『中居正広の金スマ』でKinKi Kids祝25周年感動の2時間大特集―『絶対辞めちゃダメ!』

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・貴重なエピソード―光一と剛が初めて会った日の詳細な再現ドラマ
・後輩たちの証言―KinKi Kidsは別格、100年に1人の逸材
・亀梨和也が目撃した、ジャニー氏最後の病室でのKinKi Kidsの絆
・ジャニーズのグループの鬼門はデビュー25周年、中居正広がKinKi Kidsに『辞めちゃダメ！』
・『そこにファンの皆さんがいること、それがすべて』
・商品情報

2022年7月1日のTBS系「中居正広の金スマ」2時間SPで、「祝☆デビュー25周年！KinKi Kids波乱万丈」の大特集があった。KinKi Kidsファンには感動の永久保存版となった。

堂本光一・剛は、長年にわたり、外野から何度も不仲説や解散観測が出ていた。しかし、2019年にジャニー喜多川・前社長が亡くなる直前の病室でKAT-TUN・亀梨和也が目撃した光一・剛のエピソードから、もし過去に光一と剛の心理的な距離が離れていた期間があったとしても、KinKi Kidsとジャニー氏の強い絆とともに、光一と剛の絆も再確認できたことがうかがえた。

中居はストレートに、2人にはジャニーズ事務所を辞めないで続けてほしい、と強くアドバイスをしていた。2人は辞めませんとは言わなかったが、自分たちのソロ活動も含め、割と自由にやりたいことをやらせてもらえている、と述べていたので、今のところは、退所すべき理由はほとんどないものと推察された。

貴重なエピソード―光一と剛が初めて会った日の詳細な再現ドラマ

今回の大特集では、デビュー前からのKinKi Kidsファンにはお馴染みのエピソードの披露も多かったが、最近の何年かしかよく知らない筆者には、初めて知るエピソードもあった。

たとえば、12歳だった堂本光一・剛が5月5日の光GENJIの横浜のコンサートの日に、初めてジャニー氏と会い、さらに横浜の高級ホテルのスイートルームで初めて互いをジャニー氏に紹介され、その夜そのまま2人だけでその部屋に宿泊した際の再現ドラマは、初めて知るエピソードだらけだった。

その時に剛がバスケのキャップを後ろ向きにかぶっていたとか、ジャニー氏が手配したルームサービスの夕食が牛フィレステーキ・フォアグラ載せだったとか、いろいろ興味深かった。

また、剛の主演ドラマ主題歌だった「夏の王様」（2000年）について、以前光一・剛の2人は、音楽番組で歌いたくない曲の１つと述べていたが、その理由を初めて説明した。

光一は「これはもう、テレビで歌うことがまずない曲だから。キー的に無理です」と述べた。一方、剛は「キーは大丈夫ですけど、元気が…。元気がない」と率直に語った。

後輩たちの証言―KinKi Kidsは別格、100年に1人の逸材

入所時期では光一・剛より2年後輩になる元V6の三宅健はインタビューで、ジャニー氏のKinKi Kidsの扱いについて「別格な人たちという印象」と述べていた。ビジュアルやスキルも含め、最も高く評価されていた、ということだ。

また、光一・剛の7年後輩に当たるNEWSの増田貴久は、「ジャニーさんがKinKiのことを、『50年に1人か、100年に1人の逸材が、ここには2人いる』って話をしたのを、テレビで観て」と振り返っていた。

SixTONESのジェシーはKinKi Kidsについて「天才！」とひと言で絶賛していた。

KAT-TUNの亀梨和也は、KinKi Kidsの2人は、デビュー組としては長年にわたってジャニー氏の一番近くにいた、との見方を示した。これまでもKinKi Kidsはジャニー氏が手掛けたグループの中で最高傑作、と言われていたが、それだけにジャニー氏が最も目をかけていたのが光一・剛だったようだ。

