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堂本剛、衝撃の「スイミングスクール」写真/ ピアノ体験、歌うことが大好きな母、亡き愛犬

2019年4月7日

堂本剛が2019年4月5日発売の月刊誌「音楽と人」2019年5月号より、同誌で新連載「堂本スイミングスクール」をスタートさせた。と言っても、初回の5月号は、導入インタビュー的な内容だった。

意表を突いたのは写真だった。剛のソロ活動のシンボルカラーの紫がふんだんに使ってあり、洋服を着た剛は女性ファンを悩殺する目力で実にカッコよく、スイミングスクールの器具を持って写っていた。剛ファンには大ウケだっただろう。

2019年4月6日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛は自身の40歳の誕生日の4月10日にリリースするライブDVD/Blu-ray「堂本剛東大寺LIVE 2018」について、また、収録されている東大寺ライブに込めた想いについて語った。

剛は悲しい時、苦しい時にピアノを弾き、癒されるそうだ。

剛は自身の母がカラオケや歌うことが大好きで、母に歌のアドバイスを求められたりしていると明かした。剛が歌が上手なのは母親譲りのようだ。

剛は亡くなった2匹の愛犬について、「家族でさえ理解していないことを理解してくれているかも、と思うシーンが多かった」と振り返った。

40歳を迎えるに当たり、剛は「自分っていうものを持ってたい」と述べた。もう十分持っている。

かけた2曲は2012年発売のアルバム「shamanippon-ラカチノトヒ-」通常盤(ふつうよし)収録の「…ラカチノトヒ -moon arrange-」と2018年5月発売のアルバム「HYBRID FUNK」収録の「去な宇宙（いなスペース）」だった。剛のミュージシャンとしての豊かな創造力を感じさせる2曲だ。

40歳の誕生日の4月10日に「堂本剛東大寺LIVE 2018」をリリース

剛は冒頭トークから、2019年4月10日発売のライブDVD/Blu-ray「堂本剛東大寺LIVE 2018」について語った。

「4月の10日、誕生日なんですけど、その日にですね、東大寺さんでの奉納演奏ライブ、こちらが映像化しますということで、リリースされることに関しましていろいろお便り頂きまして」

「ご縁もありまして、いろいろな方々のお力添えもありまして、4月10日に東大寺さんの奉納演奏の模様をDVD化してリリースするという流れになったわけなんですけど」

「自分としては、40歳になるなっていうことを、すごく大きくも捉えてはいるんですが、捉えもしないといいますかね」

「先ほど取材なんかいろいろしてたんですけど、その時にも対談でいろいろお話してたんですけど。たとえば書道の授業とかね、いろいろやってても、書いてる時に『今は書いてないぞ』と言われたりするんですよ、書いてるのにね。書いているようで書いてない」

「不自然の中の自然とか、自然の中にある不自然とか、そういう哲学っていうんですかね、理論みたいなものを、奈良で生まれたこともあって、神道とか仏教からくる思想とか哲学っていうものを、先生とかも、自然とね、染み込ませちゃってるっていうか」

「たとえばそれが宗教であるということで終わらせてしまうと、自分にとって自然なものなのか、不自然なものなのかっていう話が始まって行くっていうか。イエスなのかノーなのかとかっていうほうが分かりやすいかもしれないけど。自分にとって『はい』なのか『いいえ』なのかっていうことになっていく、いわゆる言葉があると思うんですよね」

「これは宗教であるみたいな話じゃなくて、これは神道である、これは仏教であるという話にしてしまえば、別にセパレートも生まれないし、『はい』『いいえ』でもないっていうか」

「だから、僕が堂本剛であるというだけの話と一緒でね。彼はたとえばアイドルであるみたいな話になってくると、アイドルだからイエス、ノーみたいな話になって行く」

「堂本剛で終わる話が、違う話を始めるための言葉。もっと言えば、何か争いを起こそうとする言葉にもなって行くというか。そういう自然とか不自然というものが表裏一体である。もっと言えば、男でも女でもどっちでもいい話、人間って話やったりとか」

「ちょうど平成が終わるタイミングで、僕誕生日が4月10日だから」「自分の誕生日すらも新しい元号の間を行ってるようなイメージ。5月からってことなんで、自分の誕生日の期間も、独特な空気感だなと思って過ごしてますけど」

東大寺ライブに込めた想い

剛はライブDVD/Blu-rayに収録されている、2018年9月15日の東大寺ライブについて語った。

「奈良の東大寺さんで奉納演奏させて頂ける機会というのも、多いわけではないですから、歴史の中でも。そういうご縁頂いたことを感謝しながら立ったそのステージでしたけれども。そのステージがそういうタイミングで、誕生日にリリースさせて頂けるということも、とても嬉しく思っています」

