Snow Man『One』週間DL1位もストリーミングはNEWSより下/『紅白歌合戦』辞退記事に違和感

（目次）・TOP
・サブスク解禁第一号『One』が週間DLランキング初登場1位
・Snow Man『One』は週間ストリーミングランキングではNEWS『チャンカパーナ』よりかなり下
・Snow Manは『紅白歌合戦』出場に後ろ向き？→辞退はすべきでないしスケジュールも空いている
・商品情報＋最近の記事

STARTO ENTERTAINMENTの今や看板グループとなった9人組・Snow Manが2024年10月14日（月）に先行配信した4thフルアルバム「RAYS」（レイズ）収録曲「One」が、10月14～20日の週のオリコンの週間デジタルシングル（単曲）ランキングで初登場1位を獲得した。おめでとうございます！

一方、「週刊女性」のニュースサイトで「NHK紅白歌合戦」にSTARTOのSnow Manともう1組のオファー観測、およびSnow Manの辞退や中継出演の意向の推測記事が出ているが、違和感もある。

サブスク解禁第一号『One』が週間DLランキング初登場1位

今回オリコンの週間デジタルシングル（単曲）ランキングで初登場1位を獲得したSnow Manの楽曲「One」は、2024年10月30日（水）発売の4thフルアルバム「RAYS」の収録曲だ。

なお、オリコンの週間デジタルシングル（単曲）ランキングはダウンロード数のランキングで、ストリーミングは対象外だ。

配信に慣れたアイドルファンであれば、ダウンロード・ランキングは“頑張るべき作品”と“頑張り時”、そして“頑張らなくてもいい作品”があることを知っている。

ダウンロード・ランキングで最も頑張らなければならないのは、CDありの場合のリード曲のCDリリース週で、Billboard JAPAN Hot 100の1位を目指す一環となる。

CDなしのデジタルシングルやアルバムの先行配信曲などの場合は、運営（事務所・レーベル）がダウンロード・キャンペーンを実施してファンの行動を促すか否かが、“頑張るべき”か否かの判断の目安となる。

楽曲「One」はSnow Manの記念すべきサブスク解禁の第一号であり、運営はしっかりiTunesやレコチョクのキャンペーンを行い、ファンに“ダウンロード1位を獲りたい”とのメッセージを暗に伝えた。

楽曲「One」の、オリコンの調査対象10配信サービスのダウンロード売上数の合計は、3万9,275DLだった。

この数字を見て、たとえばTravis Japanの2024年6月10日リリースのデジタルシングル「Sweetest Tune」の5万0,706DLより少ない、と驚く人もいるかもしれない。

だが、Snow Man「One」はアルバム収録曲の先行配信なので、多すぎず・少なすぎずの3万9,275DLで週間1位が獲れれば、コスパ的にはかなりの上出来だと思われる。

Snow Man『One』は週間ストリーミングランキングではNEWS『チャンカパーナ』よりかなり下

なお、音楽ファンの目線で見れば、ダウンロード1位よりも激戦のストリーミング1位のほうが、価値が高い。また、ダウンロード数が多い作品はリスペクトするが、CD売上のようにファンがDL数を競う必要があるとも思っていない。

Snow Man「One」はオリコンの週間ストリーミングランキングでは初登場33位で、NEWS「チャンカパーナ」の12位よりもかなり下だった。

これは「One」がリード曲でないので、Snow Manファンが頑張る気があまりしなかったというのも一因だ。また、運営の促進策であるリスニング・パーティーが刀騒動で中止になったという不運もあった。

一方で、NEWSファンはサブスク解禁で、何とかNEWSの代表曲を上位ランクインさせようと頑張っていた。

（ちなみに、音楽ファンはオリコンよりもビルボード・ジャパンを重視しているが、この記事を書いたタイミングではまだビルボード・ジャパンの結果が出ていなかったので、オリコンの結果のみに言及している）。

*後続記事:
2024年10月23日付　Snow Man『One』ビルボード総合2位！CDなしで2位以内が獲れた国内ボーイズGは3組だけ

Snow Manは『紅白歌合戦』出場に後ろ向き？→辞退はすべきでないしスケジュールも空いている

「女性自身」の2024年10月23日11時配信の記事が、NHKがSnow Manともう1組（記事の書き方だとSUPER EIGHTか？）に大晦日の「NHK紅白歌合戦」のオファーをしようとしているが、Snow Manは後ろ向きで、辞退もしくは中継出演の意向、との観測記事を出している。

これが旧ジャニーズ事務所だったが、事務所全体のタレントとNHKとの関係を考慮して、辞退という選択肢はあり得ないと思われる。

STARTOの場合は、タレントの自主性が尊重されるが、それでもNHKのSTARTOタレント起用再開の重要局面で、NHKとの関係を悪化させることは得策ではないはずだ。

Snow Manのドームツアーの12月末の予定は、京セラドーム大阪公演が12月25・26・27日となっていて、ドームからの中継出演にはならない。「NHK紅白歌合戦」の3日間リハーサルに参加するのも可能なスケジュールとなっている。

昨年の大晦日のファンへのライブ配信が好評だったが、今年も大晦日にライブ配信をやりたいなら、パフォーマンス部分を事前収録して、コメントは生出演にして、「紅白歌合戦」出演とかぶらない時間に配信すればいい。
　

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*Snow Manの2024年10月30日（水）発売の4thフルアルバム「RAYS」（読み: レイズ）は、9人の光線（rays）が集まり、大きな光となってもっと遠くまで輝く、という意味合いを込め、Snow Manの未来に向かって加速していく輝きを詰め込んだ作品となっている。

アルバム「RAYS」のリードトラック「EMPIRE」は、モーツァルトの有名な「交響曲第25番ト短調（K. 183）」をサンプリングした、スタイリッシュでエッジーな楽曲。収録曲には、リード曲「EMPIRE」、10月14日先行配信の「One」をはじめとする新曲のほか、発表済みシングル曲「Dangerholic」「LOVE TRIGGER」「We’ll go together」が含まれる。

*Snow Manの2024年7月31日（水）発売の11thシングル「BREAKOUT/君は僕のもの」のWタイトル曲のうち、「BREAKOUT」は8月2日（金）公開のラウール主演映画「赤羽骨子のボディーガード」の主題歌。「君は僕のもの」は渡辺翔太主演のテレビ朝日系オシドラサタデー「青島くんはいじわる」の主題歌。

CDシングルは、DVD付き初回盤A、DVD付き初回盤B、CDのみの通常盤で販売。初回盤AのDVDには「BREAKOUT」のミュージックビデオ（MV）、MV（Dance Ver.）、MVマルチアングル映像、メイキング映像を収録。初回盤BのDVDには「君は僕のもの」のMV、MVマルチアングル映像、撮り下ろし特典映像「2024チーム対抗スノ五輪」を収録。通常盤のCDにはカップリング曲「ドレス＆タキシード」「What’s your color?」と、全4曲それぞれのインストバージョンも収録。