KinKi Kidsが滝沢秀明依頼でジャニーズ舞台演出・音楽担当、タッキー派確定/『薄荷キャンディー』賑やかバージョンが酷い

（目次）・TOP
・堂本光一はジャニーズのミュージカル舞台演出に最も適任
・ジャニーズ内の居場所が心配された堂本剛は、後輩の舞台に楽曲提供
・ A.B.C-ZもKinKi Kidsもタッキー派、CDデビュー後のスノストは？
・ビートのきいた賑やかな「薄荷キャンディー」はセンスなさすぎで酷い、受け継がないで
・商品情報

FRIDAYデジタルによると、故・ジャニー喜多川氏の後継者である滝沢秀明が、ジャニーズ事務所を辞めようかと考えているKinKi Kidsの堂本光一・剛を慰留しているそうだ（FRIDAYデジタルの2019年8月12日付「ジャニーズ変革滝沢の描く絵 Jr.デビューとKinKiの慰留」）。

デフォルトは光一・剛が退所することだと言いたいのだろうか？

KinKi Kidsについてよく知らないライターが2人の退所説をネットメディアに書いているのを、最近よく見かける。KinKi Kidsのレギュラー番組は、フジテレビ系の「KinKi Kidsのブンブブーン」と文化放送の「KinKi Kids どんなもんヤ！」の２つであることすら知らない人が書いていたりする。

FRIDAYデジタルの記事では、KinKi Kidsとしての「リリースやコンサートの予定は今のところありません」とのワイドショースタッフのコメントを引用している。

筆者が思うに、その理由は2人にやる気がないからかもしれないが、それ以上に、当面個人の活動に忙しいからだろう。

KinKi Kidsとしての音楽活動がほとんどないことで、彼らの解散あるいは休止、ひいてはジャニーズ退所観測が出やすい傾向にある。しかし、それ以外の仕事が充実していれば、彼らがジャニーズを退所する理由もなくなる。

堂本光一はジャニーズのミュージカル舞台演出に最も適任

堂本光一はジャニーズ演出のトップの座を滝沢に奪われたからといって、ジャニーズ内に居場所がなくなるわけではない。

堂本光一がジャニーズ・ミュージカルの看板「Endless SHOCK」の主演と演出という重責を務めていることも知らない芸能ライターが多すぎる。「Endless SHOCK」は2019年3月31日に上演1700回を記録し、2019年9月11日～10月5日には大阪公演もある。こうなったら2000回までやりたいだろう。

また、ジャニーズの演出のトップは滝沢秀明だが、会社幹部である滝沢は、ジャニーズJr.の演出やプロデュースを担当するだけで手いっぱいだ。

今後ジャニーズの演出のナンバー2は、嵐の松本潤との見方が強まっているが、松本は嵐のコンサートの演出を担当していて、ジャニーズのミュージカル舞台演出を担当していたわけではない。

今後松本が後輩のコンサート演出に今まで以上に関与する可能性は十分あるが、経験があまりないミュージカル舞台演出よりも、自身の俳優活動をやりたいのではないか（ただし、今後ジュリー派のCDデビュー組の舞台に関与する可能性はある）。

ジャニーズのミュージカル舞台の演出となると、多忙な滝沢に代わり、堂本光一が務めるのが最も適任だろう。

FRIDAYデジタルの記事でも、既に滝沢の要望を受けて、光一が9月3～27日に東京・帝国劇場で上演されるKing & Princeの岸優太・神宮寺勇太と多数のジャニーズJr.出演の舞台「DREAM BOYS」の、演技指導を行う予定だという。自分の9月11日からの「Endlress SHOCK」大阪公演の稽古もあるのに大変だ。

ジャニーズ内の居場所が心配された堂本剛は、後輩の舞台に楽曲提供

一方、剛のソロ音楽活動は、ジャンルがジャニーズ音楽とかけ離れていて、ジャニーズの色眼鏡で見られたくないとの気持ちもあり、ジャニーズと距離を置いて展開されていた。2018年春以降は、ENDRECHERI名義でリリースをしている。

このようにジャニーズと距離を置いたソロ音楽活動に注力していて、音楽面でのジャニーズの後輩との関わりもほとんどなかったため、ジャニー喜多川氏が亡くなると、剛こそジャニーズに居場所がなくなるのでは、との観測はあった。

しかし、滝沢は剛に、2019年10月7日～29日に東京・日生劇場で上演されるA.B.C-Z主演でジャニーズJr.らが共演する舞台「ABC座『ジャニーズ伝説2019』」に楽曲提供を依頼した。

7月30日の制作発表会見の時点では、A.B.C-Zの河合郁人が堂本剛の楽曲提供を懇願し、剛が即快諾したと伝えられていた。5回目の上演となる今作では滝沢が演出を加えており、記者会見では「剛君が未来のジャニーズを想像して、曲を書いてます」と説明した（デイリースポーツの2019年7月31日付記事を参照）。