「僕なりに、過去と現在と未来っていうものを体現したような、そういう奉納演奏にさせて頂いていますので」

「大仏さんに対してそうですし、奈良に住む知ってる人知らない人もすべてそうだし、その場にいてくれた人たち、いなかった人たち。そこにいるいないではなくて、それを超越したような感覚で演奏させて頂きました。歌も歌わさせて頂きました」

「いろいろな想いを込めて、新しい時代に向って行かなければいけないよねっていう想いも込めて、奉納演奏させて頂きましたので。皆さん是非、言葉では説明していないけれども、感じ取って頂けるものも沢山あるんじゃないかなと思うので。是非じっくり、その空間に佇んで頂けたらなと思っております」

ここで剛は、「奉納演奏でも演奏させて頂きました『…ラカチノトヒ』聴いてください」と言って、2012年発売のアルバム「shamanippon-ラカチノトヒ-」通常盤(ふつうよし)収録の「…ラカチノトヒ -moon arrange-」をかけた。

このバージョンは、ビートが利いていて、低音が重厚な感じのするアレンジになっている。同じタイトルのアルバムの初回盤A（どうもとくべつよしちゃん盤）に収録されている「…ラカチノトヒ -sun arrange-」は、これよりも軽いサウンドのアレンジになっている。

悲しい時、苦しい時にピアノを弾いて癒される

ピアノ専攻のリスナーのメールを受けて、剛は自身のピアノ経験について語った。剛は悲しい時、苦しい時にピアノを弾き、癒されるそうだ。筆者もかつてピアノ漬けだった時代があり、その後も悲しい時や気分が沈んだ時にピアノを弾きたくなった経験もあったので、剛の話したことに共感を覚えた。

「僕もピアノとか、ドラムとか、いろんなもの小っちゃい頃やっときゃよかったなとか、すごい思うけど。『いや、やっとかなくてよかったんだよ』と言う人もいるし、『やっといたほうが良かったね』と言う人もいるしっていうの、両方なんだね、意見は」

「僕もピアノは、何か悲しいなとか苦しいなの時に、よく弾いてますね。癒されるのよ、何か。トロントロンっと弾いてると。でも、そこで何も解決しないよ。悲しいのは変わらないけど。でも、何かこう、寄り添ってくれてるような感じとか。自分が言葉にならない声が音になるっていうところで、すごい救われるんですよね」

さらに剛は、苦しい時にピアノに向かうことで、曲作りにつながることもあると語った。

「何かこう苦しいな、こうこうこうやからと、不満がブワーって。あと、いじめられてるなとか、すげえ嫌味言われたな、とか羅列してる人生やから。そんな中で、アーッなった時、吐き出すわけにもいかないし。アーッてなった時に、『おいで』ってピアノに言われている感じで。今の自分の声にならない声を音にすればいいじゃないか、みたいな」

「それで弾いてると、癒されて行くっていうね。それがまた曲につながって行ったりもするし。だから僕は、ピアノだけじゃなくて、楽器に出会えたことが、すごく大きいなと思う人生ですが」

剛の母はカラオケ・歌うことが大好き

1人カラオケに行くというリスナーのメールを紹介し、剛は自身の母がカラオケや歌うことが大好きで、母に歌のアドバイスを求められたりしていると明かした。剛が歌が上手なのは母親譲りのようだ。

「カラオケはね、お母さんがすごい好きで。だから、また一緒に行ってあげようと思っているんですけど」

「お母さんもね、歌うことが好きなんですよ。『これ私歌ったんでちょっと聞いて』って。でも、お母さんパソコン使えませんからね、データでは来ないから。カセットテープに入ってるカセットデッキで来るみたいな」

「でも、これ音質のね、いいマイクと音質のいい何かで録ったらキレイに残るから、残してあげたいなとか思ったりするんですけれども」

剛には是非、お母様の歌唱をちゃんとした機材で録って、音源もしくは映像に残してあげてください、と言いたい。かけがえのない宝物になると思うので。

「で、ひばりさんを歌ってて。『川の流れのように』歌って。それで、『もうちょっと、剛みたいに、何か息のあれでこうしたいねんけど。あれどうしたらいいの？』みたいな」

「『あれは、細かくね、鼻のところでこうでああで』って、いろいろ説明するんですけど。『ああ、そうしてんのか。お母さんもちょっと今度やってみようかな』とか話したりするんですけど」

