元キンプリ平野紫耀と神宮寺勇太が7月から滝沢秀明事務所・TOBEに合流の報―何で『週刊女性』？信ぴょう性は？

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・エージェント契約とは？
・ジャニーズ事務所の弱体化は追い風

週刊女性PRIMEのニュースサイトに2023年6月18日、「週刊女性」2023年7月4日号掲載記事として「【独占】元キンプリ平野紫耀、神宮寺勇太が7月から滝沢秀明の芸能事務所『TOBE』に合流が決定！退所後、初のテレビ出演はNHKドキュメンタリー番組か」と題するニュースが配信された。

これを見てまず思ったのが、「独占」という自信満々なスクープ記事のようなタイトルで、本当だったら一大スクープに違いないが、果たして「週刊女性」にこんな重大事案のスクープが間違いなくできるのだろうか、という疑問だった。

記事中に出てくる情報源は「テレビ局関係者」だという。「関係者」か。いつもそうやってごまかしているよね、この種の芸能誌は。

その「関係者」によると、「紆余曲折ありましたが、結果的に2人は、滝沢さんの『TOBE』に合流することになりました。7月には正式に発表される見込みです」「6月上旬にやっと話がまとまり、エージェント契約を結ぶことになったそうです」とのことだ。

エージェント契約とは？

芸能事務所とタレントが契約を結ぶ場合、「専属マネジメント契約」と「エージェント契約」がある。

「専属マネジメント契約」では、事務所がタレントの売り込み、出演オファーの受付、マネージャーの配備、スケジュール管理、トラブル対応などを包括的に行う。ギャラの取り分は事務所が半分以上（例: 事務所とタレントで5対5とか、8対2とか）のことが多く、タレントが好きな仕事を自由に選べない反面、ほとんど全てのリスクを事務所が負うことになる。

「エージェント契約」では、タレントが自分自身を売り込み、自分でオファーを受け付け、マネージャーを雇ってスケジュール管理をすることになり、事務所は営業やギャラ交渉など、仕事を取ってくる業務のみをタレントのために代行する。ギャラの過半数がタレントの取り分となることが多い（例: 事務所とタレントで3対7とか、2対8とか）反面、受注から納品、フォローまで、タレント自身が全てリスクを負う。

記事によると、「エージェント契約」をTOBEと結ぶのは、平野が立ち上げる個人事務所で、その個人事務所に神宮寺も入るという。だったら、9月末にジャニーズを退所する岸優太も、いずれ合流するだろうか？

もちろん、TOBEに取ってきてもらう仕事以外にも、自分たちでいろいろなことができる自由度もある。

まだ誰だか分からないが、TOBEのアーティストが大手レコード会社から2組デビューすることも決まっているという。また、NHKのドキュメンタリー番組がTOBEに密着していて、いつかオンエアされる見込みだという。

ジャニーズ事務所の弱体化は追い風

ジャニーズ事務所は故・ジャニー喜多川の性加害問題でダメージを受けているとはいえ、地上波民放キー局がそれでもジャニーズ忖度を続ける場合、TOBE所属のタレントが簡単に番組に出演できるとは思えないが、滝沢TOBE社長は、どこまで勝算ありとみているのだろうか。ジャニーズ事務所が弱れば弱るほど、TOBEには追い風になる。

もちろん、平野・神宮寺クラスなら、たとえ地上波民放の番組に出演できなくても、ファンクラブを開設してライブイベントやグッズ販売を行えば、十分収益が確保できるだろうし、爆売れすれば民放各社だって彼らを使いたくなるだろう。

ここまで思いを巡らしたところで、でもやっぱり「週刊女性」がこんな重大事案をスクープできるほどのメディアかどうか分からない、という最初の疑問点に戻らざるをえない。ガセネタなのかどうか、今後のTOBEからの発表を待つしかない。

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商品情報

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