KinKi Kids『O album』2020年12月23日発売決定、テーマの『Over』に一瞬焦るが前向きで安心

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・前作『N album』からの4年間にはいろいろあった
・今作も堂島孝平が共同プロデューサーとして参加、リード曲は『彗星の如く』の模様
・商品情報

KinKi Kidsが4年ぶりのオリジナルアルバムとなる「O album」を2020年12月23日（水）に発売することが決定した。

シングルでなく、ベストアルバムでもなく、オリジナルアルバム・シリーズのアルファベットで始まる「O album」というタイトルを見た瞬間、これはまだ本気でKinKi Kidsとしての音楽活動をやる気なんだ、と思えた。

次に、レーベルのジャニーズ・エンタテインメント・レコードの説明文を読むと、「『O album』のテーマは"Over"」というくだりがあって、一瞬焦った。

"Over"という単語が単独で示されると、筆者が真っ先に思い浮かべたのが、英語の形容詞"Over"の「終わって」という意味だったからだ。え、終わった？もしかして2人の音楽活動を終えたのか、と混乱した。

しかし、よく読むと、彼らの意味するところの"Over"は、「超えて」という意味だそうで、今までの自身を、そして時代を超えて、新たなステージを目指して歩んで行こうというメッセージが、"Over"に込められているとのことだ。良かった、終わりという意味じゃなくて。

前作『N album』からの4年間にはいろいろあった

「N album」発売後は、翌2017年のデビュー20周年のお祝いムードの最中に堂本剛が突発性難聴を発症して後遺症を引きずることになり、2019年にはジャニー喜多川氏が亡くなるなど、KinKi Kidsを巡る環境が激変した。

なお、KinKi Kidsのオリジナルアルバムは「A album」から始まって、アルファベット順に2016年9月に発売した「N album」までリリースされていたが、10作目が「φ」（ファイ）というイレギュラーなタイトルだったため、「O album」はアルファベットのAから数えた順番より１つ多い、16作目のオリジナルアルバムとなる。

ネットの書き込みを見ると、2020年10月30日からAmazon Prime Videoで独占配信が始まったKinKi Kidsの過去のライブ映像を初めて観て、アーティストとしてのKinKi Kidsに興味を持ったという人もいる。

KinKi Kidsの楽曲には名曲が多く、しかも堂本光一・剛の魅力ある歌声と切っても切れない関係の名曲だと思う。他のジャニタレやそれ以外のアーティストがカバーしても、全く別の曲に聴こえてしまう。

だからこそ、それらの名曲を歌い続けて行けるよう、KinKi Kidsには解散しないでもらいたい。極端な話、片方もしくは両人が事務所から独立しても、KinKi Kidsとして活動できるようであってほしい。

いや、光一も剛も今や大物アーティストとして、ジャニーズ内で自由にいろいろできる立場になっているはずだから、敢えて独立するメリットはあまりないだろう。