「カラオケの話をしている時とカラオケしてる時は、ほんと幸せそうなんで。お母さんもおそらく、花より団子よりカラオケじゃないかな、と」

親子でとてもいい時間を過ごしているようだ。

剛もドラマ「ウォーキング・デッド」を観ている

ドラマ「ウォーキング・デッド」にハマっているリスナーのメールを紹介し、剛は自分もそのドラマを観ていると明かした。

「僕でも遅めのスタートでしたけど。僕シーズン9まで取りあえず観てるところですから」「独特な英語だと思うんですけど」

「ダリル好きな人多いね、女の人。あんな感じに男は生きてみたいものなのよ、リックよりも。リックはリーダーって感じあるけど。ダリルがあることでリックが成り立っている存在でもあるじゃないですか。そこがカッコいい」

亡くなった愛犬の思い出

愛犬についてのリスナーのメールを紹介し、剛は亡くなった2匹の愛犬・ケンシローとタイソンの思い出を語った。

「家族でさえ理解していないことを理解してくれているかも、と思うシーンがやっぱ多かったもんな、ケンシローもタイソンも。言葉が通じなくても、パッて顔を見られた時に、水飲みたいのとか、分かる。ああいうのって不思議やなと」

「僕もいろんな想いしながら、若い頃から仕事してきてますから。家族でさえも理解できない、理解したくてもできない環境に僕がいたから、余計そうなんですけど」

「そんな時、帰って来て、僕を見て、全部聞いてくれてる感じがしたし。動物って不思議やなとも思うんですけど。動物は裏切らない、ほんとそうだなと思いますね。動物はやっぱこう、嘘が下手なんでね」

「帰ったら、ゴミ箱散らかってて。でも、それはやっぱストレスとか寂しいからってことで。良くない行動だなっていうところで、飼い主はちゃんと受け止めないといけないけど。怒るんじゃなくてね」

「『あれ？』って言うと、完全に目を合わせないですよね。『誰がやったん？』って言うと、やってないほうはシッポ振ってこっち見てるから。やってるほうは完全に、聞こえてないみたいな。『あ、帰ってたん？』ぐらいな感じにしてきやがって。シッポも何か下のほうにペロンみたいな」

「『お前やん』、みたいな。『どしたん？』って言って。『ダメでしょ、これやったら』って言うんやけど、『俺やない』って感じみたいにやるけど。『完全にお前やんか』って抱っこして、『ごめんな、寂しかったな』って。それやったらシッポ振って。かわいいよね、そういうところは」

「ケンシローが11日、自分の誕生日（4月10日）の次の日に、亡くなったんでね。誕生日を迎える幸せも喜びもありますけど、彼と別れてもうこんなに経つのか、と思い出すことにもなってしまったな。でも、それでよかったなと思いますね」

「自分にとって、4月9日はケンちゃんを病院に1回連れて行った日で、『大丈夫ですよ』と言われて戻って来て、10日過ごして、11日に亡くなったから。9･10・11日っていうのが、自分の中で深い日になったなという感じですね」

「ケンシローが好きだったご飯をお供えしたりしながら、僕もそれ食べたりしながら過ごそうかな、と思っております」

「元号が変わって、気持ちも変わったりして、新しい自分の気持ちで、さらなるチャレンジをしたり。そういうエピソードも頂けたらいいかなと思います。新たな時代の中で、こういうことやってみたいとか、こういうことを目指していますとか」

剛は4月10日発売のライブDVD/Blu-rayに関して、「『堂本剛東大寺LIVE 2018』初回プレスのみ、期間限定の映像が観られます。IDが入っています」と紹介した。「ライブも始まりまして、5月の8日が初日ですけど」

40歳になっても自分らしく

剛は、40歳を迎えるに当たっての心境を語った。

「やっぱり自分っていうものを持ってたいですし。僕にとって正解じゃないと思えば、逆らうというよりかは、何かこうかわしたり、いなしたりしながら、自分はここに立ってたい、自分はこっちに歩いて行きたいっていう、そういう信念は変わらずに過ごせたらいいかなというふうに思っています」

「平和が一番好きだし、穏やかな自分でいたいなというふうに思うから。40歳にはなるけれども、40歳であるかのごとくとかいうような気持で、自分として、たった一日にしかすぎないなという感覚で40歳になっても生きて行こうかなというふうに思っています」

最後に剛は、そういう想いも込めてということで、2018年5月発売のアルバム「HYBRID FUNK」収録の「去な宇宙（いなスペース）」をかけた。

イベント・カレンダー（特番・公演等　2019年4月6日時点）

堂本剛（ENDRECHERI）

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*堂本剛が3枚目のソロアルバムとしてENDLICHERI☆ENDLICHERI名義で2006年3月1日に発売した「Coward」はライブでその後よく歌われることになった「これだけの日を跨いで来たのだから」や「ソメイヨシノ（ライブバージョン）」などを収録。

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