KinKi Kidsが堂本剛の40歳の誕生日に2人揃ってFC会員に動画配信

2019年4月10日は堂本剛の40歳の誕生日だった（おめでとうございます！）。

この記念すべき節目に、剛はまず、Johnny’s web（有料携帯サイト）の自身のブログの2019年4月10日付投稿で、ファンからの祝福へのお礼を含め、短いメッセージを書いた。

やはり、年々強まってきている「自分」らしく生きる姿勢をにじませていた。（今もかなり自分らしく生きていると思うが）

また、たとえば「雨」の音でも聴いて「心穏やかに」過ごしたいようだ。穏やかな日々は、ファンも望むところだ。

ちなみに、雨と言えば、剛は2016年6月25日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、かつて吉田拓郎から勧められて、雨の日に車を止めて車中でジャズを聴いたりしていた、と話していた。また、雨の中で座禅を組んだこともあるそうだ。

剛の誕生日に光一・剛がKinKi Kidsのファンクラブ会員向け動画配信

さらに、KinKi Kidsのファンクラブ会員向けに、剛の誕生日の4月10日の夕方にメール案内があり、Johnny’s netのFC会員用サイトで、堂本光一・堂本剛の期間限定のスペシャルメッセージの動画配信があった。

"堂本剛のMyバースデー動画"ということで、2分弱の動画だった。

ファンからの誕生祝も沢山届いていた模様で、剛の顔色は良かった。元旦の光一・剛の動画配信でもそうだったが、例によって、剛がゆる～くボケる場面が多々あった。

剛が長々とボケる間、光一はツッコミを入れた場面はわずかで、むしろ剛のボケに追随するパターンだった。

元旦の動画では、心残りがあるけど口に出せないような素振りが感じられた。それはおそらく、KinKi Kidsの年末年始のドーム公演ができなかったことについてだろう、とファンなら誰しも察した。

ということで、今回は何かセンセーショナルな発表でもあったかというと、特にそんなことはなかった。

それでも、2人のやり取りには、KinKi Kidsならではのゆる～く平和な空気が終始漂っていて、2人とも40歳になっても特に変わりはなく、今まで通り、今後ともKinKi Kidsをよろしく、というアピールだったと思う。

芸能人に限らず、かつて筆者が働いていた企業でも専門職の人は、20代の頃はがむしゃらに努力してキャリアを積み、専門分野で頭角を現し、30代のうちにしっかり実績を残して地位を築き、40代以降は大物として君臨する、というパターンが結構あった。光一も剛も当てはまっていると思う。

本当にやめたいのでなければ、ゆっくりでもいいから続けて欲しい

最近、King & Princeの2019年4月3日発売の3rdシングル「君を待ってる」がオリコン調べで初週売上39.1万枚を達成した際に、デビューから3作連続で初週売上が30万枚を超えたのは、KinKi Kids、KAT-TUNに次いで3組目だ、とオリコンの記事に書いてあった。

表1 デビューから3作連続で初週売上が30万枚超のアーティスト

1.KinKi Kids: 「硝子の少年」31.5万枚、「愛されるより愛したい」50.5万枚、「ジェットコースター・ロマンス」50.0万枚
2.KAT-TUN: 「Real Face」75.4万枚、「SIGNAL」45.1万枚、「僕らの街で」41.0万枚
3.King & Prince: 「シンデレラガール」: 57.7万枚、「Memorial」: 40.1万枚、「君を待ってる」39.1万枚
（出所:オリコンの2019年4月9日付記事）

デビュー当時のKinKi Kidsが、どれだけ大型新人だったかがよく分かるデータだ。あのままグループ活動のみに注力していたら、もしかしたらジャニーズ史に残りそうな国民的グループは、SMAP→嵐ではなく、SMAP→KinKi Kids→嵐とみなされるようになっていただろうか。

そうならなかったのは、2人組の運営の難しさもあっただろうし、光一・剛もそれぞれミュージカルとシンガーソングライターという別の分野で才能を発揮して成功できたからだろう。

滝沢秀明が事務所の幹部入りして以来、根拠があるのかないのか分からない、ベテランのジャニーズ・タレントの人事だの処遇だのの憶測記事をよく見かける。

その種の記事では、嵐・関ジャニ∞に加え、中居正広・木村拓哉、TOKIO、近藤真彦、東山紀之らの処遇についての憶測が飛び交っている。

しかし、KinKi Kidsについては、たまに剛の耳の問題や2人の方向性の違いを理由に、解散や活動休止を予測するという、全く新鮮味のない憶測記事を見かける程度だ。

今回、剛の40歳の誕生日という節目に、わざわざ光一と2人でファン向けの動画を配信したことは、そういう根拠なき解散・活動休止の憶測をやんわりと否定する意味合いもありそうだ。

実際に、光一・剛がKinKi Kidsを続けたいのか、やめたいのか、やめたい気持ちもあるが事務所が許可しないから続けて行くのか、それは本人たちにしか分からない。

何はともあれ、これだけ長期にわたって、高いアーティスト性が認知されているグループは事務所内に他にいないし、やめて2人のハーモニーが2度と聴けなくなるのは、あまりにももったいない。本当にやめたいのでなければ、独自のペースでいいから、続けて欲しいと思う。