。

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*SixTONESの2025年6月4日（水）発売の15thシングル「BOYZ」の表題曲「BOYZ」はMBS/TBS系の4月3日（木）深夜放送開始のTVアニメ「WIND BREAKER Season2」のオープニングテーマ曲のエモーショナル・ラウドロック。表題曲「BOYZ」は6月4日（水）に配信リリースあり（ダウンロードおよびストリーミング[サブスク]）。

*SixTONESの京本大我のソロでのクリエイティブ・プロジェクト「ART-PUT」の一環として、初の音源となるCDアルバム「PROT.30」が2025年4月23日（水）リリース。リード曲「滑稽なFight」をはじめとする、京本大我が作詞・作曲を手がけた楽曲のみを、各形態ごとのボーナストラックも含め、全形態合計で17曲集めて収録。

CDパッケージはBlu-rayまたはDVD付き初回盤A（税込定価3,960円）、Blu-rayまたはDVD付き初回盤B（税込定価3,960円）、CDのみの通常盤（税込定価3,300円）の3形態で販売。

初回盤Aのボーナストラックは「癒えない」を収録し、映像にはリード曲「滑稽なFight」のミュージックビデオ（MV）や2024年にYouTubeの京本大我from ART-PUTチャンネルに公開した「Prelude」や「Blue night」のMVも収録。楽曲やMVの制作過程のドキュメンタリー映像も収録。

初回盤Bのボーナストラックには新曲「margarine」を収録し、映像には2024年12月3日の誕生日のイベント「TAIGA KYOMOTO Anniversary Event 『30-THI “ART”Y-』」昼公演の佐伯ユウスケのゲストコーナーとQ&Aコーナー、夜公演の崎山蒼志のゲストコーナーとQ＆Aコーナー、およびライブコーナーをノーカットで収録。

通常盤のボーナストラックには新曲「Over Dub」「Desire」「終わらせぬ世界」の3曲を収録し、初回仕様には20Pフォトブックが付く。先着外付け特典として、初回盤Aにはアクリルキーホルダー、初回盤Bにはステッカーシート、通常盤にはミニポスターが付く。

*SixTONESの2025年3月19日（水）発売の14thシングル「バリア」の同名の表題曲「バリア」は、ジェシー主演の映画「お嬢と番犬くん」の主題歌のミクスチャーロック。CDパッケージはDVD付き初回盤（税込定価1,980円）、CDのみの通常盤（税込定価1,210円）、SixTONESが出演したMTVのアコースティックライブ番組「MTV Unplugged: SixTONES」をパッケージ化したDVD付きMTV Unplugged盤（税込定価4,950円）の3形態で販売。

初回盤のCDにはカップリング曲1曲を追加収録し、DVDには「バリア」のミュージックビデオ（MV）、MVメイキング映像、Street Dance Performance Only ver.、Museum Dance Performance Only ver.を収録。通常盤のカップリング曲には、新曲2曲、「GONG Remix」「ここに帰ってきて Remix」「バリア -Instrumental-」を収録し、初回仕様には20Pフォトブックが付く。

MTV Unplugged盤のCDには、「バリア」のほか、2024年12月26日（木）のアコースティックライブ「MTV Unplugged: SixTONES」で披露した全17曲（2025年1月19日のTV放送での未公開曲を含む）を収録し、DVDには、「MTV Unplugged: SixTONES」ライブで披露した全17曲とMCを収録。

*SixTONESの2025年1月15日（水）発売の5thアルバム「GOLD」は、聴く人の日常のあらゆるシーンにGOLDを添えるコンセプト。シングル曲「音色」「GONG」「ここに帰ってきて」、CMソング「BORDERLESS」「Focus」など全形態共通の12曲と、各形態ごとのボーナストラックを含め、全20曲を収録。

CDアルバムは、Blu-rayまたはDVD付きの初回盤A（税込定価3,960円）、Blu-rayまたはDVD付きの初回盤B（税込定価3,960円）、CDのみの通常盤（税込定価3,300円）の3形態で販売。

初回盤Aはボーナストラックを含む全14曲を収録し、Blu-rayまたはDVDにはリード曲のミュージックビデオ（MV）、MVダンス・パフォーマンス・バージョン、MVメイキング映像、2024年7月6日の「Talking Rock! FES.2024」のライブ映像を収録。

初回盤Bはユニット曲3曲を含む全15曲を収録し、Blu-rayまたはDVDにはユニット曲のMVを収録。通常盤はボーナストラック2曲と「SPICY -GOLD ver.-」を含む全15曲を収録し、初回仕様には20Pフォトブックが付く。