亀梨和也が目撃した、ジャニー氏最後の病室でのKinKi Kidsの絆

亀梨は、2019年にジャニー氏が亡くなる前の病室で、KinKi Kidsが既に意識がなかったジャニー氏と一緒に過ごした貴重な時間の目撃者となった際のエピソードを話した。剛は大阪でソロライブの日だったが、ライブ後に急遽車で東京に戻ってジャニー氏を病室に見舞い、翌日また大阪のライブのために車で旅立って行った。亀梨はこう語った。

「ジャニーさんが入院していた時に、その日僕が朝までいる日だったんですけど、光一君がお見舞いに来られてて。剛君がライブだったのかな。東京にいない時だったんですけど、『今から車で来る』と。『日が昇る手前ぐらいの時間になる』って」

「光一君が『剛来るんだったら、俺待っとるわ』って。（光一・剛の）2人でジャニーさんと会う時間。いや、俺なんかいちゃアレだよな、とか思いつつ。すごい素敵な光景を見させてもらった。勝手にウルッときました。KinKi Kidsとしての在り方というか」

ジャニー氏は長年、KinKi Kidsの現場に必ず顔を出してくれていたが、光一と剛は楽屋が別だったこともあって、3人だけで一緒の時間を過ごす機会はなくなっていたという。

剛は「光一がいるんだったら、（光一と自分とジャニー氏の）3人で会いたいなっていうのが。なかったんで、それが実現して」と述べた。

光一は「（自分と剛の）2人とジャニーさんっていう時間は、言うほどなかった。その時間が、あの病室で持てたっていうのは。それをカメ（亀梨）が目撃してくれた」、剛は「記録係として、『居てくれよ』って」と振り返った。

KinKi Kidsは2人だけのデュオで、ジャニーズの他のグループは通常もっと大人数だ。インタビューに登場したNEWS・増田貴久やHey! Say! JUMP・山田涼介をはじめとする後輩たちは、2人だけのグループだと意見が合わなかったりする場合に間を取り持つメンバーがいないから、難しいだろう、と気遣いを見せていた。

しかし、外野からは不仲説もよく出ていたものの、Jr.時代から30年くらいの長い時間を2人で過ごしてきた光一・剛は、2人組を維持するコツとなる距離感を、心得ていたようだ。

剛は「集う時は集う。あんまり僕、考えてはないですよ。5人とか6人とかそれ以上だったりすると、たぶん僕らは端っこで喋ってなかったと思うんです」と述べた。

光一は、「そこまで（相方を）見てない」「（剛）どこに住んでいるかも知らないし、電話番号も知らないし、LINEも知らない」と言い、剛に会いたい時は「マネージャーを通せばいい」と話した。

剛は「結構会うんですよ」と言った。昔、剛は光一の家の駐車場までは行ったことがあるが、部屋には行かなかったという。

ジャニーズのグループの鬼門はデビュー25周年、中居正広がKinKi Kidsに『辞めちゃダメ！』

ジャニーズで音楽活動を維持しているグループとしては、KinKi Kidsが最年長となってしまったことで、2021年7月のTBS系「音楽の日 2021」のCM中に、MCの中居正広がKinKi Kidsに事務所を辞めるなと、強い口調でアドバイスをしていた映像が流れた。

その時中居は光一・剛に向かって「一番上になるんだな、V6がいなくなったら。どうすんだよ？もう背負ってかなきゃいけないよ。もう絶対辞めちゃダメ！居なきゃダメなんだよ！」

この時の真意を光一が質すと、中居は「（ジャニーズ事務所を）出たら出たで大変だし。25周年で、キリのいいところで、心配になっちゃう。KinKiいなくなったら本当に」と話した。解散したSMAPとV6、メンバーが退所し音楽活動ができなくなったTOKIO、活動休止した嵐の例を引き合いに出されると、光一は「25年っていうのがターニングポイントだって聞いて」と認めた。

中居は「不自由だったら（退所を）考えてもいいけど。舞台もできて、剛も自分の個人の活動も、そんなに縛られることなく、できてるんだったら、僕は（ジャニーズ事務所に）居たほうがいいんじゃないかなって思います」との持論を述べ、「プレッシャーとか、背負ってもらうつもりも、もちろんない」と補足した。

