「突然ですがKinKi Kids年末大放送」で仲よしトークと生歌披露

2018年12月29日のNHK-FM「突然ですがKinKi Kids年末大放送」は、KinKi Kidsの堂本光一・剛が生出演・生歌唱した2時間特番だった。2人の声の情報しかないが、「ぼくたちもうすぐ40歳～」というテーマで、息の合った会話が弾んでいた。

「私だけが知っているKinKiの名曲」というテーマでリスナーから寄せられたメールの紹介では、シングルのカップリング曲が相次いだ。

KinKi Kidsのシングル40作の表題曲（39作目まではアルバム「The BEST」に収録）は全てオリコン1位獲得のヒット曲ばかりで、ファンならもちろん頭に入っているが、カップリング曲となると、歌っていた当のKinKi Kidsもあまり覚えていないという実態が判明した。

結婚についての考え方も話題に上っていた。2019年に40歳になる光一と剛にとって、子供を持つ可能性などを考慮すると、40代は結婚がより現実的課題になるようだ。

最後は久保田利伸のボイスメッセージが紹介され、久保田提供の新曲「会いたい、会いたい、会えない。」をピアノ伴奏のみで生歌唱した。素敵な歌声だった。

何よりも、光一と剛の仲よさそうに弾んだトークがとてもよかった。

「私だけが知っているKinKiの名曲」でカップリング曲を覚えていない例が続出

「私だけが知っているKinKiの名曲」というテーマでリスナーから募ったメールの紹介では、シングルのカップリング曲が多かったが、光一と剛は自分たちが作った曲以外は、覚えてはいない例があった。

最初の「5×9=63」は2002年10月発売の15作目のシングル「Solitude - 真実のサヨナラ」の初回盤のカップリング曲だった。当時からのファン以外は「ごくろーさん」という読み方すら知らなかった人も結構いたのではないだろうか。

作詞がKANZAI BOYA RED、作曲がKANZAI BOYA BLUEということで、光一と剛の共作だった。当然、光一と剛はよく覚えていたが、その場のノリで何となく作った程度の思い入れだった。むしろ2人は、演奏に使われた「マラカス」のイントネーションで盛り上がっていた。

一方、2人が作詞作曲に関わっていないカップリング曲となると、曲数が多すぎて、覚えていないものが結構あるのが明るみになった。

ファンがメールで挙げた「ミゾレ」という曲を、光一も剛も覚えていなかった。2005年12月発売の22枚目のシングル「SNOW! SNOW! SNOW!」のカップリング曲だった。

リスナーは昔の彼氏がこの曲をカラオケで歌ってから告白された、と述べていた。これに剛は「ダサいことしてるやん」「めちゃめちゃ恥ずいで」「それで上手くいくような子やったら嫁候補失格」などと話していた。

この曲を実際にかけて、サビでようやく2人は思い出した。聴こえてくる歌声の若さに驚き、光一は「2人とも声の出し方が違いますね」と述べていた。

ファンのメールにあった「ビターショコラ」も、2人は覚えていなかった。この曲は2008年8月発売の27枚目シングル「Secret Code」通常盤収録のカップリング曲で、かけてみたらアップテンポのラテンっぽい曲だった。

2007年11月発売のアルバム「Φ【通常盤】」に収録されている2人の共作「銀色暗号」は、特に光一は同じく2人が共作した「愛のかたまり」（シングル「Hey!みんな元気かい?」のカップリング曲）よりも自信作のようだった。

KinKi Kidsの1999年2月発売の6枚目のシングル「やめないで,PURE」のカップリング曲の「BABY LOVE」は、剛は覚えていた。

結婚についての考え方

曲から離れたエピソードトークもいろいろあった。

ジャニーズ事務所の新社屋の食堂は、タレントは無料とのことだが、光一も剛も行っていないそうだ。

Johnney’s web（有料）にアップされている光一の写真が、意外と手間をかけて撮影されたものであると判明していた。

2019年には40歳になるということで、結婚観についても話題になった。

光一は「よっぽど剛くんのほうが結婚せえへんのちゃうかって最近思う」と言ったが、剛も「言ってるお前が結婚せえへんと思ってる、オレは」と返した。光一が「オレはどっかでひょろっとするかもよ」と言うと、剛は「オレは普通にすると思う、そのタイミング来たら」と述べた。

剛が「婚活する環境に自分を置いていないからね」と言うと、光一も「焦ってへんしね、別にね」と同調した。

さらに剛は、「置いていいんんやったらじゃあ置きますね、置けば出会いは変わってくるから。それではぐくめたらいいと思う。そのリズムと環境が作れるかだけ」と述べた。

光一は、「今はまだ結婚したらアカンなとか思って今まで生きてないし。今から自分より年上っていうのはちょっと」と言ったが、剛が「そこが分かんないのが人生なのよ」と述べた。

光一は「40超えて独身だったらワケあるよね」「オレだって普通に考えたら『ん？』だから」と言ったが、剛は「誰に迷惑かけることなくできるなら、オレはとっくにしてる」と明かした。2人とも結婚式はできればやりたくないそうだ。

40代になるので結婚がいよいよ現実的課題になってきたようだ。剛は「さすがにするんじゃない？」「親が孫見たい要望があるから」と述べ、光一も「単純に家族が欲しい。子供も欲しい。子供をしっかり成人させてあげるまで自分も現役、元気でいたい」と話した。

剛は「参観日とか、パッとみるとお父さんだけ何か年取ってるな」となるのを気にしていた。なお、ファンを光一は「彼女」剛は「ソウルメイト」とみなしていた。

久保田利伸提供曲「会いたい、会いたい、会えない。」を生歌披露

久保田利伸が曲提供した「The Red Light」をかけた後、久保田のボイスメッセージが流れた。久保田は、実は依頼もないのにKinKi Kidsに合いそうな曲を勝手に一瞬で考えついていた、と述べていた。新曲「会いたい、会いたい、会えない。」はバラードの依頼を受けて熱心に時間をかけて作ったそうで、会えないから会いたい、これが恋と述べていた。

後、終盤に2人は同じ久保田利伸提供の新曲「会いたい、会いたい、会えない。」を、ピアノのみの伴奏で生歌唱した。顔が見えず声だけだから、余計に歌声に集中できたが、とても素敵な歌声だった。

何よりも、光一と剛の会話が仲よさそうに弾んでいたのが嬉しかった。

*参考記事（外部サイト）：
2019年1月1日付　ジャニーズ・カウコン終盤に堂本光一が登場、背中に堂本剛の写真を貼って