KinKi Kidsが25年続いた秘訣（『CDTV』）/『Anniversary from KinKi Kids Concert 2022』

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・『長く続けてこられた秘訣っていうのを教えてくれますか？』との確信犯の質問への答え
・『高純度romance』初回盤Bの特典映像『Anniversary from KinKi Kids Concert 2022』
・商品情報

KinKi Kidsが2022年3月14日のTBS系「CDTVライブ！ライブ！」生放送に出演し、「薄荷キャンディー」（2003年8月）と2022年3月16日（水）発売の44th シングル「高純度romance」表題曲を披露した。

『長く続けてこられた秘訣っていうのを教えてくれますか？』との確信犯の質問への答え

「薄荷キャンディー」は、「もう君以外愛せない」と並ぶ、KinKi Kidsの代表曲バラードだ。堂本剛主演ドラマ「元カレ」の主題歌だったため、この曲はこの日の番組序盤のドラマ主題歌特集の中の1曲として披露された。

2人の背後のスクリーンに、ドラマの映像がキスシーンも含めて流れていて、堂本剛としては歌いにくかったかもしれない。この曲が発表された当時の2人の歌唱映像も映っていた。

当時の堂本剛は眉が黒くてきりっとして見えたが、近年は髪色に合わせて脱色していて、顔の印象がだいぶ違って、優しく見える。堂本光一はこの日銀髪に見えた。

ふと気がつくと、MCの江藤愛アナがオフマイクで一緒に歌っているではないか。もしかして、KinKi Kidsのファンなのかもしれない。

江藤アナは36歳で、43歳の光一・42歳の剛より6～7歳下だ。この曲がリリースされたのが19年前だから、当時10代半ばだった江藤アナが、リアルタイムで聴いていた可能性もありそうだ。

番組終盤に、光一・剛は衣装を変えて登場した。光一は白、剛は濃いグレーのジャケットだった。

「高純度romance」の歌唱の前に、少しトークもあった。笑顔の江藤アナからKinKi Kidsに「25周年の記念の年ですけど、長く続けてこられた秘訣っていうのを、教えてくれますか？」と、とても良い、というか核心に迫る質問が投げられた。

これは、日頃から光一・剛を観察していて、ある種の反応が期待できる人でなければ思いつかない、少々悪戯っぽい質問だった。つまり、2人が困惑する類の質問だった。2人をよく知らないMCだったら、もっと当たり障りのない質問をしただろう。

筆者は一部のジャニオタ・ライターが美化して書くような、わざとらしい2人の仲よし・絆ストーリーなど信じていない。意志を持った大人の男2人だから、不仲な時もあっただろうし、辞めたいと思った時もあっただろうが、ジャニーさんに説得されたり、あれこれ熟慮した結果、無理のないペースでKinKi Kidsを続ける道を選んでここまで来て、気がついたら25年も続いたのだろう。

案の定、光一は笑いだして、「何それ？僕らも『何ででしょう？』って聞きたいですね」と反応し、剛に向かって「何だろうね？」と問いかけた。

剛は「全然分かんないですね。何も考えないことじゃないですかね？」と答えた。剛が数年前に、KinKi Kidsの仲についてのての質問に対し、「何も考えてないです」と言ったのを、筆者は思い出した。

光一が「だから、そうやって聞かれても、何か明言しないことじゃないですか？」と述べた。江藤アナは「そんなお2人を、ファンのみなさんは大好きなんですよね」とまとめ、光一が「ありがたいことです」、剛が「感謝です」と言った。

『高純度romance』初回盤Bの特典映像『Anniversary from KinKi Kids Concert 2022』

2022年3月16日（水）発売の44th シングル「高純度romance」の初回盤BのBlu-rayまたはDVDには、2022年元旦に東京ドームで開催された「KinKi Kids Concert 2022」での「Anniversary」（2004年）のステージ・パフォーマンス映像が収録されている。

筆者は元旦のライブを観ることができなかったが、今回のシングルの特典映像で大好きな「Anniversary」のパフォーマンス映像を観ることができると知って、迷わずに購入した。

「Anniversary」と言えば、KinKi Kidsの20周年の2017年の6月に、剛が突発性難聴を発症して（未だに完治していないようだが）、この曲を歌番組で光一がたった1人で、しかも自分がメロディーパートを担当している2コーラス目を歌った思い出がある。

また、今やジャニーズのデビュー組の現役グループで最古参になってしまったKinKi Kidsが、25周年イヤーを終えたあとも活動を続けてくれるかどうかは、分からない。筆者個人的には、剛の突発性難聴発症で20周年が不完全燃焼で終わった感があったから、25周年だけはしっかりと2人でファンに恩返しするのではないかと思うが、その後はいつ活動休止や解散になってもおかしくない、という予感がある。

そういう思いがあるから、25周年記念の年に、光一と剛が「Anniversary」を2人揃って歌っているのを、是非とも観たかった。

映像の冒頭はおそらくリハーサル時のシーンとみられる場面が、一瞬だけ入っていた。それから、長いピアノのイントロをBGMに、デビューから今に至るまでのKinKi Kidsの歴代の写真や映像がほぼモノクロで流れた。25年の歴史だ。いろいろあった。

元旦の東京ドームの公演では、剛は耳の問題のためヘッドフォンを装着していた。大きな会場だから、アコースティックで、しかもヘッドフォン装着でないと、ライブは無理だったのだろう。

そしていよいよ、剛が最初のソロをソフトな声で歌い始め、長い髪を後ろに縛った光一は、全身で感情を込めて歌い上げていた。癒されるデュエットの歌声でもある。

光一と剛は1コーラス目はグランドピアノを挟んで離れて立ち、生ピアノの伴奏のみで歌っていたが、2コーラス目には中央に寄って、昇降装置で上のほうに移動した。すると、幕が上がってオーケストラが出現した。

素晴らしい演奏・歌声で、感動した。誰がこの演出を発案したのか知らないが、その人にお礼を言いたい。

一方、余談だが、シングルの先着外付け特典は、ジャケット写真と同じ絵柄のクリアファイルだが、初回盤Bのジャケット写真は何故か、光一と剛の後ろ姿になっていた。

後ろ姿をジャケットおよびクリアファイルに採用するのを決めた人、ダメだよそのセンスは。ファン心理を分かってない。

だが、代わりに、CDパッケージの中に、2人の顔がちゃんと映っている写真が入っていたので、多少ほっとした。それでも、絶対にこっちをクリアファイルの絵柄に使うべきだった。･･････もしかして、このイジワルと埋め合わせの写真は、光一・剛のアイデアか？

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