中居の言葉に、光一は「励みになりました」「すごくエネルギーになると思いました」、剛は「僕たちもずっとね、ジャニーさんだったり、メリーさんだったりから教わったことを大切にしています」と述べた。

光一は「ありがたいことに、我々って、我々のしたいようにやってるだけなんですよね、常に。2人で出すシングル、音楽にしても、流行りに流されない、我々ができること、やりたいことっていうのでやって来てるだけなので」と話した。

剛は「すべての仕事、本当に（事務所の）許可を得てやってますので。第三者はいろいろ言うと思いますけど。『全力でやりなさい』っていうのは、ジャニーさん、メリーさんの天からの声が聞こえてきますし。『自分たちにしかできないことをやりなさい』」「進化できないことはないと思っているので」と述べた。

中居は「KinKiの前にも足跡はないだろうし、KinKiが歩いて来た足跡は、誰も歩くことができないっていう。それはこれからも継承して行ってもらいたいと思います」と締めくくり、光一・剛は感謝していた。

光一・剛は事務所を辞めませんとはひと言も述べなかったので、デビュー25周年イヤーを無事に終えたらどうなるかは分からない。それでも、ソロ活動もほぼ希望通りさせてもらえていて、KinKi Kidsとしての活動も2人のペースでやりたいようにできているから、退所すべき理由はあまりないと思われる。

『そこにファンの皆さんがいること、それがすべて』

剛が突発性難聴を発症して（今も後遺症が残っているが）、光一のみがステージに立った2017年の20周年記念の横浜スタジアムでの「KinKi Kids Party!」の時の、感動の映像も流れた。楽曲「Anniversary」の剛のパートは5万人のファンが大合唱した。その時、剛は離れた場所から中継で出演して絵を描いて、「愛してる！」の文字も書き込んだ。

光一は「そこにファンの皆さんがいること、それがすべてだな、と感じます」と述べていた。光一は過去に自身の「日経エンタテインメント！」連載の中で、KinKi Kidsを辞めようと思ったこともあったが思いとどまった、と明かしていた。KinKi Kidsのファンの存在も、踏みとどまる理由となったのかもしれない。

全然関係ないが、2022年7月2日の日本テレビ系「THE MUSIC DAY」のジャニーズ・シャッフル・メドレーで、KinKi Kidsの「硝子の少年」のパフォーマスを担当したのは、光一役が亀梨和也、剛役がSixTONESの京本大我だった。サビ部分からの歌唱で、ソロパートはなかったが、この2人なら、KinKi Kidsファンも納得なのではないだろうか。

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商品情報

*KinKi Kidsの2022年7月27日（水）発売の45thシングル「Amazing Love」は、CDデビュー25周年イヤー第2弾シングルで、表題曲「Amazing Love」は堂本光一・剛が共同作詞、山下達郎が作曲したアニバーサリー・ソング。カップリング曲には、竹内まりや作詞作曲のラブバラード「Midnight Rain」を全形態に収録し、通常盤には堂本光一・剛の共同作詞作曲の「HEART」も収録。

シングル「Amazing Love」はBlu-rayまたはDVD付きの初回盤A、Blu-rayまたはDVD付きの初回盤B、CDのみの通常盤、Blu-rayまたはDVD付きでグッズ（KinKi Kids 25th Anniversary オリジナルトランプ）も付いたファンクラブ盤（ファンクラブ会員限定、ジャニーズショップオンラインストアで7月3日まで受付）の4形態6種で販売。

初回盤Aの特典映像（Blu-rayまたはDVD）には「Amazing Love」のミュージックビデオ（MV）およびメイキング映像を収録。初回盤Bの特典映像（Blu-rayまたはDVD）には吉田建率いるスペシャルバンドとの「Amazing Love」「Kissからはじまるミステリー」のスペシャルセッション「Tatsuro Yamashita Songs Special Session」のライブ映像を収録。ファンクラブ盤の特典映像（Blu-rayまたはDVD）には2022年元旦に東京ドームで開催された「KinKi Kids Concert 2022」を全編収録。