KinKi Kids『O album』初週1位/ 堂本剛作詞『新しい時代』MVジャニーズ公式チャンネルでフルサイズ公開の意味

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・『新しい時代』MVがJ StormでなくJohnny’s公式YouTubeでフルサイズ公開―Johnny’s Smile Up! Projectに合致した作品
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KinKi Kidsの2020年12月23日発売のオリジナルアルバム「O album」のフラゲ日・12月22日の売上は、オリコン調べで9万2,544枚で、デイリーアルバムランキングで初登場1位を獲得した。

初週売上は13万5,984枚で、週間アルバムランキングでも初登場1位となった。

KinKi Kidsのオリジナルアルバムの前作は、4年前の2016年9月発売の「N album」で、オリコン調べの初日売上は6万7,821枚、初週売上は13万959枚だった。つまり、初日・初週とも前作を上回る売上となった。

「N album」は2形態販売だった。「O album」は形式的には3形態だが、初回盤のBlu-ray付きのものとDVD付きのものを別々にカウントしている。しかし、初回盤のBlu-rayとDVDの収録内容は同じで、ジャケットも同じなので、Blu-ray付き初回盤とDVD付き初回盤の両方を買う人はほぼいない。つまり、実質的には2形態と言える。

筆者も4年ぶりのオリジナルアルバム「O album」を聴いてみた。個人的に一番好きな曲は久保田利伸提供の「The Red Light」、次が「会いたい、会いたい、会えない」だ。これらはシングル・リリースされただけあって、パワーのある曲だ。

今回初出の新曲の中では、コロナ禍で生活が一変したことを受けた堂本剛作詞のバラード「新しい時代」が、一番心に刺さった。歌唱力も素晴らしい。

『新しい時代』MVがJ StormでなくJohnny’s公式YouTubeでフルサイズ公開―Johnny’s Smile Up! Projectに合致した作品

注目すべきは、楽曲「新しい時代」のミュージック・ビデオ（MV）が、YouTubeのレーベル、つまりJ Stormの公式チャンネルではなく、Johnny’s officialチャンネルにフルサイズで2020年12月23日に、YouTube限定で公開されたことだ。

何故だろうと思ったが、映像を見ると、何となく分かった。剛の出身地の奈良をはじめ、全国の美しい風景が展開されているが、それだけでなく、医療従事者の方々の映像も収録されている。

つまり、剛が作詞した段階で既に決まっていたのかどうかは分からないが、この曲およびMVは、ジャニーズの医療従事者支援活動であるJohnny’s Smile Up! Projectに合致した作品となっているのだ。だから、レーベルのJ Stormのチャンネルではなく、Johnny’s officialチャンネルにアップされているのだろう。

そうなると、KinKi Kidsが今冬の音楽特番で、アルバムのリード曲でなくこちらの「新しい時代」を歌唱したのも、納得できた。コロナ禍で堂本剛が書いた強い思い入れのある歌詞と、Johnny’s Smile Up! Projectの趣旨に沿った情感豊かなこの曲を、PRしたかったのだろう。

・YouTubeのJohnny’s officialチャンネルに2020年12月23日に公開されたKinKi Kids「新しい時代」Music Clip　（from O album）（4分35秒）

ちなみに、カッコいいアルバム・リード曲の「彗星の如く」のMV（ショート・バージョン）モドキ（？）の動画をはじめとするプロモーション動画の類は、YouTubeのレーベルのチャンネル、つまりJ Storm Officialチャンネルに公開されている。

・YouTubeのJ Storm Officialチャンネルに2020年11月19日に公開されたKinKi Kids - O album 特典映像「彗星の如く」Music Clip？ (Short ver.)

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