NEWS「WORLDISTA」2019年5月19日さいたま昼公演レポート、ファン大合唱の感動ライブ

（目次）・TOP
・ライブでのメンバーの印象
・ファンも一緒にクイズ、振り付け、大合唱
・増田の男性ファンに増田がアカペラで歌を届ける
・小山は滝沢秀明と共にキスマイのライブに行っていた
・ライブ終了後、小山と増田の動きはものすごく鈍くなる
・セットリスト　・商品情報

「NEWS LIVE TOUR 2019 WORLDISTA」のさいたまスーパーアリーナでの2019年5月19日（日）13時公演を観に行って来た。VR的な映像を駆使した新感覚体験というコンセプトのライブだった。

とても楽しく、テゴマスの歌唱力に感動するとともに、懐かしい名曲が出て来たり、ファンが大合唱したりで、時折涙ぐむほど感慨深いライブだった。

感傷的になったのは、一部メディアが手越祐也の脱退（その場合NEWS解散含み）の推測記事を出したりして、一抹の不安があるところに、「U R not alone」「恋を知らない君へ」など大好きな名曲が出て来てさらに感動したからだと思う。

筆者が行ったこの公演は、撮影カメラが入っていると告知された通り、翌日（5月20日）の朝の情報番組でライブの模様が映像入りで紹介された。

以下、ネタバレを含む点に注意されたい。

筆者は日本テレビ系「Oha!4」「ZIP!」「スッキリ」とフジテレビ系「めざましテレビ」での紹介場面をチェックした。全番組でメンバーが高いところに吊られた舟に乗って「weeeek」を歌っているシーンが流れたが、それ以外は違った曲の組み合わせでライブダイジェストを構成していた。

「めざましテレビ」によると、この公演のさいたまスーパーアリーナには約2万5,000人の観客が入っていた。また、「Oha!4」によると、今回のツアーの全27公演の総動員数は約34万2,000人だそうだ。

この日の昼の公演は13時2分に開演し、全32曲歌って、15時38分に終演となった。夜の部の公演を控えているため、アンコールはなかった。4人がハケる際に、最後に加藤シゲアキが「みんな愛してるよ！」と叫んで終わりだった。

ドームよりアリーナは箱が小さいから、日曜日に昼夜2回公演をしてくれた。昼も夜も2時間半ずつ熱唱して全力でダンスするとなると、喉や体力を持たせるのは大変だっただろう。でも、ドームよりもアリーナのほうが近くで観られて、断然いい。

ライブでのメンバーの印象

増田貴久は、前日夜からSNSで噂が駆け巡っていた通り、黒髪になっていた。ドラマの撮影の仕事でも入ったのだろうか？

一段と深みを増した美声で、上手な歌を披露して魅了してくれた。ソロ曲「Symphony of Dissonance」のステージでは、ダンサーなしの1人の迫力のパフォーマンスで熱唱した。ラジオで話題にしたこと（小山慶一郎と増田はライブ後にシャワーに行くまで相当時間がかかる）が、今回のMCでも取り上げられた。

手越祐也は、いつもながら卓越した歌唱力で難しい箇所を歌いこなしてさすがだった。ハードロックのソロ曲「DoLLs」の曲の世界観に合わせた操り人形的演出も素晴らしかった。

手越はMCや曲の終わりに小山に抱き着くなどちょっかいを出していたが、心なしか以前のような傍若無人な強気さが見られなかった。ファンの大合唱にしみじみと「みんながいて俺は幸せだよ」と述べた時、「世界の果てまでイッテQ!」降板問題とかNEWS脱退問題とかがあるのだろうか、という一抹の不安を感じさせた。

加藤シゲアキは、手越や増田には遠く及ばないものの、歌唱力が上がってきて、安定感を増していると思った。

加藤は何年にもわたってアルバムのソロ曲を自分で作詞作曲しており、今回のソロ曲「世界」のステージは1コーラス目は自分一人のアコースティック・ギターの弾き語りスタイルだった。そういうシンガーソングライター的な振る舞いにも、違和感がなかった。

小山慶一郎は、地に足を付けて頑張っている感じがあった。髪の色だけはかなり明るい茶髪で開放的だったが、短髪で、ソロ曲の衣装も派手過ぎず都会的で上品だった。テレビ局のカメラが入っていたから、昨年の事件からのダメージ回復途上の今、チャラくしなくて大正解だった。

小山は、失礼ながら4人の中では一番歌唱力がないが、頑張っていた。ソロのダンスミュージック「Going that way」のステージでは、ジャニーズJr.2人を従えて、結構カリスマ性を漂わせるパフォーマンスを披露していた。

小山がファンに「これからもNEWSについて来いよ！」と呼びかけてくれたので、グループ活動はもちろん継続されると信じるが、4人揃ってないと困る。

ファンも一緒にクイズ、振り付け、大合唱

「NEWSKOOL」の歌い終わりに、手越が自分の本来のポジションから小山のほうに移動し、小山に背後から抱き着き、小山が「誰か助けてください！」と叫んだ。結局加藤が手越を本来の場所まで引きずって行くと、手越は「さすが、ゼロ（零）！」と叫び、観客が笑った。

「インビジブルダンジョン」の幻想的なレーザー光線の演出が、「Digital Love」になると曲調に合わせたキュートな映像に変わり、赤い衣装の4人がメルヘンチックな振り付けのダンスをした。「♪キスしよう」で増田が投げキスの仕草をすると、観客が「ワー！」「キャー！」と大歓声。

「I・ZA・NA・I・ZU・KI」は足元が水に浸かる演出で、水の中でダンスをしていた。最後に手越がサッカーのように水をキックした。

ファン参加型のパフォーマンスもあった。前半で早くも、GreeeeN提供の人生応援ソング「U R not alone」のパフォーマンスで、小山が「大きな声で歌ってくれ！」と呼びかけ、ファンの大合唱になった。

