Snow ManとSixTONESが『NHK紅白歌合戦』初出場、実力派・世界視野の新世代

2020年大晦日のNHK「第71回紅白歌合戦」出場歌手の正式発表に先立って、2020年1月22日にジャニーズ事務所から同時デビューしたSixTONESとSnow Manの初出場決定が、11月16日早朝のスポニチアネックスの記事をはじめとして、各メディアに報じられた。

筆者は個人的には、紅白のジャニーズ枠が4組以上あるなら、この2組は出るべきだと思っていたので、違和感はない。おめでとうございます。

今回ジャニーズから7組も出るのは（スノスト以外は昨年も出場した嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、King & Prince）多すぎの感があるが、LDHがGENERATIONSのみで、残りのボーイズグループ枠がジャニーズに回ったのだろうか。

スノストが抜擢されるべき理由は明快―実績、若年層の支持、海外視野のパフォーマンス力など

スノストに関しては、紅白初出場に抜擢されるべき理由ははっきりしていると思う。

ジャニー喜多川・前社長とメリー＆ジュリー氏のトロイカ体制だった頃は、ジャニーズ枠の数が決まると、前年出場したグループがシード権を持っていて、最後の1組だけは○○周年記念のグループがその年だけ出場、というパターンが多かったように思う。

しかし、紅白は今なお視聴率が驚異的に高く、日本全国津々浦々で放送されており、星野源や米津玄師のように、紅白に出場したらファン層が劇的に拡大したアーティストも結構いる。

だから、ジャニーズとしては、今年の活躍が顕著でかつ、今後事務所の"顔"として重点的に売り込みたいグループを出すべきだと思う。

スノストの今年の活躍については、異論はないだろう。オリコンの2020年上半期ランキングの時点で、コラボ・デビュー・シングル「Imitation Rain/D.D.」の合算売上は164万4,278枚の驚異的高水準だった。

2作目以降のシングル売上も好調で、Snow Manの2ndシングル「KISSIN’MY LIPS/Stories」はオリコン調べの初週売上が91万7,842枚で、その後日本レコード協会がミリオン認定した。

SixTONESの2ndシングル「NAVIGATOR」の初週売上は62万1,656枚で、3rdシングル「NEW ERA」は初日売上が31万1,765枚、初週売上は44.6万枚で、高水準を維持している。

視聴率対策的にも、全世代向けなら活動休止前最後の日の嵐が目玉になるが、今年からテレビ局は年代別視聴率を重視するようになったから、若い世代に人気のグループが不可欠だ。ジャニーズ内の年功序列とか前年シード権に縛られている場合ではない。

しかも、紅白は日本全国のみならず、海外の多くの国でも放送されている。このため、ジャニーズ内でもKing & Prince以降の新世代の、本気で海外進出を考えていて、パフォーマンス重視の人気グループを出演させるのが妥当だろう。

筆者は個人的に、SixTONESは京本大我を筆頭とする歌唱力、Snow Manは抜群のダンススキル（プラスアルファでアクロバットもできる）という武器があり、楽曲など他の条件も揃えば、海外進出してもやって行ける可能性は十分あるだろう、と思っている。

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