キンプリ平野紫耀の韓国ロケの天然すぎ放言で『韓国をバカにした』と韓国ネット炎上、韓国事務所入りはほぼない

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・平野もスタッフも安易すぎ―今どきどの国でどの言語で問題発言してもネットで世界中に波及する
・冷静に考えてみる―韓国人気アイドルが同じ発言を日本に対してしていたら、日本でも問題視されたはず
・今回の問題で分かったこと―平野の韓国事務所行きの可能性はほぼない、ジャニーズは平野を庇わない

King ＆ Princeのエース・平野紫耀が、2023年3月18日に放送された日本テレビ系「King ＆ Princeる。（キンプる）」の韓国・ソウルの漢江公園の「I SEOUL U」というオブジェ前でのロケVTRでの天然すぎる問題発言で、韓国のネットで炎上してしまった。

平野は最初に「ソウルにやって来ました」と述べてから、挨拶として「謝謝（シェイシェイ）」との言葉を発したが、これは中国語の感謝（ありがとう）を意味する表現だった。また、知っている韓国語を問われると、平野は「謝謝」と「我愛你」（ウォーアイニー: 中国語の「愛しています」）、さらに「北京ダック」と答えた。3つとも韓国語ではなく、中国語だった。

さらに番組スタッフに「観光の首都は？」と尋ねられると、平野は何故か「パク」と答えた。これにスタッフが「それ、日本でいう苗字です」と言い、平野は「ソウルですか？何だ俺、首都にいたんですか」と驚いた。また、平野はソウルの街並みを見回して、「意外と高い建物がある」と、近代都市なのに小バカにしたように取られかねない発言もしてしまった。

なお、平野は韓国訪問のことを「来韓」ではなく、「来日」と言ってしまったが、これは純粋な言い間違えだろう。

日本で日頃から平野の天然ぶりに慣れている視聴者は、平野ファンでなくても、きっと平野は深く考えず、いつも通りの天然でやってしまったのだろう、と思っただろう。平野は憎まれないキャラなのだ。

しかし、これを海外、特に韓国についてやってしまうと、問題になってくる。

平野もスタッフも安易すぎ―今どきどの国でどの言語で問題発言してもネットで世界中に波及する

平野も不用意すぎたが、番組スタッフが、どうせ日本語での番組を日本でオンエアしただけだから、韓国人の目に触れることはないだろう、と思ってそのまま無修正で放送した、もしくは最初から平野は台本通りに喋っただけだとしたら、“ガラパゴス”体質のとんでもない誤算、としか言いようない。

今どき、どの国で何語で話しても、ネットで翻訳されて世界中に拡散される恐れが十分あるからだ。BTSの2018年の原爆Tシャツ騒動だってそうだった。まさか韓国語の動画で着ていたTシャツがその後日本で大問題に発展するとは、メンバーも事務所も想像がつかなかったはずだ。

平野の発言は当初、日本の視聴者のツイッターなどのSNSで話題になっただけだが、韓国のネットユーザーの所に情報が届くのに、さほど時間はかからなかった。日本語の分かる韓国人、韓国語の分かる日本人など、いくらでもいる。

間もなく、韓国の主要新聞である朝鮮日報や中央日報の電子版で「日本の有名アイドル」の問題発言として、大大的に報道されてしまい、韓国内で炎上する事態となった。

冷静に考えてみる―韓国人気アイドルが同じ発言を日本に対してしていたら、日本でも問題視されたはず

考えてみよう。たとえば、日本でも知名度のある韓国の人気アイドルが、韓国のバラエティ番組のために日本でロケをして、平野と同じような発言、たとえば知っている日本語として「謝謝」を挙げ、日本の首都を尋ねられると「田中」などと答え、「東京は意外と高い建物がありますね」などと言っていたと発覚したら、日本の視聴者は不愉快に感じるに違いない。

いわんや、元々反日の国民もかなりいる韓国だ。悪意に取られる可能性は非常に高かった。しかも、昨今は韓国では日本よりも中国を嫌っている人が多くなっているとみられているため、日本人の平野が知っている韓国語として中国語の「謝謝」などを挙げたりしたのは、最悪だった。

韓国のHYBEのADOR所属の大人気新人ガールズグループのNewJeansのオーストラリア出身メンバーが、うっかり旧正月のことを英語で「Chinese New Year」とSNSに書き込んだら、大バッシングを浴びて、謝罪に追い込まれ「二度と繰り返しません」と約束したことは、記憶に新しい。そういう中国大嫌いのネットユーザーが、韓国には沢山いるのだ。

今回の問題で分かったこと―平野の韓国事務所行きの可能性はほぼない、ジャニーズは平野を庇わない

ともあれ、今回の平野の騒動で言えることは、平野が5月23日にジャニーズを退所した後、韓国の大手事務所に行く可能性は、ほぼなくなったとみられることだ。韓国をバカにするような発言で炎上した日本人を、韓国の大手事務所が採用する可能性は極めて低い。そもそも、韓国事務所に行くつもりなら、平野もあのような不用意な発言はしなかったと思われる。

実は、平野が2月24日発売の「月刊TVnavi」（産経新聞出版）のインタビュー記事の中で、今後について「仕事をするにしても、自分のやりたいことができて、プライベートも充実して、ちゃんと手応えも感じられて、楽しく仕事がしたい」と述べていた時点で、過酷な環境で奴隷のような労働を強いられる韓国事務所行きの可能性は低そうだ、と筆者は感じていた。

なお、この問題に関してジャニーズ事務所が何らフォローしている形跡がないのは、どうせあと2カ月で退所する平野を庇（かば）う気がない、ということだろう。万一、今回の一連の騒ぎが、実はジャニーズが平野の韓国事務所行きの妨害工作だったとしたら、怖すぎるが･･･。

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