堂本剛、耳を患って未だにひどい言葉をいう人もいる、虫の裏側がトラウマ

2018年11月10日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛は10代の頃の身体に負担のかかる労働や、耳を患って未だにひどい言葉を言う人もいること、自身のトラウマなどについて語った。

かけた曲はアルバム「HYBRID FUNK」通常盤収録の「シンジルとウラギル」、シングル「one more purple funk... -硬命 katana-」通常盤収録の「funky レジ袋」、「HYBRID FUNK」だった。

10代の頃の過酷な労働は、今なら人権問題であり得ない

剛は体調に不安のある高齢のリスナーのメールを紹介し、自身の仕事で体力的に大変だった10代の頃を振り返った。

「10代の頃身体に負担のあるようなことばかりをやってきたわけで、『それが君の仕事だ』と言われたら『分かりました』と言っていた時代で。ただ今はもうそういう時代でもなかったり。いわゆる人権というものがあり」

剛はたまに、仕事続きで慢性的睡眠不足に悩まれた高校時代を振り返ることがあるが、20年以上前の日本の芸能界では、まだ18歳未満の深夜労働という労働基準法違反への認識が薄かったのだろう。まさに未成年の奴隷労働。今の世なら許されない話だ。

人それぞれだと理解すべき

剛は人それぞれであることを力説した。それは裏を返せば、人それぞれだと簡単に受け入れてもらえない経験をしてきたということだろう。

「人それぞれということが、今見直されようとしているというかね。どのようなね、幼少期を過ごして、少女時代を過ごしてっていうふうに、人の歴史があるから。その人が持つ価値観、感覚、選択っていうものは違うのが当たり前なんでね。何が正しいか正しくないかは、分かりやすいはずなんですけどね」

「人を苦しめる決断っていうものは、いい決断とはやっぱり言えないよなと。それと同時に自分を苦しめる決断っていうものもあるし。でも、自分が苦しむことによって人が救われるならば、それを決断しようという決断もあるし」

「今こうやって僕が話をしていることが、いい人な自分を生きるのが好きな人っていうふうに、ジャンル分けして行っちゃう人もいるし。精神的に弱いという人もいると思うんですよね。精神的に強ければ、人をけなして、押しのけて、踏み台にして、高みに上って行く」

突発性難聴になり、未だにひどいことを言う人がいる

剛は86歳のリスナーに対し、「周りの方々に助けてもらえるのであれば、助けて頂いて過ごすのは何も悪いことではないですしね」とアドバイスした。

さらに剛は、2017年6月に患った突発性難聴が未だに完治していないが、そのことでひどいことを言われることもあると明かした。一方、ソロライブでは、スタッフがいろいろと剛に力を貸してくれたことで、ステージに立つことができたと、感謝の気持ちを述べた。

「僕も耳を患って随分経ちますけどね、未だにひどい言葉言う人もいますからね。ああ心がない人だなっていう。付き合って行くとか、もの作りするとか、いろいろなことって修行なのかなあと思って。この世界でずっとやってるんですけど。こういう自分がこうなってしまったからと言って、甘えた気持ちで過ごしている日は一日もないですけど」

「ただ、やっぱり協力してもらわないと、できないことがいっぱいあるんでね。だから、また人を学ぶと言うか。その逆もあって、人の優しさにもさらに感動できたり、感謝できたりするし。常日頃からそうしてるけれども、また違ったね、感謝があったりするなあと。やっぱり、スタッフさんのいろいろなお力添えあってステージに立ててるしね」

ここで剛は2018年5月発売のアルバム「HYBRID FUNK」通常盤収録の「シンジルとウラギル」をかけた。かつての辛かった時期の自分の心境を思い出して書いたというソウルバラードだ。

一風変わったトラウマ

その後、剛は一風変わったトラウマというテーマでのリスナーからのメールを紹介し、自身のトラウマについても語った。虫の裏側というのは面白い言い方だがよく分かる。

「虫はもうね。背中にカブトムシを入れられてから、虫の裏側がダメになったんです。うにょ～って動く感じとか。林間学校みたなやつで、何か入れられたんですよ。中でずっと動くって言う。あれのトラウマで、虫が抵抗する感じが嫌なんですよ。意外と力あるでしょ。抵抗する感じ気持ち悪くて」

「ジェットコースター大丈夫な人と、絶対ダメな人がいるじゃないですか。芸人さんとかも、みんな乗せられるじゃないですか。あれ断っていいと思うんですけどね、本当にダメな人って。そこで何かあったほうが、迷惑かけるもんね」

「僕も巨大恐怖症があるんで、大仏さんを目の当たりにした時、どうなるんやろって思ってたんですけど、（東大寺ライブの）あの日は一切怖くなかったんですよね。昔から怖いっていうのではなく、緊張する。あの日は何も思わなかったですね」

「人の心の傷っていうのにもうちょっと、理解の深い社会にしたほうがいいですね。だって、これからオリンピックあるじゃないですか。海外なんてめちゃめちゃ進んでますよ。心のケアとか、人権も含めてですけど、すごく進んでるし」

剛は「トラウマとか心の病とかあるともいますけど、自分のペースでいいですからね。人に合わせることないからということで」と締めくくった。

ここで剛は、2018年8月リリースのシングル「one more purple funk... -硬命 katana-」通常盤収録の「funky レジ袋」をかけた。歌詞に「この耳の様な左右違う世界」というところがある。

お笑い芸人は凄い

剛は「第24回堂本剛独演会『小喜利の私』」の東京公演をスタートさせており、「お笑い筋肉を使ってますんで。お笑いの世界は凄いなと思いますね。芸人さん、凄いなと思います。カッコいいなと思います。ここでまた人生勉強出来たらなと思っています」と述べた。

最後に剛はアルバム「HYBRID FUNK」表題曲をかけた。

イベント・カレンダー（特番・公演等　2018年11月10日時点）

堂本剛
11/9-12 「小喜利の私」浅草公会堂
12月2日（日）21:00～24:00 フジテレビNEXT「イナズマロックフェス2018」(DAY3)
（フジテレビNEXTはスカパー！、スカパー！プレミアムサービス光、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTV、auひかりのいずれかとの契約またはインターネット配信で視聴できる）

KinKi Kids
12月26日（水）23時～フジテレビ系「堂本兄弟2018みんな集まれ！忘年会SP」

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