また、NEWSのメンバーたちがバックステージで着替えている間のスクリーン映像で、NEWSに関するクイズを観客が回答したり、どの曲か知らされないまま新曲の手の振り付けをアニメ映像を観ながら練習させられたりした。

この振り付け練習は、最後に披露された6月12日発売の新曲「Love Story」で、NEWSとファンが一緒に歌いながら手の振り付けを実践する、という壮大な展開になった。まだ発売前の曲にもかかわらず、数回繰り返して、みんなちゃんと歌えるようになっていた。

増田の男性ファンに増田がアカペラで歌を届ける

観客は圧倒的に女性が多かったが、子供から年配の人までいて、男性もいた。NEWSの男性ファンについて、増田が「きっかけはやっぱ『イッテQ!』か？」と、手越の功績を推測したが、手越は「そんなことない」と言った。

ここから日本テレビ系「スッキリ」で放送されたシーンとなるが、加藤が男性客に「彼女に連れられて来たんスよっていう男子？」と挙手を求めると、1人の若い男性客が「はーい！」と叫んだ。

増田が「あそこにいる黒いTシャツ着てる人？」と呼びかけると、その男性は手に持っていた、増田の顔がプリントしてあるうちわを見せた。つまり増田ファンだった。

増田は「君に、昔V6のみなさんが作った、さいたまアリーナの歌を、お届けするね」と言って、アカペラで歌いだした。「♪さいたまスーパーアリーナ　略してたまアリ　たまの日曜日　たまたまさいたまアリーナ」

加藤がその男性客に「こんなまっすーでも好きでいてくれる？」と尋ねると、その男性は「大好きでーす！」と叫んだ。増田はお辞儀をして、しばらく考えてから「俺は君のことあんまり知らないから、まだそんなに好きじゃないけど」と述べ、（おそらく）小山が「やめとけ！」と増田をたしなめた。

小山は滝沢秀明と共にキスマイのライブに行っていた

ライブのMCでウケ狙いをしようとすることについての話題になった。加藤は、手越がギャグをする時の前のめりの姿勢のマネをした。

小山は、増田がギャグを言う前に「面白いことがある」と予告して、余計なハードルを上げてしまってスベることがあると指摘した。

小山が突然「俺、最近キスマイ観に行った」と、Kis-My-Ft2の5月上旬の東京ドーム公演を観に行ったことを明かした。「二階堂と宮田が（沢山）喋る。宮田はよく喋る。宮田って、歌うたってないでしょ？」と問題発言をし、観客が苦笑した。

トロッコなどで観客席を回る際の話になった。

小山がキスマイのコンサートで「俺に手を振ってくれた」と自慢したものの、実は「俺の後ろに滝沢（秀明）君」がいたことを明かした途端、他のメンバーは、キスマイは小山ではなくジャニーズアイランドの滝沢秀明社長に手を振ったのだ、との結論に達していた。

小山はキスマイのコンサートのペンライトがメンバーごとに色が「分かれてる」と告げると、NEWSの他のメンバーたちは驚き、加藤が「シビアじゃない？」と言った。

手越は「俺の女、（言い直して）ファンの子が、他の3人が来ても手を振ったら、俺にとっては自慢の女」と述べた。

ライブ終了後、小山と増田の動きはものすごく鈍くなる

加藤が「動物占い、俺、ライオンなの。弱虫のライオン」と明かすと、観客にウケた。

その後、前夜に夕方ケータリングで届いたガパオライスを、小山と増田はやっと夜中の12時前になって食べようとしたら、鍋底に固まっていた、という話題になった。小山が「鍋底のガパオをスプーンで削る」、増田が「俺が一番最後」などと思い出していた。

なぜ小山と増田の夕食がそんなに遅かったのかというと、そもそもライブが終わってから、小山と増田がなかなかシャワーに行かないからだ、という話になった。

小山は「お風呂入ろうかって言って、（実際に入りに行くまで）30分以上かかる。疲れちゃって」と説明した。加藤は「小山さん、（風呂に行く前に）真っ赤なバスローブしてる。風呂入れよ！」と述べた。

実は、小山と増田のライブ後の動きの鈍さについては、既に増田が2019年4月26日のbayfm78「増田貴久MASTER HITS」で話題にしていた（2019年4月27日付「NEWS増田貴久とA.B.C-Z塚田僚一が同期トーク、NEWS4人が一緒に食事に行く際のバラバラ問題」を参照）。

セットリスト

「NEWS LIVE TOUR 2019 WORLDISTA」さいたまスーパーアリーナ2019年5月19日（日）13時公演のセットリスト

Overture
1. WORLDISTA
2. DEAD END
3. weeeek
4. NEWSKOOL
MC
5. U R not alone
6. インビジブルダンジョン
7. Digital Love
8. I・ZA・NA・I・ZU・KI
9. 勿忘草
10. Symphony of Dissonance （増田貴久ソロ）
11. Going that way（小山慶一郎ソロ）
映像（クイズ）
12. さくらガール
13. 恋を知らない君へ
14. リボン
15. サンタのいないクリスマス
MC
16. DoLLs（手越祐也ソロ）
17. 世界（加藤シゲアキソロ）
18. Strawberry
19. 「生きろ」
20. CASINO DRIVE
21. EMMA
22. BE FUNKY
23. 四銃士
24. MR. WHITE
25. トップガン
映像（「Love Story」の手の振り付け練習）
26. FIGHTERS.COM
27. Wonder
28. SPIRIT
29. WORLD QUEST
30. ONE -for the win-
31. BLUE
32. Love Story