「ジャニーズ伝説」はジャニーズ事務所の歴史題材にした作品だから、剛としても、恩人のジャニー氏のためにも作品を盛り上げる手助けができて嬉しいだろう。

A.B.C-ZもKinKi Kidsもタッキー派、CDデビュー後のスノストは？

なお、A.B.C-Zはデビュー組でありながら、ジャニー氏が存命中から、ジュリー副社長傘下ではなく、ジャニーズJr.同様、ジャニー氏直轄の立場にあった。つまり、現在は滝沢直轄だ。

元々KinKi Kidsはジュリー氏とはあまり接点がなく、ジャニー派だった。今回光一も剛も滝沢の依頼を受けてジャニーズの舞台に関わることになったため、A.B.C-Z同様、KinKi Kidsもタッキー派であることが確定的となった。

人々の関心は、2020年にCDデビューが決定したSixTONESとSnow ManがCDデビュー後は滝沢の手を完全に離れてジュリー氏管轄になるかどうかだろう。そうならなければ、大きな変化になる。

ビートのきいた賑やかな「薄荷キャンディー」はセンスなさすぎで酷い、受け継がないで

一方、2019年8月9日のNHK BSプレミアム「ザ少年俱楽部」で、たまたまジャニーズJr.内人気ユニットの美少年が、KinKi Kidsの名曲バラードの一つの「薄荷キャンディー」（2003年）のステージ・パフォーマンスをしているのを観た。しかし……。

そこで美少年が披露した「薄荷キャンディー」は、KinKi Kidsのお馴染みの美しく穏やかな「薄荷キャンディー」とは全く別のサウンドだった。

テンポが速く、8ビートが元気よく響く、まるでマーチのようなポップロック調の「薄荷キャンディー」になっていた。

原曲の美しさ、繊細さは影も形もなくなっていて、センスのない、安易で酷いアレンジだと思った。

こんな「薄荷キャンディー」、作曲者が聴いたら怒るだろうな、と思ったら、作曲者は外国人（Fredrik Hult, Ola Larsson, Öystein Grindheim, Henning Harturng）だった。これならバレないだろう。

仮にKinKi Kidsが解散してしまったら、ジャニーズが受け継いでいく「薄荷キャンディー」は、こっちの賑やかバージョンだけ残って行くかもしれないと思うと、空恐ろしい。

ジャニーズランキング

Kinki Kidsランキング

にほんブログ村

商品情報

*堂本剛登場雑誌
Amazon: 音楽と人 2019年9 月号 (表紙: ENDRECHERI=堂本剛)　2019/8/5
セブンネット: 音楽と人 2019年9 月号 (表紙: ENDRECHERI=堂本剛)　2019/8/5
Amazon: 日経エンタテインメント! 2019年 9 月号 (Snow Man, 堂本光一連載)　2019/8/3
楽天ブックス: 日経エンタテインメント! 2019年 9 月号 (Snow Man, 堂本光一連載)　2019/8/3
セブンネット: 日経エンタテインメント! 2019年 9 月号 (Snow Man, 堂本光一連載)　2019/8/3

*堂本剛のソロでの12作目のオリジナルアルバムとなる2019年8月14日発売のENDRECHERI（エンドリケリー）名義の「NARALIEN」（読み: ナラリアン）は、ソロプロジェクト・ENDRECHERIのファンクナンバーが中心で、宇宙と堂本剛の故郷・奈良をタイトルにうかがわせている。アルバム「NARALIEN」はDVD付きLimited Edition A、DVD付きLimited Edition B、CDのみのOriginal Edition（通常盤）の3形態で販売。全形態共通の収録曲はリード曲「NARALIEN」をはじめ11曲で、各形態それぞれに1形態のみ収録の楽曲を1～3曲追加収録。

Limited Edition AのCDには「愛の祝詞」を追加収録し、付属DVDには「4 10 cake」（読み: ホットケーキ）のミュージックビデオと「SUMER SONIC 2018 LIVE CLIPS」（「MusiClimber」とセッション）を収録。Limited Edition BのCDには、Sankaku＆Mr.4 10 cake＆Mr.riceと祝う新バースデイソング「H△B」（読み: ハッピーバースデイ）を追加収録し、付属DVDには堂本剛40歳特別企画「バンドメンバーと行くバスツアー」約69分完全版（「堂本剛東大寺LIVE 2018」初回プレス特典の期間限定配信映像の完全版）を収録。Original Edition（通常盤）CDには、「Believe in intuition…ENDRE ver.」「Pani9 disorder man」およびバラード「水面音」（読み:みなもね）を追加収録。